第2話 初めての友達?
1話が思ったより短めに感じたので少し長めにしてみました。対戦よろしくお願いします。
先生は教室に案内している間に色々と教えてくれた。
まず名前、東雲 早苗というらしい。そしてなんと俺の従姉妹だ。俺が赤ん坊の頃に1回会っていたらしく、兄と姉とは定期的に連絡をとっておりその度に俺の写真が送られていたのでわかったという。どうやら人見知りであることも伝わっているらしく、教室に着くまでずっと話してくれていた。もちろん俺は一言も喋っていない。次に学外であったら菓子折りでも渡そうと思う。
そんなこんなで教室に着いたのだが...
え?マジ?手前の扉から一緒に入るの?
先生と繋いでる手が離れようとしないあたり早苗さんは一緒に入ろうとしているらしい。だがそんなことをしたらもちろん
「早苗さんちょっと待っ」
ガラガラ
「おはよーございます!!!お待たせしました皆さ ん!!!」
生徒の視線が一斉に集まる。手を繋いでいる俺と早苗さんに、特に男子の視線が痛い。どうしてこうなった...
「小鳥遊くんの席は...一番後ろの窓際ですね!!!あそこです!!!」
先生に指されている席に足早に向かう。おい隣のやつ手を振るな、目立っちゃうだろ。
「よっす、俺の名前は屋敷田 慶樹!よろしくな!お前下の名前は?」
やっぱり陽キャだ。第一エンカウントでここまで
親しいのは頭がおかしいと思う。しかも◯ケモンの◯トシみたいな言い方で、とにかく俺も何か話さなくちゃ...
「.....新です、ふつつかものですがよろしくお願いします...」
5秒ほどの沈黙を終えてから出た言葉、俺にしてはよく頑張った方だとは思う。そう、俺にしてはだ。相手の顔を見てみろ。キョトンとしてやがる。これは俺の高校生活終わったか...
「ブッハッハッハ!!!付き合うわけじゃねえだろ俺ら!!!」
思い切り笑われた。何かしらの発言が彼に刺さったらしい。なんなら笑う声がデカすぎて早苗さんが怒っている。
「おい...お前のせいだからな...」
え?マジ?俺が悪いのこれ?俺この先いじめられる?
と思ったがどうやら顔に出ていたらしく声を殺して笑っていた。冗談だったらしい。
「フフフッ...お前面白いやつだな、これからよろしく」
そう言って彼、屋敷田くんは手を出してきた。握手だろうか?それにしては手の角度がおかしい、がとりあえず握ってみる。
「ブッハッハッハ!!!この角度は普通ハイタッチだろお前!!!」
またしても笑われた。初めての会話で2回も外れた行動をしたせいで少し恥ずかしかったが、どうやら屋敷田くんはいいやつらしい。普通の人だったら最初の挨拶あたりでドン引きして他のやつに話しかけるだろう。
隣が屋敷田くんで助かった。
こうして俺の高校生活初めての会話は成功?で終わり無事に友達?もできた。屋敷田くんがまたしても早苗さんに怒られたのはいうまでもない。
早苗先生と新のクラスが一緒なのはたまたまです。
新任の先生になり、お兄ちゃんと一緒の学校になったので連絡を入れたところ、もし弟が同じクラスだったらフォローしてあげてほしい。という会話が裏であったみたいです。いいお兄ちゃんですね。
見たい人がいたらアナザーストーリであげるかもしれないです。
ちなみに早苗先生は22歳です。




