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異世界で無双したいが内容が農業ゲーなんだが  作者: チャンポンサニーレタス
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桜で和スイーツ

「そういえばさ、おやつ作ってくれてないよね」


怒涛の桜の花びら回収をした日の3日後、ヒロマサが言った

それを聞いて「そういえば…」とルイ

ヒロマサが睨んでる

おやつの恨みは怖いのである


「ねぇ、作ってくれるよね?」

「そ、そうだけどー…(目逸らしー)」

「目を逸らすな、作れよ?手伝ったんだからよー」

「はー、わかった。作りますよ」

「それでいいんだよそれで」

「うーん、家にあるのはあんことか…そういやこの前の桜の葉っぱ…そうだ」

「お、何か思いついた?」

「最近いろんなもの見つけてきたからそれ使って桜餅作ろうかな」

「お、いいね」

「よし、早速作っていこうか」


そう言ってルイはキッチンの奥からいろいろ持ってきた。あとタッパーもどきも


「さてと、じゃあこれ使って作っていこう」

「なんなの?これら」

「使うときに教えるよ」

「ふーん」

「それじゃあまずこれ」

「…なんこれ」

道明寺粉もどき

「…初耳なんやが」

「まぁ簡単に言うと米粉の上位互換(個人の感想です)だよ」

「へー、そんなもんあるんか」

「まぁ、それっぽいのね、似てるからそう言ってるだけやけど…」

「味とか似てるの?」

「ほぼ一緒」

「ふーん」

「そんでこれをさっと炒めます」

「なぜに?」

「膨らませるんよ」

「へーよう分からん」

「まぁ、そういう工程がいるのよーってぐらいの認識でええで」

「りょ」

「そしたらこれ入れます」

「…何この赤?ピンク?見たいなやつ」

「お湯と食紅を混ぜたやつ」

「味とかが変わるわけじゃないのになんで入れるの?」

「色つけるため?かな」

「なんで疑問形なんだよ」

「詳しく知らないんや」

「知っとけよ」

「まぁまぁ、で混ぜたものにグラニュー糖を入れます」

「どうせこれもなんで?って聞いても分からないんだろ?」

「ソノトーリ」

「はぁ(道端の石ころを見るような目で)」

「そしたら冷めるまで待ちます」

「おけ」

「その間にこれを準備しときます」


そう言ってルイはトレイに葉っぱが4枚ぐらい入ったやつを持ってきた


「…葉っぱ?」

「この前桜の葉っぱも使えるかな?と思って取っといたんだよね」

「それはいいんだけど、なんか手加えた?」

「塩漬けにしてあります」

「は?」

「桜餅に巻いてある葉っぱこれなんよ」

「あれ塩漬けなんだー」

「これが美味しいんよ」

「へー」

「そんなことよりもうそろそろ冷めたかなー…うん、大丈夫そうだね。そうしたら次の工程、一口の大きさにまとめる。その時にあんこを中に包むのも忘れずに」

「まためんどくさそうな作業だなー」

「まぁ、もう少しだし、これきっと美味しいから頑張ってくれ」

「美味しいもので作業は進まんなと思うけどなー…」


と愚痴を言いつつちゃんと作業をしているヒロマサ

しかも見た目が良くなるようにちゃんと丸めている

そりゃもう商品ですか?っていうぐらいに

しかし、丹精込めて作っているせいかだいぶ時間が掛かっているようで…

30分ぐらいかかった


「やっぱめんどくさかったなー」

「丁寧にやりすぎなんよ、もうちょい雑でいいんよ」

いやよ、潔癖症やないけど気になるんよ」

「こまけぇなぁ、ま、それはともかく最後、葉っぱ巻いていきます」

「もう巻いてあります」

「?…あれ、もう巻いてある?なんで?」

「丸めるついでに巻いといたで」

「きがきくなぁ…」

「それじゃあ終わり?」

「うん」

「あっけな…」

「誰かさんの気が利いたからかな?さて、それじゃあいただくとしますかね」

「せやね、細かい事は置いておこう」


そう言って終わり際がサラッとスルッと終わってしまい、なんだかしっかりとこないということは一旦置いといて出来た桜餅を食べてみることにした


「ではでは」

「「いただきます」」

「うん、やっぱり桜餅といえばこれよなー、葉っぱの塩加減がちょうどいいんよ」


と、桜餅に対してすごい好意を持っているルイ。

いつも通り美味しいわー、と思っている傍ら、ヒロマサが微妙な顔をしながら食べていた


「どしたヒロマサ」

「…葉っぱがしょっからいんよ、甘いものと辛いもの一緒に食べれない派だから…」

「子ども舌には厳しかったかな?」

「そうかも…子供舌って言われるのは癪だけど…」


葉っぱの塩漬けが少し不評だったヒロマサ

だけど桜餅本体は美味しかったようで…

ヒロマサの分けた葉っぱ(単体)がルイの皿にどんどん溜まっていくという現象が起こっていた

それを消費している時のルイの顔はすごい渋い顔だったらしい…

ドンマイ

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