表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転「生」できませんでした。-俺YOEEEけどたくましく生きて行きます。-  作者: 六六-B
踊り子の泉編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

77/114

じゃあ、お前たちは…

ブックマーク、レビューとかしていただけるとやる気に繋がります!本当にお願いします!やる気にね、繋がるんですよ!やる気はやっぱね、出たほうがいいですからね!ぜひね!お願いしますね!!



 薄暗い霧が立ち込める森のなか、俺とベリルは剣を収め、しばし無言で歩いていた。


 あの戦いでお互いが仲間だと気付いたことで、ようやく少し安心できた。


 とはいえ、まだ森の試練は終わっていない。


 周囲に気配がする。仲間たちもこの森の中にいる。だが、やはり──


 「森の中に“仲間の姿”は無い、か…やらしい言い方だな」


 ぼそっとベリルが呟く。


 確かに。アフロディオンの幻影によって、みんなの姿がアフロディオンに見えてしまっている。


 つまり、誰が誰なのかは見た目では判別できない──全員、裸の美青年スタイルだ。


 そこへ、新たな気配が現れた。


 ナイフを構えたアフロディオン。


 そして、杖を手にしたアフロディオン。


 (バッツとアリア…か?)


 武器の特徴から、それぞれの正体を推測する。


 俺とベリルは、両手を上げて敵意がないことを示しつつ、言葉で呼びかける。


 「おい、バッツ! アリア! 俺たちだ、ベリルとトオルだ!」


 だが、返事はない。


 むしろ──


 ナイフを持ったアフロディオンが一気に間合いを詰め、ベリルに斬りかかる。


 「なにすんだ、バッツ!?」


 困惑するベリルは、反射的にそのアフロディオンをヒョイと持ち上げ、杖を持つアフロディオンに向かって投げた。


 「げげっ!」


 詠唱していた杖アフロディオンが体勢を崩し、呪文が中断される。


 地面に転がる二人。こちらを睨みつけている。


 (いや、睨んでるっていうか、なんか様子がおかしいな……)


 俺の隣でベリルが叫ぶ。


 「おい、どうしたんだバッツ!アリア! 俺だよ、ベリルだぞ!」


 その声に、二人のアフロディオンが顔を見合わせ、そしてこちらを向いてこう言った。


 「ぐげぎゃ! ぐぎゃぎゃぎゃ!!」


 ……固まる俺とベリル。


 「え、なに? 言語失ってない?」


 「ちくしょう! アフロディオンめ! バッツとアリアに何しやがったんだー!!」


 天に向かって叫ぶベリル。


 その瞬間、背後から何かの気配がした。


 振り返ると、杖が振り下ろされ──ベリルの頭頂部に直撃した。


 「ぐえぁ!」


 ベリルが崩れ落ちる。


 そこにはまた、別の杖を持ったアフロディオンと、ナイフを持ったアフロディオンが立っていた。


 その杖アフロディオンが怒気を孕んだ声で叫ぶ。


 「気付けよ!! あれはゴブリン!!」


 ……あ、アリアの声だ。


 どうやら俺たちは、ゴブリンメイジとゴブリンをアリアとバッツと勘違いしていたらしい。


 「え、あ……アリアとバッツか。気付かなかったぞ……」


 仰向けで倒れながら、ベリルが気の抜けた声を漏らす。


 怒り心頭のアリアがファイヤーボールを二発放ち、ゴブリンたちを一瞬で消し炭にした。


 「ほら、行くわよ」


 冷たい声で言い放ち、プリプリしながら森の奥へ歩き出すアリア。


 「ベリルよぉ、さすがにゴブリンと間違えるのはよくねえって……しばらくあの調子だぞ……」


 バッツが呆れたように言いながら、ベリルを起こし肩を貸す。


 「うむ……許してもらえるのは、いつになるやら……」


 俺は、少し距離を取って歩きながら、思った。


 (……パーティーって、案外大変なんだな……)


 ──つづく──


ブックマーク、レビューとかしていただけるとやる気に繋がります!本当にお願いします!やる気にね、繋がるんですよ!やる気はやっぱね、出たほうがいいですからね!ぜひね!お願いしますね!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