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第九話

死ぬかも知れない。何度そんな考えが頭をよぎったことだろうか。

今ぼくはハンニバルに連れられて、ダンジョンを降りたところで先頭の練習をさせられている。

『ゲギャギャギャ!』

そう叫びながら襲ってくるゴブリンを紙一重で避ける。そして、反撃を試みる。

だが、「フェイントです!」そう言ってハンニバルが作り出した岩の壁が止めてくる。

ハンニバルが言うには、

(戦闘において、チャンスを見誤ると言うことは大きな問題を出します。そしてこのダンジョンは、流石に最大のものと言っておきましょう。こいつらは、自ら隙を作り出しそこを狙ってきたところを反撃すると言った知恵を身につけています。今は、そのフェイントや嘘を見抜けるようになってください。)らしいけど、こっちは普通の一般人なんだよ!しかも剣を持ったことなんて今日が初めてだし!

そう思いながら、ゴブリンと向き合っているとはんにゃバルが作り出した岩の槍が、ゴブリンを貫通した。

「今日はここまでにしておきましょう。料理を作らねばなりませんから。」

「え、ハンニバルって料理作れるの?」

「正確に言うと、あの二人よりかはマシなぐらいですがね。あいつらの料理はまさに兵器と言っても差し支えないような代物ですから。」

そういって、ハンニバルはゲートまで護衛してくれた。

(ちなみに、ハンニバルのさん付けをやめたのは『配下にさんをつけるのはおかしいぞ』と本人たっての希望だからだ。)

そうして帰った僕たちを待っていたのは、まさに神すらも恐れ慄くような惨劇だった。

「な、なんじゃこりゃー!」

ぼくの目に入ったのは、紫色の毒々しい、いやこれ明らかに毒と言ってもいいよね!?そう言うことか・・・

「鋭、かえったのか。」そう言って、エレシュキガルが駆け寄ってくる。

「ねえエレシュキガル、これはなんなんだい?」

「ああこれね、ヴィヴィアンと一緒に作ったの。珍しくあいつと息があったのでとっても上手く作れたのよ!」

(ね、ねえハンニバルこれってどうすればいいか教えてもらってもいい?)

(すみませんが、いくら我でもこんな物を食べて無事でいられる保証は存在していませんね・・・)

(死ぬほどまずいじゃん!てか死ぬかも!)

(諦めましょう我も一緒に食べますんで。)

そうして、なんとかハンニバルと料理を食べ終えたとここに記録しておこう・・・(二日間ほど寝込んでしまったことは、秘密だ。)


すみませんがここいらでくぎらせていただきます。ちなみに鋭は才能で言ったら、最高クラスです。


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