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異世界転「生」できませんでした。-俺YOEEEけどたくましく生きて行きます。-  作者: 六六-B
戦士の墓編

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奥の手

ブックマーク、レビューとかしていただけるとやる気に繋がります!本当にお願いします!やる気にね、繋がるんですよ!やる気はやっぱね、出たほうがいいですからね!ぜひね!お願いしますね!!

挿絵(By みてみん)


瘴気が渦巻く霊廟の中央。崩れた祭壇の上で、魔族ゴールはくるくると首を回していた。


「おーい、白いの~? どこいった~?」


呑気な声。さっきまで消えかけていた白い幽霊──俺、トオルの姿が見えないからだ。


「もう逃げちゃったのかもねえ? ま、いいや。まずは鎧のほうから──」


その瞬間、ズドンッ!


甲冑の駆動音とともに、リーゼロッテが駆け出した。隙を見逃さない。一直線にゴールへと向かっていく。


「よっ、と──」


拳が振るわれる──が、すり抜ける。

まるでそこに存在しないかのように、ゴールの身体を抜けていく。


「ほらね。無駄無駄。ぼくの《魔道:貫通》が発動中は、どんな攻撃も──当たらないの」


ゴールはその場で仁王立ちのまま、にやりと笑った。


リーゼロッテはなおも攻撃を続ける。パンチ、パンチ、手刀、キック…全てがゴールの体をすり抜けていく。


「鬱陶しいなあ。そろそろ瘴気で黙らせ──」


ゴールが右手を掲げ、攻撃のために瘴気を溜める


言葉の途中で、リーゼロッテの首の空洞から、白い光が漏れた。


次の瞬間──中から、トオルが飛び出す。


「っ!!?」


驚きに目を見開くゴール。


(な、そんな所から!でも無駄無駄、僕のコアの場所が分からない限り、裏をかいても攻撃なんて当たらないよっ)


――――――――――

【スキル発動:《ソウルタッチ》】

【MP:25 → 5】

――――――――――


右手に白いオーラが灯る。俺の視界に、赤黒いゴールの肉体の中──左肩の奥で、白い炎が揺れている。


(……見える。あれが、コア!)


「くらえッ!!」


俺は迷いなく、白いオーラを纏った右手で、その炎を──鷲掴みにした。


「な、な、な、なんで!? なんでコアが──!?」


ゴールの目が、ありえないものを見たように見開かれる。

そのまま、白い炎を握り潰す!


ズガァァン──ッ!!


「ぐぎゃぁぁあぁぁぁあ!!」


ゴールの全身が震え、膝から崩れ落ちた。

瘴気が一瞬だけ、止まる。


――――――――――

【MPが全回復】

【MP:5 → 83】

――――――――――


「オラオラオラオラオラァッ!!」


俺はすかさず顔面めがけて《ダークボール(Lv7)》を5連発!


――――――――――

【スキル発動:《ダークボール(Lv7)》×5】

【MP:83 → 68】

――――――――――


ゴールの顔に黒い弾が次々と炸裂! 衝撃で後方に仰向けに倒れ、ピクピクと震え始める。


俺は、腕を組みながらその様子を見下ろす。


「出番だぜ、相棒!」


俺の背後から、ずしんと足音。

首のない甲冑が、ゆっくりと前へ進み出る。


「おっしゃあああ!!」


雄叫びとともに、リーゼロッテが拳を振り上げる。


「ちょ、まっ…待って…!」


ゴールの言葉が終わる前に──


ガギィィィィィィン!!


甲冑の拳が、ありったけの力で叩き込まれる。

霊廟に黒い煙が爆ぜ、ゴールの身体が砕けるように霧散した。


静寂が戻る。


「……なんとか、勝ったな……」


リーゼロッテが肩で息をつきながら、拳をゆっくりと下ろす。


「うん。君のおかげだね……!」


俺はそっと微笑み、そして──


ふわりと、光が舞い上がった。


――――――――――

【レベルアップ!】

【Lv:11 → 16】

【最大HP:37 → 42】

【最大MP:83 → 93】

――――――――――


「魔族…やばい相手だったな…。」



──つづく──

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