忘れかけてたアレを収穫するよ
「いやー、やっぱり朝一のレモンティーは最高だねー、家に有り余ってるレモンも消化できて最高だ」
朝から一人で何言ってんだこいつ
それはさておきただいま朝7時半ぐらい
今は残機が41と消化せねばいけない状況下にあるレモンを消化しようとルイはレモンティーを作って飲んでいるのだ
「そしてその雰囲気をぶち壊す奴がここにいると…」
ヒロマサがまだ寝てる
布団にくるまって
「…良い加減起きろよ、今日もやること多いんだぞー」
「zzz…」
「ヒーローマーサー、起きろってー」
ヒロマサの体をゆっさゆっさと揺らす
しかし効果は無いようだ
もう一度揺らす
けど全く反応がない
「チッ、冬だから起きれねぇってか、いつも早いんだけどなぁ…けど、今日は大事な用事があるしもうそろそろ起こすかー」
ヒロマサが起きないのに痺れを切らしたルイはある手段に出た
用意するは
…布団(分厚い)
それをヒロマサにかける
「そんなに寒くて起きたくないなら布団かけてやるよ!」
ヒロマサは今かぶってる布団よりもあったかい布団が乗せられたことに気づいたのかそっちの布団にもぞもぞと入り始めた
しかし異変に気付いたのか布団の中でジタバタしてる
そしてもがきにもがき、やっとの思いで布団から這い出てきた
「あつアツ熱っ!」
「あ、起きた」
「起きた、じゃねぇよ!なんだよこの布団!捕獲用網みたいになってんだけど」
「寒くて起きないのかなーって思ったから熱を逃さないように布団の端に重りを入れといたぜ」
「重りだけならまだしもなんか布団の内側になんか熱を発してる物体ない?」
「特製ホッカイロ」
「布団は熱いし熱はこもるし出ようにも重りのせいでうまく出れないし、最悪だよ!」
「でもそんなけしなきゃ起きなさそうだし」
「もっと他の方法があったろ!」
「考えるのめんどくさかったのー」
「ブーイングブーイング」
へんな方法で起こされたヒロマサは少なくとも朝のうちは大変機嫌が悪かった
朝ごはんの時ずーっとルイを睨んでいるぐらいには
寝起きの良し悪しはその日の機嫌に関わります
十分注意しましょう(経験者は語る(ルイ))
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「さて問題です、ヒロマサが植えたっきりでまーったく世話をしないで放置してきた野菜ってなんでしょう」
「え、そんな野菜あったっけ」
「記憶から抹消されてますね、答えは足元をご覧ください」
現在ヒロマサとルイはいつもと変わらず畑に来ている
で、足元にあるのは…
「あー、そういや去年玉ねぎ植えたね」
「お、思い出したか」
そう、玉ねぎである
無類の玉ねぎ(特にオニオンリングにして食べる)が好きなルイが去年植えたのである
そして今日は玉ねぎを収穫するのでその無類の玉ねぎ好きはいつもより張り切っている
…張り切りすぎている
「玉ねぎなら収穫したことあるよ」
「お、ヒロマサ収穫したことあるのか」
「近所のおじさんが玉ねぎ収穫して持ってって良いよーってことがあってさ」
「へー、なら説明いらねぇしちゃちゃと収穫してこ、俺は早くオニオンリングが食べたいんだよ」
「ここにオニオンリング過激派がいる…まぁ今は何言っても聞かないだろうし収穫しよ」
「物分かりが早いねー、よしさっさと収穫してこー」
「おー」
ヒロマサがよしやっていくかー、と言って玉ねぎを収穫していった
そして結果といえば…
一瞬で終わった
うん、ほんと一瞬で終わった
ルイが張り切ったせいというか
張り切ったおかげというか
いつもなら多大な時間がかかるところをほんの1時間ほどで終わらせたのだ
そして終わらせたルイといえば、ドヤァ、みたいな顔で両手を腰に当て立っていた
「…好物の力って凄まじいな」
「そりゃご褒美があるから頑張る、みたいな感じだからさ」
「にしてもその力が強大すぎる気がするんだけどなぁ」
「さて、収穫し終えたことだし、帰りますか」
「帰ってもゆっくりできる気がしない…」
帰ったらどうせ玉ねぎを大量に揚げまくる未来しか見えない
というか収穫という運動をしたばかりなので休憩できないなー、オワタと思いつつヒロマサはルイの後ろを追いかけて行った
…ヒロマサはルイに引っ張られまくっている
ヒロマサもヒロマサなりで苦労しているのだ
そんな苦労人(今日だけ、いつもはルイが苦労人だが)とルイは玉ねぎを両腕に抱えて家に帰って行った
んで
「オニオンリングって言っても色々あるからなー、ヒロマサどんなやつがいい?」
「俺が食ったことあるのってモ◯バーガーのオニオンリングぐらいかなー」
「あれか、あれ美味しいよね、よしそれにしよう」
「え、作れるの?」
「完璧◯スバーガーみたいにはならないけど、もどきはできるよ」
「へー、で、この流れ的にあの表出てくる感じ?」
「そだね、材料はこちら、デデデデデデデデデ、デン!」
・玉ねぎ 何個でも
・小麦粉 100g
・片栗粉 大さじ2
・ベーキングパウダー 5g
・卵 1個
・ウスターソース 小さじ1
・本だし 小さじ1
「待て待て待て、ベーキングパウダーなんであるんだよ!前ないって言ってたやん」
「あのあと作ったんですー、ないと困るので」
「ならあの時も作っとけよ」
「メンゴ」
「はぁ、で?始めますか?」
「言わずもがな」
「デスヨネー」
「はい、まず玉ねぎをスライスしていきます」
「どんくらいで?」
「1cm幅で」
「わかった」
ヒロマサは慣れた手つきで玉ねぎをスライスしていく
しかし相手は玉ねぎ、切ったらもちろん…
「グアッ!」
「どした」
「目が…目がー!」
「ム◯カ大佐出てくんな」
「ちゃう!普通に目がいてぇ!玉ねぎ切ってるからか!?」
「ゴーグルいる?」
「良いのあんじゃん、貸して貸して」
「ほい」
そしてヒロマサはゴーグルをはめ、玉ねぎをスライスする作業を再開した
ゴーグルすれば目が痛くなることはないのでサクサク切って行った
「できたでー」
「よしそしたらここに玉ねぎ以外の調味料を混ぜた物があります」
「お、おう」
「これに玉ねぎを入れて油で揚げていきます」
「ほう、理解したで」
「なら良い、よし、分担しよう、俺が玉ねぎの衣つけるから、ヒロマサ揚げてって」
「おけ」
ルイが衣をつけて、ヒロマサがあげる
バケツリレーならぬ玉ねぎリレーが始まった
「テンポよくねー」
「どれくらいまであげれば良いの?」
「狐色になったら取り出して良いよ」
「わかったー」
つけて揚げる、つけて揚げるを繰り返すこと40分ほど
ようやく全部上げ終わった
「完成です」
「おー、なんかそれっぽい」
「食べて良いよ」
「どれどれ…ん!モ◯のオニオンリングみたい!」
「成功か、どれどれ…お、美味しいな」
「まぁ、まずいわけないよね、っておい!食べるペース早すぎない!?」
「いやー、ね、手が止まんないわ」
「夜ご飯食べれなくなるって!」
そんなこと言ってもオニオンリング過激派のルイに届くわけもなく
どこぞかのピンクの悪魔みたく食べすすめていった
そして無くなる頃にはお腹もいっぱいになってるわけで…
夜ご飯はちゃっかり食べれなかった
おやつはほどほどにしましょう




