さすがにこいつは…
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霧が立ち込める森の中、俺たちは四人で慎重に歩を進めていた。アフロディオンの幻影によって、誰もが裸の美青年の姿に見えるこのダンジョンでは、互いの識別が困難だ。
とはいえ、さっきの戦闘でベリルとは意思疎通できた。アリアとバッツも合流し、ようやく心強い仲間がそろった気がする。あとは──
目の前に、巨大な影が立ちはだかった。
「でけぇ……こいつはさすがにアフロディオンじゃないよな」
全高は5メートルを超える。顔は相変わらずアフロディオンのものだが、肉体は筋骨隆々の巨人のそれだった。
「間違いねえ、あれはトロールだ」
ベリルが構える。俺たちもすぐに戦闘態勢に入った。
アフロディオンの顔をしているせいで妙にやりづらいが、気を抜いている暇はない。
ベリルの剣が唸りを上げ、トロールの脇腹に斬りかかる。
――――――――――
【スキル発動:《ダイナミックスラッシュ》】
――――――――――
しかし──
「効いてねぇ!?」
確かに斬撃は通っている。けれど、あの巨体は微動だにしない。
「固いっていうか、タフっていうか……いや、単にHPがバカみたいに多いだけだな」
俺はすかさず距離を取り、魔法攻撃に切り替える。
――――――――――
【スキル発動:《ダークボール(Lv7)》×3】
【MP:93 → 84】
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三発のダークボールが連続してトロールに命中。爆発の煙が立ち込めた。
「やったか!?」
「……いや、まだだ」
煙の中から、のっそりとトロールが姿を現す。
「ちくしょう、さすがに硬いな……けど、通じないわけじゃない!」
アリアが呪文を唱え、氷の矢を放つ。
――――――――――
【スキル発動:《アイスバレット》】
――――――――――
氷の矢がトロールの肩に突き刺さり、わずかに動きを鈍らせた。
「いける! 削りきれるぞ!」
そのときだった。戦闘の最中、俺はふと違和感を覚えた。
(あれ?なんか……一人、多い?)
斬りかかる剣の型、戦場の動き……俺の横を駆け抜けるそのアフロディオンの挙動に見覚えがあった。
(まさか……)
俺はスキルを展開した。
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【スキル発動:《鑑定》】
【MP:79 → 74】
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対象:アフロディオン(見た目)
名前:リーゼロッテ
種族:デュラハン
HP:122/160 MP:38/40
スキル:スタンインパクト/自動修復
「やっぱり、リーゼロッテか!」
幻影の影響で見た目は完全にアフロディオンだが、戦い方と動きは間違いなく彼女のものだった。
「リーゼロッテ! 気づいてるか!? 俺だ、トオルだ!!」
だが彼女──いや、アフロディオンの姿をした彼女は答えず、黙々とトロールに拳を叩きつけていた。
それでもいい。今はそれで十分だ。
「さあ、あと一息だ!」
俺は再び両手を構える。
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【スキル発動:《鬼火(Lv3)》×2】
【MP:74 → 68】
――――――――――
両手から放たれた炎が、トロールの体を包み込む。
ベリルが切りかかり、アリアが火の魔法を叩き込み、バッツが素早く動いて脇腹を切り裂く。
そして、リーゼロッテの拳が最後の一撃を打ち込んだ。
トロールは咆哮を上げ、その巨体をゆっくりと崩しながら倒れた。
残されたのは静寂。
「……終わった、な」
ベリルが剣を収める。
俺はリーゼロッテに向かって手を振る。彼女は反応しなかったが、ほんの少しだけ頷いた気がした。
「全員揃ったな。そろそろ最奥なんじゃないか?」
俺たちは、再び霧の森の奥へと歩を進める。
──つづく──
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