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異世界で無双したいが内容が農業ゲーなんだが  作者: チャンポンサニーレタス
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31/71

焼き芋ー

長め

ある晴れた日


「はいと言う事で」

「ようつべの実況者みたいなはじめ方やめて」

「一度はやってみたい」

「はぁ、そんなことより今日はさつまいも収穫します」

「さつまいもかー」

「さつまいもです」

「芋掘りしたのが懐かしい」

「保育園でやったきりだな」

「でも楽しいから早くやりたい」

「そだな、やるか」


そういってルイは軍手とスコップを持ってきた

それを洋匡は受け取って二人は畑へ行った


「さつまいもの掘り方は知ってるよな」

「もちのろん」

「ならいい」

「ねぇねぇ、どうせだったらさなんか勝負しない?」

「勝負?」

「たとえば掘った数とか大きさとか」

「そうだなー、なら大きさにするか」

「いいよ」

「収穫した中で1番大きいもので勝負しよう」

「オッケー」

「よし、じゃあスタート」


そう言って二人は芋掘りを始めた


「ふんふんふーん、大量だなー」


洋匡は着々とさつまいもを収穫していった

そこで洋匡はふとルイの方を向いた

するとそこには


「…え、なにあれ…?」


大量の土煙が上がっていた

よーく目を凝らしてみるとそこには

…すごいスピードで芋を引っこ抜いているレイの姿があった


「え………?」

「お、ヒロマサ、どうした」

「な、なにあれ」

「あー、さっきレイが芋掘りやりたいって言ってたからやらせてる」

「なんであんな量の土煙が上がってんだよ」

「なんか本気出すって言ってた気がする」

「こっわ」

「もうそろそろ終わるんじゃない?」


そう言ったとき土煙が収まった

そしてものすごいスピードでレイが走ってきた


「ルイー、終わったよー」

「お、終わったかー」

「うん、あ、ヒロマサー久しぶりー」

「唐突すぎるなー」

「暇だから来てみたー」

「は、はぁ、こっちまだ終わってないからちょっと待ってて」

「なら私がやろうか?」

「え、いいけど」

「やったー」


そうしてレイはまた向こう側に行って…


「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ……………」


またすごいスピードで芋を引っこ抜き始めた

さっきと同様大量の土煙を上げながら


「…情報過多」

「それな」

「あれ本当に人間?獣人とかじゃなくて?」

「異世界だからあり得るかも」

「ま、そんなわけないか」

「だな」

「それにしてもあれどうやってんだろ」

「パワーだけでやってるんじゃね?」

「筋肉バカかな?」

「筋トレしてるとかは聞いたことないけど」

「…」

「…」

「…知らないっていうことにしよう」

「そうだな、あれはよくわからない」


そんな話をしているとまたレイがこっちに向かって走ってきた


「終わった」

「…」

「…」

「なんなのその沈黙」

「やっぱレイっておかしい…」

「ヒロマサ、そんなこと言うな」

「二人ともひどくない!?」

「いや全然」

「うんうん」

「えー、腑に落ちないなー」

「そんなことより収穫した芋の一部を食べるか」

「わかった」

「納品はレイに任せとく」

「人使い荒いなー」

「頑張って」

「はぁ、まあいいけどさ」

「いってらっしゃーい」

「はいはい」


そうしてレイは荷車を引いてった

レイの表情が少し乗り気じゃなかったのは気のせいだ


「よし、じゃあこっちはこっちで焼き芋の準備をするか」

「はーい」

「まずは落ち葉を集めます」

「わかった」

「はい、これほうきね」

「うん」


そうして二人は落ち葉を集め始めた


「ただいまーー」


落ち葉が集まってきた頃レイが走って帰ってきた


「「レイ止まれ!」」

「え?」


レイは急に止まれと言われてびっくりしながらも止まった

だけど


「手遅れだったかー」

「めんどいなー」

「え、どうしたの?」

「レイ、下見て」

「うん?」


そこには

…さっき集めた落ち葉が散らかっていた


「あ」

「「……………」」

「…ごめん」

「やっぱり筋肉バカだったね」

「ヒロマサの言うとうりだったな」

「で、集め直しだね」

「どこぞかの筋肉バカさんのせいでな」

「筋肉バカってひどくない!?」

「「ひどくない!」」

「声を合わせて言わなくてもいいじゃん!」

「はぁ、まぁいいや集め直すぞー」

「わかった」

「はいこれレイのほうき」

「え、何するの?」

「落ち葉集め」

「めんどくさーい」

「おまえが散らかしたんじゃん」

「ぐっ」

「はよやれ」

「…わかったよー」


そうして誰かのせいで落ち葉集めはやり直しになったのだった

なおレイが来たおかげでさっきよりも早く集め終わった


「そうしたらまずさっき取ったサツマイモ(洗っておいたやつ)を紙で包んで」

「「できた」」

「そうしたらアルミホイル(自家製)でまた包む」

「うん」

「アルミホイルって何か知らないけどわかった」

「そうしたら放置」

「ポーイ」

「そうしたら次に焚き火を作ります」

「わかった」

「で前科ありのレイは座っといて」

「えー、なんでー」

「それは自分の行動を見返ろ」

「ぶー」

「で、ヒロマサ、まず落ち葉の上に竹で焚き火の形に組んで」

「うん」

「そうしたらその上に木で組む」

「うん」

「で、火つける」

「マッチプリーズ」

「ないです」

「え…」

「ないです」

「まじかー、どうやって火つけんのさ」

「お前の眼鏡貸して」

「え、はい」

「で藁を用意」

「うんうん」

「で、太陽光を集めます」

「原始的だなー」

「で…………………………煙が出てきたので藁を少し降ります」

「うん」

「すると火がつく」

「おー、ついたー」

「これを落ち葉にポーイ」

「テキトー」

「で火が回るまで放置」

「わかった」


〜3分後〜


「うん、こんなもんだな」

「で?」

「そしたら燃え切るまで待つ」


〜さらに3分後〜


「よしそしたらさっき放置した焼き芋を入れます」

「わかった」

「でだ、レイもういいよ」

「……………」

「どうした」

「……暇だった」

「仕方ないじゃん」

「……ひどいなー」

「まぁまぁ、もうすぐ焼き芋食べられるからさ」

「ぶー」


〜50分後〜


「まだー?」

「もういいよ」

「やったー」

「はい、これレイのね」

「いっただっきまーす」

「これヒロマサの」

「ありがとー」


そうして3人は焼き芋を食べ始めた


「秋の味覚って感じだねー」

「そうだねー」

「でも今日は疲れたなー」

「誰かのせいでな」

「誰のことー?」

「「…」」

「焼き芋おいしーねー」

「…レイは相変わらずですな」

「そですな」

「?」

「今度は大学芋が食べたい」

「いいぞ」

「大学芋?なにそれ食べてみたい」

「前科あって手伝われるのがちょっと不安」

「それな」

「やっぱりひどくない!?」

「「気のせい」」

「…」


そんな話をしながら3人はさつまいもを食べた

なお、レイは帰り際に解せぬという表情をしながら帰っていった

ご愁傷様

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