第3話 兄姉+α登場
教室に集まってからは早苗さんの自己紹介、教科書を配られて今日は解散。自己紹介は各自発表したいことを考えて明日にすると言われた。多分俺のことを考えてだと思う。早苗さんいず神、家に帰ったら祀ろうと思う。
あとは教科書を配られる時間に慶樹と色々話した。なんで先生と一緒にきたのか、先生となんで手を繋いでいたか、先生とどういう関係なんだとか、先生関連のことばかりだった。会話も最初にたくさん笑われたからなのか、少しスムーズにできた気がするが大半は慶樹が特に気にせず話を続けてくれたからだと思う。ありがとう慶樹。最初に頭おかしいとか思ってごめん。
そして時は放課後...
「なぁ新、飯どうする?」
放課後といっても終わったのは昼過ぎ、時間的にはお腹がいい感じに空く時間である。
「えっと...俺はワクドナルドでなにか買おうかな....」
「じゃあ俺もワックにするわ」
一度はやってみたいと思った会話、まさか本当にできるとは...
初めて叶った夢に少し感動してるのも束の間、
「おーい!お前らもそれでいいよなー?」
突然慶樹が少し奥にいる女子2人にそう問いかける。
「ワック?行く行くー!」
「私も、賛成」
突然の出来事に少し固まる。慶樹の友達だろうか?
「あいつら中学からの友達なんだよ。一緒に食べていいよな?」
「...!?うん、大丈夫...」
我に帰り咄嗟に了承してしまった。動揺するとすぐに了承してしまう。人見知りの悪いところが出てしまった。
「あたし五十嵐 朔夜、よろしくー」
「風間 凪、凪でいい。」
五十嵐さんは金髪のポニーテール、着崩した制服、いかにもギャルって感じの人。身長も俺と同じくらいだろうか?女子にしては少し大きいくらいだ。
凪さんは対照的に白髪のロング、少しおとなしめで背も小さい、160はないと思う。
この2人で仲良く喋っている姿がまるで想像できない
「ほら、新もなんかいえよ!」
「あ、えと、よろしくです!」
慌てたせいで声が裏返ってしまった。俺は初対面の相手に対しては何かやらかさないといけない決まりでもあるのだろうか、
「そんなに緊張しなくていいよー、あたし達もう友達なんだから」
五十嵐さんがいうにはもう友達らしい。さすがギャル、コミュ力が妖怪ウォッ◯の◯ータくん級である。
「お腹空いた、早く行こう」
風間さんに急かされた。近くのワクドナルドはどうやら五十嵐さんがすでに見つけたらしい。行動が早い、さすギャルだ。4人でそこに向かおうと席を立った瞬間
ドタドタドタドタ!!!!
廊下からえげつない勢いの足音がする...2人?くらいの足音だと思う。というより近づいてきてるような...
「新!!!大丈夫か!?!?!?」
――――――――
妹と一緒に急いで弟の教室に向かう。理由は簡単だ。弟にメールを入れても電話をしても一切出ないのだ。どうやら妹の方も同じらしい。
「やっぱり新くん何かあったのかな!?!?!?」
「落ち着け桜、早苗先生から新は無事に登校したと連絡が入っただろう」
「じゃあなんで私が連絡入れても一切返ってこないのよ!」
「それが分からんのだから急いで弟の元に向かっているのだろう!」
確かに弟が連絡を入れないことはよくある。だがその時は大体スマホの充電を忘れているのだ。だが今日に関しては絶対にありえない。なぜなら今朝俺が弟のスマホが充電されてないことに気づき、充電してから家を出ているからだ。つまり絶対に何か弟がやらかしているということである。
「やっぱり生徒会の仕事サボって新くんと一緒に登校すればよかったー(泣)」
妹がついに泣き始めた。が、泣いても笑っても状況は変わらない。今やるべきことは一刻も早く弟がいるであろう教室に向かうことである。と、そうこうしているうちに目的地に到着した。そのままの勢いで教室のドアを開ける、と同時に
「新!!!大丈夫か!?!?!?」
ドアを開けると目の前にいるのは新!とその他3人、
とりあえず弟の無事に胸を撫でおろす。弟、新も突然兄が見えたことに少し驚きながらも状況を把握して、こちらに駆け寄ってきた。なんて可愛い行動だ。さすがは俺の弟である。腕を大きく広げているので俺も迎えるために腕を大きく広げる。
弟との高校生活最初の出会いは熱烈なハグ、
ではなくとんでもない勢いの頭突きであった。
やっと兄の律と姉の桜を出せました
本当は新の1つ下に妹がいますがまだ登場予定はないです。が一応妹も同じ学校には通ってはいます。
ちなみに律と桜は生徒会の仕事があり、新より1時間ほど早く登校しています。妹ちゃんも同じで中等部の生徒会の仕事で早く家を出ています。
だから1話で新は1人で登校してるんですね。




