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悩みと救いは狂気の果てに  作者: 三島三城
その②日常編
13/28

番外編:Someday in the birthday

注・サブタイは…パロです。文法がおかしいとかいうツッコみはご遠慮ください。


 今日は7月の4日…テスト二日目にしてボクと薊の誕生日でもある。

テスト二日目に誕生日とか…ひどいもんですよ。そうはいってもこの年になって誕生日はそこまで大きなものでもなくなってくる。まあ、薊は中学2年だから誕生日がまだ特別な時期だろう。

 正直、ボクにとっては誕生日はテスト明けに何か貰える日ぐらいの認識はない。しかし、薊の場合はどうであろう。そこまでせっつくタイプでもないけどもされると嬉しいだろうと思う。


 去年はまだ、ボクが薊に対して上っ面な対応をしていた時期だ。という訳で、誕生日をしっかり祝えていない…。今年こそは何かしなければならない。ちょっとした焦りが見え始めている前日であったために完璧といえるものは用意できなかった。

…本当にテスト勉強が間に合いそうになかった。まさか帰してくれないとは思わなかった。という訳で、希and委員会のダブル講師のおかげでようやくであった。


 薊はいわゆる高2まで予習するタイプなので実質勉強する必要もなかった。綾ちゃんは普通に頭がよかった。というか…高2と中3のテストの難易度とか比べるまでもない。あの頃は勉強しなくても半分は行けたのに。そういえば、綾ちゃんはもう高1の範囲に入ったのかな?一応うちは進学校だから中3で高1の範囲には入る。少し懐かしい。




 薊へのプレゼントを買うには少し特殊な手段を使わなくてはならなかった。なぜなら、ボクの貯金は薊に全て管理されているからである。…全てはボクの至らなさが原因です。

 

 ラノベ買い込んで何が悪い!


 反省はしていない…。後悔はしている。同じミスは侵さない。これでいいはず!

しかしマイマザーは…『薊ちゃん…晃司の貯金も薊ちゃんのと一緒に管理してもらえない?』と…。このクソアマァ!

こうしてボクの貯金は柊家の財産と統合された。


 どうしてこうなった…まあ、言うまでもなくあの時のボクが悪かったけど…。しかし、薊が若干乗り気だったのが少し怖かった…。




 そういう理由で外部から金を手に入れなければならない。たかしに借りる…論外。親にねだる…いい線。恐喝…ニアリーイコール。

 まあ、深くは考えないのが生きるコツだよ。という訳で外部からの徴収が完了して買いに行けるがやはり突き刺さる壁……センス。


 どないしよか…ボクは“プレゼントを考えすぎて逆に渡せないタイプ”である。センスもない。今回はさらに金欠…ろくな金を持ってない。(・д・)チッ、まともな金も持ってねえのかよあいつらは。


 という訳で、今回はボクの趣味というかなんというかを炸裂させてヘアピンを買いました…。

説明させていただきますと、薊の前髪がとてつもなくヘアピンのつけがいがあるのです。あれの表現方法が分からない。どこかいい例がないかな(スマホでラノベのキャラを検索中…)。いい感じなのを発見…

無際限で、ファントムな世界の貧乳な方の子とかが一番近いかな…。ちなみに凛久のお気に入りの作品だった。


 というか、あいつらがいなければラノベなんて読んでなかっただろうな。【あの事件】のせいでボク達は【縁】が切れてしまったのか、解決後に連絡を取ろうとしても取れなかった。


 今は思い出している時ではないな。よし、渡しに行こうか。




 そうして現在に至る。ほとんどプレゼントが自分のために近いという話はこの際は置いておいて話しかける。

「薊…少しいいかい?」

「何でしょうか?兄さん。」

ボクはひと呼吸おいて、あの言葉を贈る。


「お誕生日おめでとう。これはボクから。」

そういって、ボクは取り敢えずな箱に入ったヘアピンを渡した。

「ありがとうございます。…でも、私は何も用意できてないのですが…確か兄さんも同じでしたよね。」

目をキラキラと輝かせ、とてもうれしいのが手に取るようにわかる。その直後に、思い出して落ち込んだ姿もまた良いものだ。

「いいよ、これはボクからのお礼でもあるんだ。ボクをここまで立ち直らせてくれたこともそうだけど、いてくれること自体うれしかった。だから、気にしなくていいよ。」

「そうですか。でも、テスト明けには何かします。でも、一つ……」

あ、気付かれたか…

「なんだい?どうしたんだい?」

「兄さん、これはどうやって手に入れたんですか…」

…あ、ダメだ。

「ええっと、それはねぇ…」

「兄さんの貯金は私が管理するように言われたのです。外部資金についても調べなくてはいけません!」

ひぃい!もうおしまいだあ!こうやって、少しずつ絞られていくのであった。



 一方、そんなに離れてない距離の綾ちゃん…

「何ですか。見せつけですか。そうですか。私はちゃんと晃司さんのプレゼント用意できましたからね!」

それもそのはず、彼女はぎりぎりまで入院していたりなんてしていなかったのです。若干拗ねちゃってます…さすが美少女です。拗ねた顔でも絵になります。彼女の恋が成就することはあるのでしょうか……


作者的には終わった後にひとルートできたらね…。善処します。ぐらいだとの確立でしょうか…不遇キャラのオーラをはねのけてこれからも頑張ってね。

「うう、うわぁああん。」

大泣きしてしまいました。






こういうなんでもない話もいいものですね。

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