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第4話 地底迷宮からの脱出2

<前回のあらすじ>

謎の地底迷宮デス・アーズで本物の小人を見分けるために図書館で‘‘人体解剖学‘‘の本を探さなければならなかった。なんとかそれを見つけて本物の小人からデス・アースの地図をもらった。そして脱出を試みようとしたが、突然警報が鳴り出し2人は何者かの標的になってしまった。

突然の警報にあっけにとられていると、奥の方から誰かが歩いてきた。

奴にはただ者ではないオーラが漂っていた。

「フフフ、異分子ども。よくぞここに来ましたね。」

「お前は何者だ!」

レフィアがそう叫んだ。

「私はデス・アースの主、サレンです。小人に地図をもらわなきゃ出られないってよく気づきましたね。でも残念、私に見つかったということは私に殺される運命なんですよ。さあ、小人ども異分子を捕まえなさい!!」

すると、小人らが突然変化した。

目が充血し、犬歯が剥き出た。

唾液を垂らしながらこちらを睨んでくる。

「まずいわ。」

2人は思わず後ずさりをした。

しかし、周りは奴らに囲まれていた。

「しまった」

「フフフ。もう逃げられませんよ。さあ突撃!」

小人たちが一斉に突進してきた。

レフィアは咄嗟に魔法を使った。

「ウェンティー、ペリッテ、エオース!」

その瞬間、周りの小人が壁に向かって突き飛ばされた。

突然の出来事にミラは啞然とした。

「ミラ、逃げるよ!」

レフィアはミラの手を引き、走った。

小人からもらった地図を頼りに出口に向かった。

「レフィア、前から小人が、、、。」

「ウェンティー、ペリッテ、エオース!」

レフィアは小人が迫ってくる度に魔法をかけて距離をとった。

幸い、小人は遠距離攻撃ができない。

でも足が速く、ずっと走っていると追いつかれてしまう。

「しつこい奴め。このペースで魔法を使っていると体力が、、、」

進むにつれて小人の数が増えてきた。

魔法を使うペースも速くなっている。

ミラがふと、この迷宮の地図を見た。

「まだ半分もきてないよ!レフィア、体力は?」

「うう。そろそろ休まないと厳しいわ。」

2人はかなり追い詰められている。

捕まって強制帰還させられるのも時間の問題だ。

「フフフ。まーだ逃げてる。逃げたって無駄ですよ。」

サレンは不敵な笑みを浮かべながらこちらへ歩いてきた。

「しまったわ。角に追い込まれたわ。」

「ど、ど、どうしよう。レフィア。」

小人たちがじわじわと迫ってくる。

レフィアは魔法を使う決心をした。

そっと息を吸い

「クンクティス、キルクム、フルグラーテ!」

その瞬間、周囲の小人たちが次々に倒れた。

「何とか助かったわ。急いでここを出ないと!」

ミラの手を引っ張り、出口に急いだ。

「っあ。小人がやられてしまいましたね。仕方ありません。私の出番ですね。

異界を操る者、我に強力な呪術を!小人に地図をもらわなきゃ出られないってよく気づきましたね。」

すると、レフィアに向かって光線が放たれた。

「うう。」

「レフィア!!」

光線はレフィアに直撃した。

ミラは倒れ込んだレフィアに駆け寄った。

「うう。ミラ、、、ミラだけでも逃げて。」

「できないよ!レフィアがいないと私、、、」

「お願い。ミラまでやられたら、ハーヴェストの命が助からなくなっちゃう。私はいいからにげ、、て」

レフィアの意識が完全になくなった。

「レフィア!しっかりして!!レフィア!!!」

しかし、ミラに泣き叫ぶ猶予は与えられなかった。。

「フフフ。1人確保。さあ、私に殺される覚悟はできましたか。」

ミラはとにかく走った。

生きるためだけに走った。

ーごめん。レフィア。レフィアに頼ってばかりいたせいでこんなことに、、、。ー

心の中でひたすら謝った。

ひたすら謝り続けた。

ー絶対に助けるから。今度は私がレフィアを助けるから。待っててね。ー

すると、

「マジックショック!」

ミラに向かって光線が放たれた。

「まずい!!」

咄嗟に避けたおかげで当たらずに済んだ。

「フフフ。やりますね。これならどうでしょう。クラックストーン!」

その瞬間、目の前の床が崩れた。

「これじゃ進めない。」

残された選択肢は飛び越えるか、戻って奴に捕まるかの二択だ。

「飛び越えるしかない!」

ミラは力任せに穴を飛び越えた。

「行けた。」

「フフフ。これもダメでしたか。でもいいでしょう。この先は行き止まりですから。」

ミラは、逃げることに集中していて地図を見ていなかった。

奥には壁が見える。

分かれ道はない。

ーどうすればいいんだ。、、、あの部屋に入るしかない!ー

ミラは近くにある部屋に駆け込んだ。

「ここは、、、寝室?ベッドの下に身を潜めよう!」

ミラはベッドの下に身を潜めた。

「フフフ。おにごっこの次はかくれんぼですか。すぐに見つけ出しますからね。」

奴は部屋の中を探し始めた。

「どうしよう。見つかっちゃう。」

奴の足音がゆっくりとベッドに近づいてくる。

ミラは恐怖で息を止め、必死に床にへばりついた。

すると、手のひらに妙な違和感を覚えた。

ーん?ここだけ床板が浮いてる?ー

藁にも縋る思いで床板を引っ張った。

そこには、謎の深い穴があった。

「見つけましたよ。」

奴に見つかってしまった。

奴の手がこっちへ伸びている。

ミラは迷わずその穴に飛び込んだ。

「ッチ」

と言う声が聞こえたように感じた。


ドサッ、と土の上に落ちた。

奴の声はもうしない。

恐る恐る周りを見渡すと、青色の岩がそこら中にあった。

どうやら、洞窟に迷い込んだようだ。

「な、何ここ?」

一歩前に進むと、背後で

ゴゴゴゴゴゴゴと言う爆音が鳴った。

驚いて振り返ると、さっきまでいた場所に青い岩が崩落していたのだ。

恐怖のあまり、後ずさりすると

ゴゴゴゴゴゴゴとまた青い岩が崩落したのだ。

いつ岩が崩落するのかわからない。

そんな恐怖に怯えていた。

もう一歩後ずさりすると

ゴゴゴゴゴゴゴとまた青い岩が崩落したのだ。

「ヒエッ!怖いよ。助けてレフィア。」

恐怖のあまり、金縛りにあったように体が動かなくなった。

「まずい!早く動かないと、ここも崩落するかもしれないのに、、」

動きたくても体が言うことを聞かない。

「一体、どうすればいいの?」

頼れる者は誰もいない。

自分で行動しなければならない。

すると、ミラはあることに気が付いた。

「もしかして、一歩進むと崩れるのかな?」

ミラは心の落ち着きを取り戻した。

ようやく体が動くようになり、試しに一歩進んでみた。

ゴゴゴゴゴゴゴ

「やっぱり。一歩動くたびに崩れるんだ!」

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