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第十一話

「なあ、これどうする?」

「きまってんでしょうが。あいつ(クイーン)連れてカチコミに行くに決まってんでしょ!」

「だな。」

「待て待て待てえい!いくらアンタらでも流石に神霊二人を相手にできるほど強くはないでしょうが!」

そう言ってヴィヴィアンが、ティアマトたちに攻め入ろうとするはんにばるたちをなんとか抑え込む。

「むう、確かにそうだけど冥府に落としちまえば大体の輩ぐらいチョチョイでしょうが!」

「そうだそうだ!地割れの中に叩き落としちまえばいいだろうが!」

「アンタら、マジで頭ぶっ飛んでんじゃないの!?相手はティアマトとマルスよ!そもそもの話が、なんでエレシュキガルアンタは、同じ出身で一応原典においては血縁関係だったのになんでティアマトのこと理解していないのよ!?」

「べ、別にティアマトとか我知らないし。我地中海出身だし〜」

「そうだそうだ!いくら私だって知らないことぐらいあるわよ!それに会ったこともないのに血縁関係だなんて言われても困るのはこっちよ!」

「アンタら、マジでティアマト達のこと理解していないのね。いい?よく聞いておきなさい。ティアマトというのは、原初の海の女神。すなわち、人が生きていく上で必要不可欠な塩の女神でもあるわけ。だからこそ、彼女と言う存在は生命そのものなの。確かに冥界に落とせば大体の敵には勝てるけどティアマトは多分無理よ。」

「なんで?」

「あ〜なるほどなるほど。察しがついたわ。ティアマトとは、この海そのもの。嫌、この(世界)そのものというわけか。確かにそりゃあ倒せんわけだ。」

「はあ!?何それ無茶苦茶じゃない!?」

「一応言っておくけど、そんなやつをワンチャン倒せる可能性持ってる貴方も大概無茶苦茶だと思うけどね。あとマルスも無理よ。あれはそもそもが話、槍と盾と剣の攻撃が通じないもの。それに幻想生物例えるならゴブリンとか神霊には機械や核兵器などは通用しないからマルスを殺すのも多分無理よ諦めなさいハンニバル。」

その言葉を聞いたハンニバルたちは少々不服な顔をしながらも頷いた。

「しかしのお、ヴィヴィアンいかに主人様といえど我らと巡り会う前となるとそれこそ1、2歳の頃であろう?そんな年齢の子が一体何をすればマルスなどと関わりを持てるんじゃ?」

「確かに!それは気になるよね。ねえあなたは何か知っているの?知っているのならば教えてちょうだい。正直に言って、貴方だけ知っていると言うのは不公平だと思うから。」

それを聞いたヴィヴィアンはため息をつきながら、呆れた表情で言った。

「はあ、残念だけど主人様がなぜマルス達に契約を結ばれた理由は私の目を持ってしても理解することはできないわ。なぜだか知らないけどね。」

「そっかあ、アンタって性格は悪いけど能力だけは確かだからね。信じるしかないかあ」

「うむそうだな。性格は悪いが。」

「アンタらもおんなじようなもんでしょうが!」

そう言って、喋り合いながら夜は過ぎていった。


今日はここまでとさせていただきます。次回からは鋭の視点に戻りますよ。正直言って、契約した理由はまあ物語の核心を突くことになるんで言えないんですよね〜

さて、よろしければこの作品が面白いと思ったのならば、感想と評価などもよろしくお願いします。

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