↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
5/19

第4話 放課後

廊下からのえげつない勢いの足音、勢いよく開く扉、そして目の前にいるのは俺の兄、小鳥遊(たかなし) (りつ)であった。

少し驚きはしたが、目の前に同じ制服の兄がいることに改めてきょうだいと同じ学校に入学できたことに喜びを感じ、


「律にいいいいいいいーーーー!!!!」


思い切り飛びついた、が距離感を見誤った。ハグをするつもりが先に触れたのは頭、接触した箇所は

鳩尾(みぞおち)である。


ドゴーン!!!


勢い余って廊下に飛び出してしまった。不思議と痛くはないが下からは兄の呻き声が聞こえる。どうやらクッションになってくれたようだ。


「ちょっとお兄ちゃん足早すぎ...(しん)くん!!」


(さくら)ねえ!!なんでここ...」


突然姉、小鳥遊(たかなし) (さくら)に抱きつかれた。よほど心配してくれたのだろう、めちゃくちゃに頭を撫でられている。あと下敷きになっている兄が死にそう。やばい。

姉をなんとか宥めて兄の無事を確認する。頭から水鉄砲ぐらいの勢いででている血を慌てて抑える。


「ごめん律にい!!大丈夫!?」

「問題ない、これくらいの弟の愛受け止められなければ兄などつとまらん。」


なにかわけのわからないことを言っているようだがどうやら無事のようだ。


「それより弟よ、スマホはどうした。」

「スマホ?それなら...」


ポッケの中をまさぐる、ない。バックの中...ない。そういえば今日触った記憶もない、ということは...


「家に忘れたかも...」

「もー!!ちゃんと持ち歩きなさいって言ってるでしょ!!」


姉に怒られた、と思ったが姉の顔がにやけすぎていて怒られた気分にならない。あと頭撫でるのやめて、すり減ってなくなっちゃう。


「えーと...新、その人達は?」

「兄です」

「姉です!」


慶樹(よしき)からの問いに2人同時に答える。さすがは兄姉と言ったところか、いや俺もだけど。


「ちょうどよかった!私たちこれからワックに行くところだったんですけどよかったら一緒に行きます?」


五十嵐(さすギャル)さんコミュ強すぎる、俺も見習いたいその心。個人的には兄姉が一緒だと嬉しいのだがどうだろう?2人に目で問いかけてみる。


「「絶対に行きます!」」


さすがは兄姉である。



――――――――――――


ワックとは戦場である。頼んだメニューによってカーストが決まる。

五十嵐(いがらし)さんはエビフィレオ、やはりギャルだ。知らんけど。

風間(かざま)さんはビックワック、意外に大食いらしい。

慶樹はビックワックにナゲットまで追加している。さすがは男子高校生って感じだ。

桜姉はベーコンレタスバーガーにサイドサラダ、なんかオシャレだ。

律兄は期間限定W肉肉ビーフ、ミーハーである。

そして最後に俺、新が頼むものといえば...


――――――――――――


「ダブった...」


ワッピーセット、変形武装ワックロボを選び8種類という数ある中から引き出した1体、デリバリーライダー、4回買って現在4体目である。


「なるほど、3人は中等部から繰り上がりできたのか」

「そうっす!それで俺は隣の席だったんで新と友達になって...」


絶望に陥った俺をおいて楽しそうに会話している。あと桜姉、俺の口にポテトを運ぶのやめて、もう食えないから。


「やっば!もうこんな時間!あたし帰るね!」

「私も、弟達のご飯作る」


そう言って五十嵐さんと風間さんは急いで帰っていった。時刻は16時過ぎ、どうやらだいぶ話し込んでたようだ。


「それじゃあここらでお開きにしようか」


兄の一言で今日は解散になった。俺としてはもう少しいたかったが時間的に仕方ないだろう。


「また明日!新!」


そう言って小さくなっていく慶樹に手を振る。こんなに濃密な1日を過ごしたのはいつぶりだろうか。帰り道に姉に1つ質問をされた。


「高校生活楽しめそう?」

「うん!」


兄と姉はどこかほっとしたような表情をしていた。

元々漫画想定で話を考えていたからか小説にしようとすると難しくて困ってます。もし漫画化したら小説と別物になりそうです。


ワック座席表

慶  律

朔  新

凪  桜


ワックに行く途中でお互いの自己紹介は済ませてます。ワックでは学校の部活動や委員会、行事について話していたみたいです。

あと全員頼んだものは単品じゃなくてセットで頼んでます。大体現実の◯ックと同じ感じだと思ってください。

桜姉はセットを頼んでポテトだけ新に押しつけました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。