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異世界転「生」できませんでした。-俺YOEEEけどたくましく生きて行きます。-  作者: 六六-B
戦士の墓編

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戦士の墓:踏破

ブックマーク、レビューとかしていただけるとやる気に繋がります!本当にお願いします!やる気にね、繋がるんですよ!やる気はやっぱね、出たほうがいいですからね!ぜひね!お願いしますね!!


 祭壇の前に立つリーゼロッテが、兜を手に取る。


 白と金の精緻な意匠。かつての彼女──アーレイスを象徴する装備だ。


「少しだけ、力を借りるよ」


 そう言うと、リーゼロッテはその兜を首の上にすっとはめた。


 瞬間──霊廟全体に、青白い光が走る。


 足元の床に魔法陣が浮かび上がり、崩れかけた聖域の奥に、風が流れ込んできたような錯覚が生まれる。


「……これで帰り道ができた」


 そう呟く彼女の声は、少しだけ重く、それでいてどこか懐かしさを含んでいた。


「帰るって、入り口まで?」


「うん。あそこに繋がる転移魔法陣だよ。霊廟の管理権限を使えば、こういう機能も動かせるのさ」


 そう言いながら、リーゼロッテは兜をそっと外す。


 そして──祭壇の中央に、ゆっくりと戻した。


「持っていかないのか?」


「うん。この兜は、ここにあるからこそ意味がある。霊廟ってのは、土地を安定させるために存在してる。全部持ち出したら、バランスが崩れちゃうんだ」


 軽く拳を握って、甲冑の胸元をポンと叩く。


「それに、私の本体はこの鎧。こいつがあれば十分さ」


 俺は、ふっと笑ってうなずいた。


「……これからも、首無しでよろしく」


 リーゼロッテは声を出さずに、肩をすくめて見せた。


 転移陣が光を増し、地面が青白く揺らめき始める。


 光に包まれた次の瞬間──


 俺たちは、霊廟の外に立っていた。


 広い荒野。吹き抜ける風。遠くまで続く地平線の先に、旅路が広がっている。


「ねえ、トオル」


「ん?」


「次は、“賢者の書房”へ行こうか」


「……賢者?」


「アセノス。頭でっかちで理屈っぽくて、まあちょっとアレな奴なんだけど……次に向かうべき霊廟さ」


「ふうん……まあ、悪くないかもな」



つづく

 


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