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転生したら虫ですか!? Evolution&Degeneration  作者: 桃犬猿雉
第一章 転生したら虫ですか!?
15/52

第十二話 転生したら研究ですか!?

ども、桃犬猿雉です。

ユニーク数2000ありがとうございます( ;∀;)

今後も引き続き頑張ります。

今回も引き続き他の登場人物目線でも話です。

私は王都プトレリアでモンスターの研究をしている研究者でカミール・フォン・アンリスというものだ。


白衣はよれよれでその下にきちんと貴族の様に服を着ているわけでもないが名前からわかるように一応こんななりでもこれでも貴族をしている。


最近は研究のことよりも結婚したばかりで妻の様子の方が気にかかっている不真面目な研究者だ。


妻はまだ若く12歳という若さで私に嫁いできた。


私が17歳でこの業界に足を踏み入れて二年がたった時の話だ。


当時は世間で天才だのちやほやされたが、幼いころから両親から知識を叩き込まれてきたので、当たり前のことであるのでおごることはなかった。


その私が妻一人に振り回されることになろうとは思いもしなかった。


今頃は義父に剣術をお教えこまれている頃だろうか?


怪我をしないか心配だ。


義父は何かと娘である妻に対して甘いのでその心配はないと思うがどうも気になる。


最初の頃は特に興味を持っていたわけでもなかったが、一年後には彼女は私の中でなくてはならない存在になっていた。


そんな私だが、別に研究が嫌いというわけではない。


むしろ好きなほうだ。


両親に知識を叩き込まれる前から興味を持った本は片っ端から読みふけったものだ。


特にモンスター図鑑には実際に自分の目で見てみたいと思い、屋敷を抜け出しては叱られ手を繰り返していた。


研究者になってからもやはりモンスターへの興味は尽きない。


最近はモンスターの発生の起源や新種について研究していたが、最近は新種の発見もなく暇をしていた。


暇をしているといっても、何もしていないわけじゃない。


父と母との共同で研究開発を行っている。


内包する魔力の値を測る機器の開発だ。


ほとんどは魔道具の研究家である父が行っているが、モンスターや人体の魔力については自分や母がデータをまとめて父に送っている。


今はそのデータをまとめている作業の最中だ。


研究とはいえ、ずっと実験を行っているだけではない。


書類仕事もきちんと行う。


まぁ実験をしている最中はみな俺のことをマッドとかなんとかあだ名をつけるが、実際はきちんと理論に基づけて実験を行っている。


突拍子もないことをやったりはしない。


ただ、研究に熱中しすぎてテンションが高くなってしまう癖があるだけだ。


皆も決して本気でマッドなんてあだ名をつけたわけじゃない、それにほとんどが魔術学校の同級生や先輩後輩がほとんどで気が知れている仲だ。


その退屈な書類作業を連日行っている最中だった。


新しい新種のモンスターが発見報告されたという知らせは。


私はその報告書を使用人から奪い取るように受け取り、食い入るように報告書に目を通した。


報告書によるとそれは黒騎虫の亜種のようで、色は黒紫で、物理特化型の黒騎虫とは異なりかなりの魔力量を保有していたというものだ。


攻撃性は黒騎虫と違い、攻撃的な気性とは確認されていないとあるが、別の個体で確定か?


これは気になる、新たな進化形態の発見か?


それとも、突然変異で生まれた特異個体なのか?


環境による変化なのか?


こうしてはいられない、すぐにでも調査隊の準備をしなければ、一刻も早く調べたい。


義父のところに調査隊の護衛を頼もうか。


いや、今の義父に調査隊の護衛の派遣なんて頼んだら機嫌が悪くなる。


別に自分と仲が悪いというわけではない。


むしろ色々とよくしてくれる方だ。


その理由としてこのプトレリアの研究所区画の総責任者は私の父ガレリアであり、派遣隊の護衛の依頼は父の名前で出される。


なぜか義父と父は仲がかなり悪く、顔を合わせるたびに大喧嘩をしては大騒ぎをする。


そのたびに義母のカメリア様が義父ジョージア様の耳を千切れるのではないかと思うほど引っ張っておさめてくれるが、喧嘩するくらいなら家に遊びに来なければいいことだが、ことあるごとに俺に土産だといってどこかの地方の土産を持ってきては、すぐさに妻のもとに行き、山のような土産物をどさりとおいて父と顔を合わせてはという感じだ。


根っからは仲が悪くはないのだろうが義父と父の関係は張り合う兄弟のようだ。


もちろん父が兄のほうでジョージア様が弟である。


聞いたところによると生まれた頃からの幼馴染の関係だそうだ。


今回は仕方がない、自分の名目で個人依頼が出せるほどの立場にいないのが悔やまれる。


こんなことならモンスター研究ブロックの責任者に名乗り上げればよかったか。


そこまでの役職になれば派遣の護衛依頼が研究と言う面目のもとに出せたのに。


魔術学校時代からの先輩に代わらないかと誘われたのを研究に集中したいからと断らなければよかった。


まぁ、過ぎていることをぐちぐちと言っていてもきりがない。


今回は冒険者組合に依頼することにしよう。


報告書によると発見したのはくろがねの絆という冒険者パーティーか。


ランクはブルーから上がりたてのイエローか、結成日数から言えばランクが上がるのが早く将来有望のようだな。


よし、護衛はこのパーティーを指名しよう、実際に見たパーティーを雇った方がよさそうだしな。


指名の依頼を冒険者組合に出しておくか。


派遣隊の構成だが、まずは私が入っているのは絶対だ。


こればかりは自分の目で調査したい。


私は、その日の研究を切り上げて、白衣を脱ぎ去り、指名依頼の手紙を書き始めた。


[以下視点が変わります]


