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異世界転「生」できませんでした。-俺YOEEEけどたくましく生きて行きます。-  作者: 六六-B
踊り子の泉編

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76/113

お前もしかして…?


更新が遅くなって

ほんっとーに申し訳ない!

まだ読んでくださってる貴方に感謝!!


挿絵(By みてみん)


 霧が立ち込める森の奥、俺は慎重に足を進めていた。


 時折見かける、アフロディオンの姿。


 だが今回は違った。


 空気が張りつめている。殺気と緊張が、肌を刺すようだった。


 立ち塞がるのは、例によってアフロディオン。


 しかし、構えが今までの奴らとは違った。


 剣を持ち、隙を見せない立ち姿。


(……妙だな。あの立ち方、剣の持ち方、足運び……)

(どこかで見たような……)


 考える間もなく、男は踏み込みながら一気に斬りかかってきた。


 俺は霊体の身体を活かして、その斬撃をすり抜ける。


(やっぱり……この剣筋、ベリルみたいだ!)


 だが、姿はアフロディオン。  ベリル本人と確信はできない。


 それでも、こっちもやられっぱなしではいられない!


 俺は距離をとりながら、ダークボールを展開。


――――――――――

【スキル発動:《ダークボール(Lv7)》×3】

【MP:93 → 84】

――――――――――


 飛び交う黒い弾が、アフロディオンの体を直撃する。  呻き声と共に後退する相手。


 ベリル本人なら、魔法には耐性が低いはず。


 敵は踏み込み直してきた。

 そして剣に赤い炎のようなエネルギーが宿る。


 ベリルのスキル、《ヒートスラッシュ》だ!


 避けきれず、俺の左腕にかすった。


――――――――――

【HP:42 → 36】

――――――――――


「ちっ……くそ、威力あるな……」


 霊体とはいえ、属性を付与した攻撃は苦手だ。


 だが、こっちも手を緩めるわけにはいかない。


 俺は再びダークボールを放ちつつ、祟りを準備する。


――――――――――

【MP:84 → 79】

――――――――――


 睨み合う2人。


 ダークボールの爆発に合わせて、俺は《祟り》を発動しようと前に出る。


 その時だった。


 目の前のアフロディオンが、急に剣を落とし、両手を上げた。


 俺も咄嗟に動きを止める。


「アンタ……」

「お前……」


 互いの声が重なった。


「トオルさんか?」

「ベリルか?」


 確信に変わった。


 沈黙が流れ、そして同時に──


 ふたりは深いため息をついた。


「やりづらい相手だと思ったんだよな……」


 互いに苦笑いを浮かべる。


 だが、疑問は残る。


 なぜ、互いがアフロディオンの姿に見えるのか。

 そして、この森の試練とは一体何なのか。


 森の奥からは、まだ誰かの気配が続いている。


 不安な空気は、いまだ晴れない。


 ──つづく──


遅くなった理由としては、ゲーム実況に興味があって、そっちばっかしてました笑

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