登場人物紹介[3] 同じ世界の違う土地で暮らすものたち
加筆方式のため、100話付近と重複している内容が多くなります。
<パンデフラデという地域>
(教会側)
■ミト
町にある教会の司祭。皆にはミト様と呼ばれる。60を超えている。男性。
■アルパッサ
ミトの弟子、司祭見習い。ミトに対して孫のような年齢。
■コテッツァ
教会の世話人の一人。30代の女性。おっとりだが、苛立つこともしばしば。
■リックデン
教会の世話人の一人。30代の男性。煩さいところがあるが頼りにもなる。
■マーゼ
教会にある図書室の司書。ミトよりも上の世代だが元気な老婦人。コテッツアの祖母。
(領主側)
■ソラ
パンデフラデ領主。黒髪黒ひげ、強面だがチャーミングな一面も。
三人の妻に三人の子どもがいる。兄も一人いる。
■イズマ
領主ソラの第一子。息子。第二夫人の子ども。木工職人になりたいという。
■ラト
領主ソラの第二子。娘。第三夫人の子ども。魅力的な美人。
■クユン
領主ソラの第三子。息子。第一夫人の子ども。イズマをライバル視する。
■プラム
パンデフラデ領主ソラの兄。幼いころからの病の為に、壊れた風車の塔に40年以上隔離されていた。
■第一夫人
クユンの母。名はユナン。ソラの幼いころからの許嫁。薬の町ジャスナイン出身
■第二夫人
イズマの母。名はハレイユ。
元々はソラの兄プラムの婚約者。プラムが発症、他家に嫁ぐのも難しい年齢になったためにソラの第二夫人として迎えられた。
■第三夫人
ラトの母。名はラーシャ。
元女優。パンデフラデに公演に来てソラに見初められ、第三夫人に。
(教皇側)
■シュリカリン
教皇の息子。15歳。パンデフラデには単純に観光目的。半年前から予定していた。
■マスハイド
シュリカリンのお付の青年。17歳。温厚丁寧。
■ルインダ
シュリカリンのお付の青年その2。17歳。明快。
■教皇
大陸のすべての司祭のトップに位置する。教皇の町ソエンカエラにいる。
<ローヌという地域>
■ケルベ(ケルベディウロス)
世界一の情報機関『BB』を守る、番人のような精霊といわれる。
主人公が別の世界に行く中で出会ったケルベディウロスと、同じ存在。
■ウユ
世界一の情報機関『BB』で働く者の一人。若い女性。
■ローヌのおじいさま
主人公の母、サリシュの実の父親。つまり主人公の祖父。サリシュがこのように表現する。
かなりお金持ちの様子。
<地域説明>
■パンデフラデ
大陸の西に位置する、気候や土地に恵まれた裕福な町。大陸随一の観光地で『花の都』と呼ばれる。
■ローヌ
大陸の北西に位置する島。もともと大陸からは独立した地域だった。
■ソエンカエラ
教皇の治める町。大陸西側の中心。(※東の中心は、皇帝の町ハルンザクト)
■ジャスナイン
薬の町。毒も使いこなすらしい。
■移動拠点
遊牧のため場所が移動する町の総称。複数ある。
動物を使った通信手段を持つ。伝書鳩もそのネットワークの一部。
<その他 言語について>
■大陸共通言語
この世界で通じる言語。ほとんどの者がこの言葉を使って生活している。
ただし、この言葉に統一されていない地方も残っている。例:イシュデン。
■初期言語
大陸共通言語にまとめられる以前、各地でそれぞれ使われていた言語。様々にある。ただし、初期言語の中には分布が広く、当時の共通語として使われたものがある。(現在の大陸共通言語の大元となった。ただし言語の発展が著しく、現代の共通言語と初期言語は完全に別物)
■イシュデンの言葉
最も分布した初期言語に非常に似ている。(イシュデンは大陸各地から人が集められてできた町のため、初期言語の中の共通語が定着)
イシュデンは、町が閉鎖的で外部刺激が無く、土地事情(霧効果)のために内部発展も少なかったため、初期言語からあまり変化・発展していない。
<その他 大陸の文化について>
■思想・文化
大陸の東側は『皇帝』と呼ばれる者の影響が強い。実務的。
西側は『教皇』と呼ばれる者の影響が強い。精神的。宗教的。
大陸のほとんどの町には、『領主』『司教』の両方、またはどちらかがいる。
『領主』は東の『皇帝』の代理人、『司祭』は西の『教皇』の代理人と見なされ、役割分担をしている。
『整形版』は続きますが、登場人物紹介はここまでにさせていただきます。




