ゆーきやこんこん③
洋匡が気絶したあと
ルイとレイは洋匡を雪山にある家に運び込んだ
「…ヒロマサ大丈夫かなー」
「きっと大丈夫だよ」
「あと私たち大丈夫かなー」
「起きてきた時に色々言われそうだもんなー…」
二人は洋匡の安否よりも自分たちの今後の心配をしていた
ヒイロ?寝てる
「そうだ!ヒロマサの矛先を逸らすために何かご飯作ろう」
「矛先って」
「優しくすれば許してくれるでしょ」
「一理ある」
「あとシンプルに腹減ってそうだし」
「昼ごはん食べてないもんな」
「なんだったら寒いしあったかいものを作ろうよ」
「あったかいものねー」
二人はうーんと悩んだ
そこにタイミングがいいんだか悪いんだかヒイロがやってきた
「何話してんのー?」
「ヒイロ、あったかいもの作ろうと思うんだけどなんか案ない?」
「うーん、ないかなー」
「使えねー!」
「俺寝てくるわー」
そう言ってヒイロはまた寝に布団に潜っていった
ポカンとする二人を置いて
「…あいつ何しに来たん?」
「知らねー」
「まぁ、話は戻して、何作ろうかなー」
「ちなみに材料は何があるの?」
「ちょっと待ってて」
そう言ってルイは家にある食材を確認しに行った
で
「大根、こんにゃく、じゃがいも、ネギ、ちくわ、あと調味料」
「びみょー、どうするん」
「材料見てて思いついたんだけど、おでんにしようかなーって」
「おでん?」
「おでん」
「なにそれ」
「美味しいやつ」
「よし作ろう」
「早!…それじゃあキッチンに来て」
「わかったー」
そうして二人はご飯作り…もとい自分たちの安全確保のためにおでんを作ることになった
「じゃあまず具材を切っていくぞー」
「おー」
「じゃあレイ、まず大根を2cm幅に切ってくれ」
「切って言われても…私そんなに料理したことないよ?」
「頑張って」
「うーうーうー」
「その間に俺はこんにゃくを三角に切るっと」
「ねー、やっとできたよー」
「歪で汚いけどいいや、そしたらちょっと待ってて」
そうしてルイは手早にこんにゃくを切った
「この三角こんにゃくのに薄く切れ込み入れてくれ」
「どんくらい?」
「すっとで」
「すっ?」
「すっ」
「わからんけどやってみるわー」
そう言ってレイもこんにゃくに切れ込みを入れ始めた
で結果は
「…切れ込み入れただけでなんで糸こんにゃくみたいになるの?」
「切れ込み入れろって言われたから…」
「お前は力加減っていうものを知らないのか?」
「し、知ってるしー」
「ジー」
「(目を逸らす)」
「(こいつ)」
「…」
「…まぁいいや、糸こんにゃくもどきで入れておこうかな」
「う、うん」
「あとは…出汁作りかなー」
「何入れるの?」
「ここのあった調味料、醤油、酒、みりん、作り置き昆布だし、塩で作ろうかな」
「多いなー」
「でも手順は少ないよ」
「ふーん」
「作り方は簡単、塩以外を鍋に入れて沸騰させる。できたら塩入れて完了」
「簡単だね」
〜20分ぐらい〜
「で完成したけど」
「カットしすぎ、何やってたかわからないじゃん」
「誰視点?」
「見てる人視点」
「誰!?」
「そんなことよりこれで完成?」
「うん、あとはヒロマサが起きてきた時に具材を入れて煮込めば完成だよ」
「それじゃあヒロマサが起きるのを待ち中ね」
「うん」
「早く起きないかな〜」
早く食べたいー、とワクワクしながら待つレイ
気づいてないのか、目的が自己保身からご飯に変わっていたレイであった
次回で一区切りです




