第十話
別視点です。
鋭が地獄のような、食べ物を食べて寝込んだ後密かにハンニバルとヴィヴィアンたちの話し合いが始まっていた。
「さて、何から話すか。」
「ちょっとちょっと、いくらなんでも私たちはまだ私たちの料理を食べさせて寝込んだ鋭に内緒で話し合うとかいうこの作戦にはまだ、納得してないからね!」
「このチビ女に同意するのは正直に言うと癪だけど、何が悲しくて私たちの料理が遠回しに寝込むほどまずいって言われなくちゃいけないのか理解できないわ!」
正確に言うと、ヴィヴィアンたちの抗議といったほうが正しいだろうか・・・だがその言葉をハンニバルは一蹴する。
「好きにほざくがいいわ。現在主人が寝込んでしまっていると言うことが、貴様らの料理が死ぬほど不味いという事を証明しているであろうが。正直にいうと、プルシアス2世にローマに引き渡された時と同じくらい死を覚悟するほどの不味さだったぞ。」
自分たちが作った料理で、鋭が実際寝込んでいるのだから文句は言えなかった。
「それで、どんな感じなのよ?」
「うん?何がだ?」
「きまってんでしょうが!主人様の才能についてよ!」
そういうと、ハンニバルは高笑いした。
「クハハハハ!」
「ちょっと何笑ってんのよ!」
「鋭がおきちゃうじゃない!」
「ああ、いやすまんすまん。主人の才能についてだが、世界一だぞ。端的にいうとするのならば、知能や軍略などにおいてはスキピオやアレクサンドロス大王に並び武勇においては中華にあったとされる呂布という男や鬼島津というものたちと並ぶであろう。」
それを聞いた二人は、納得の表情を出した。
「まあ、でしょうね。じゃなければ私が選ぶはずもないもの。まあ、鋭に才能がなかったとしても確実に私の主人になっていたでしょうけどね。」
「まあ当然と言えば当然でしょうね〜主人様、眼でみたところどうやら無意識のうちに、二人以外の神霊とも契約してるっぽいわよ。それも、複数人も。」
そのヴィヴィアンが言った何気ない一言に、エレシュキガルの周囲の空気が凍りつく。
「は?」
「ハ?」
「HA!?」
「ねえ、ヴィヴィアンそれって私の契約者を横取りしたってこと?だとしたら許せないんだけど。そいつ絶対ブチ殺すから名前教えてもらってもいい?」
「残念だけど、契約した速さで言ったら彼女の方が先よ。それにやめといたほうがいいわ。貴方じゃ正直言って勝てないだろうし。」
「やってみないとわかんないじゃない!早く名前言ってよ!」
その大きな声で叫ぶエレシュキガルに対して、ハンニバルは諭すかのような口調で言う。
「少しは落ち着け。ヴィヴィアン早く言ってやれ。正直言ってこいつがうるさくて敵わん。」
「本当にいいの?ハンニバル貴方に少しだけかかわりのある名前も含まれているけど・・・」
「構わん。早く言ってくれ。」
「そうだよ!早く言ってちょうだい!」
その二人の様子に、ヴィヴィアンはため息をつきながら答える。
「いいわ、覚悟して聞きなさい。主人と契約しているのはティアマトとマルスよ。」
「「ふざけんな!クソッタレがぁ!」」
その瞬間、エレシュキガルとハンニバルの意見が長いときの間で初めて一致した瞬間であった。
ちょっと補足的なものを。
ハンニバルとマルスの関係!
ハンニバル ローマを終生の敵とする誓いを立てた。ちなみに死んだ理由がローマの元老院が引き渡すよう命令したから。
マルス ローマ民族の祖でありローマ帝国の神祖ロムルス・クイリヌスの父親
※このハンニバルがマルスを嫌っていると言う設定は、フィクションであって本当かわかりません。
ちなみにティアマトは、エレシュキガルのひいおばあちゃんみたいなもんです(適当。つうか神に血縁関係とかそう言った概念あんのかわかんない!だってあいつら親殺しとか余裕でやるし!)
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