なんてこった。


まさか、そんなに期間を置かずにまた指名依頼を受けることになるとはな。


そう愚痴る理由の指名依頼を受けたのは今よりも少しさかのぼる。


俺はいつものメンバーと冒険者組合に併設されてある酒場に来ていた。


この酒場はデカいボードに依頼が張り付けられていて、ランクごとに分けられて。


下から白級ホワイト青級ブルー黄級イエロー鉄級アイアン銅級ブロンズ銀級シルバー金級ゴールド白金級プラチナ魔銀級ミスリル魔金級オリハルコンと冒険者のランクに合わせて分けられている。


この冒険者ランクはピラミッド状になり、上に行くにつれて総人数が少なくなっていく。


中には英雄や勇者、魔王と呼ばれるほどの冒険者が歴史上には存在するそうだが定かではない。


冒険者の中での夢物語にすぎないが、少なくともこの国に魔金級オリハルコン以上の冒険者がいるなんて聞いたことがないので、やはり眉唾物だろうな。


今回の依頼は俺らが新たな依頼を選びにボードの前に来た時のことだった。


冒険者組合の受付嬢のリナさんがこちらに近寄って来たのに気が付きあいさつしたのが始まりだった。


「どうしたんですかリナさん?」


「やっと来たわねカリファ君 来るのを待っていたわ」


リナは冒険者組合の人気受付嬢として容姿端麗でかなりの美女だ。


組合の受付嬢になるには容姿が優れていることも条件の一つであると、意図的に面接での採用試験が存在する。


リナさんもその例にもれず美女であるだけでなく仕事もきちんとできる。


最初はそのリナさんからもらったその台詞に少しドキリとしたが次の時にはその高鳴りも収まっていた。


「実はあなた達に指名の依頼が来ているのよ」


「指名依頼!?、、、、ですか?」


驚いたせいで声を上げてしまい、慌てて声を抑える。


周りの冒険者たちの視線が痛い。


その中には嫉妬の含まれた視線もある。


メンバーも心配そうな視線をこっちに向けている。


ゲンマは相変わらず酒に夢中で、ドルクはリナさんの豊満な胸にくぎ付けだけどな。


やめてくれよ、そんな余裕は俺にはないぞ。


「ここではなんだから部屋に通すわ」


そんな俺に気が付いたのかリナさんが歩き始めた。



「わかりました」


俺はメンバーにアイコンタクトをして、リナさんについていくがまま小部屋に入った。


組合には指名依頼の話が他にもれずにできるよう小部屋が作られている。


そこで今回の依頼についての説明を聞いた。


「まず、今回の依頼の内容は研究者からで、前にあなたたちが報告した新種のモンスターの調査の護衛よ」


やはりそうか、指名依頼と聞いて嫌な予感がしていたが的中してしまった。


「ちなみに、断ることってできますか?」


「正式な国の研究区画からの依頼でもないし、依頼主も個人依頼だからって無理にとは言っていないわ でも、組合では依頼主の身元が問題なのよ 依頼主の研究者は侯爵家の次期当主でね 断るのも組合の体裁が悪くなるって上の人たちの意向なのよ」


「やるしかないようですね」


「本当なら黒騎虫の危険度は黄級イエローでその新種だから個人では鉄級アイアン以上の依頼となっているんだけど報告にあった、メガリスメガロスも一緒にいることを考えて、今回はあなた方に加えて砕く牙という銅級ブロンズ冒険者パーティにも加勢してもらう予定だし、上のお偉方は完遂したならばあなたたちのランクの昇格も考えてくれるそうよ」


砕く牙、力自慢の双子がリーダーをしている冒険者パーティーか、見た目は荒くれ物で中身も気性は荒いが別に犯罪行為は行っていない。


たぶんだが。


だが、実力は確かなはずだ。


前衛を双子が行いメンバーが支援をするタイプの陣形を取るパーティーだ。


双子が持っている武器は魔力のこもった武器で強力なんだとか。


「それは心強いですね、ですが今回の依頼は討伐ではなく調査の護衛だけですよね?」


「その通りです交戦する必要はないですが、攻撃してきたら交戦しつつ依頼主を護衛しつつ撤退してください そのための砕く牙との合同での依頼ですので」


引くことはできない、不甲斐ない俺を恨んでくれてかまわない。


だが今回は慢心はしていないし、銅級ブロンズの冒険者に戦闘は任せていい。


それでランクも上がる手助けとなる。


たしかに見た目はおいしいように見えるが、依頼は途中で何が起こるかわからない。


あの時の様に油断せず、自分たちに与えられた仕事をきちんとこなす。


俺は依頼内容を聞き逃さずにすべて把握し、メンバーの待つ酒場へと戻っていった。


お読みいただきありがとうございました。

次回は主人公視点へと戻ります。

今後ともコツコツと頑張っていきますので温かく見守っていただけると幸いです。

関係ない話ですけどBF1にはまっています( *・ω・)ノ

まぁ、援護兵でパック配りまくるお仕事ですが( ・∇・)

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