おい桜ってやつお前ふざけんなよ
「…はぁ!?」
朝起きて
窓開け早々
びっくりと
ヒロマサを見て
今日も安心
「良い詩ができたぜ」
「そんなもん作らんくてよろしい」
「それよりなにに怒ってん?外になんかあったか?」
「これ見りゃわかる」
「ん?」
ルイが外を見るとそこに桜の花びらが散っていた
「…ん?」
ルイがもう一回外を見る
変わらず桜の花びらが一帯に散っていた
「3月に入ったばっかぞ?どういうこっちゃ」
「こっちが聞きてえよ、てかそっちの方がこっちに長くいるからどういう事かわかるだろ」
「うーん、いつもこんなに早くないんだけどなー…今年はせっかちなんか?ああ?」
「そんなに怒んなくてもいいじゃん。てか桜にせっかちとか無いと思うけど…でもせっかく桜咲いてんだしお花見とか行きたいねー」
とヒロマサが言ってる側でルイがプルプルして怒ってる
「ど、どした?なにに怒ってるん?」
「お前はわからないだろうけどなぁ、畑やってる身で桜の花びらって超邪魔なんだよ!畑一面ピンク色になんだよ!」
「お、おう」
「花びらあると作業できねぇから花びら片付ける作業しなきゃいけなくなるわけ!」
「へ、へー」
「と、いうわけで今日は花びら回収しつつ桜の木を囲って花びら来ないようにする。そこまでやるぞ」
「花見は?」
「んなもんしない、畑第一なもんでな」
「めんどくさい人だなぁ」
「ずべこべ言わずに行くぞ!」
「ほーい」
朝起きて外を見てからルイが怒り畑に駆り出されるという怒涛の展開
マジキチってやつだなこれが!
…それはさておき
畑に着いた御一家だが案の定畑はピンク一色だった
「…オーマイガ」
「予想通りで草」
「あーもう!めんどいんだよこれ!」
「いつもこれどうやって片付けてたの?」
「時間経って地面にぺったりくっつくと片付けにくいから時間経たない間に水で流すか地面ごと抉って取ってたな」
「へー」
「だがしかし、この花びらなんかに使えないかなーと思って今回は少しの量だけ取っときます。という訳で今から花びら拾ってこー」
「えー」
「おやつ作ってあげるから」
「よし任せろ」
物で釣られやすいヒロマサ
扱い簡単でおススメです
そんなことはおいといて
二人は花びらを地道に拾って行った
その結果…
「…集めすぎたな」
「そだね」
バケツ一杯分溜まった
「こんなに使おうと思わんけどな」
「まぁいいじゃん、使い道探そ」
「めんどいな…まぁいい、集めるだけ集めたし残りを片付けるぞ」
「道具とかあるん?」
「水で流すにも時間経っちゃったし、地道に拾ってくしかないな」
「はー?」
「よろしく」
「嫌って言ったら?」
「肥料にする」
「思ったより悲惨で草。…ったく、やりゃいいんでしょやりゃ」
「そういうこと、がんばれ」
「はー」
乗り気のしない人を脅s…説得し桜の花びらを拾い始めた
大きめの袋片手に畑をうろちょろする二人
周りから変な目で見られていることもお構いなしに進めていった
そんなこんなで数時間後…
「ふー、これで文句ないだろ!」
「うん綺麗になった、あとは木の周りにブルーシートという名のバリアをはるぞ」
「一人でやって、疲れた」
「え、ちょ、まって、か、帰るつもり?」
「そうだけど?」
「手伝ってよー!」
「もう十分手伝ったでしょ」
と言うなりヒロマサはそさくさ帰って行った
…最近ヒロマサが冷たい、と思うルイ出会った
でも畑は大事なので一人で張ることにした
でもそんな楽な作業でもなく…
桜の木の花が咲いてる部分に逆さ傘みたいにブルーシートをつけていくのだ
まぁそうするには骨組みから作らないといけないということで…
結局桜の花びらを拾うのと同じぐらいかそれ以上の時間がかかってしまった
近くに桜を植えるルイもいけないが…
そしてボロボロになりながらルイは家に帰って行った
「…死にかけのそにかけで草」
「誰かさんが帰ったからな」
「俺がやるべき仕事やないし」
「手伝ってくれたっていいじゃん」
「桜の花びら拾ってやっただけマシやと思えよ?」
「ったく、親の顔が見てみたいわ。どう育てたらこんな捻くれんねん…でも来たばっかの時はあんな純粋?だったし…俺が悪い感じかこれ?」
「そなんじゃね?」
「…」
ヒロマサを卑下するはずが自分に対して攻撃してることに気づいたルイ
この後小一時間動けなかったらしい
自分の攻撃で瀕死になってるルイであった




