く・り・ひ・ろ・い
「さーて、やるか」
「ヲイ、人の話聞け」
「なんだよ」
「何の説明もせずにこんな森に連れてきてさ説明なしってひどくない?」
「あ、まだ説明してなかったっけ」
そろそろ葉が赤く色づいてきた頃、洋匡がルイに言われてついてきたところは森の中だった
「今から栗拾いでもしようかなーって思ってさ」
「くり?」
「くり」
「栗かー」
「あれ、そんなに好きじゃないの?」
「うん」
「まぁいいや」
「ヲイ」
「俺は栗が食べたいんだ、早速栗を拾いにいくぞ」
「待って、って言ってもこれ聞かないタイプのやつだ」
「せいかい」
「はいはい、でも栗拾いなんてやった事ないぞ」
「方法は簡単」
「だいたい簡単っていってる気がする」
「気にしない気にしない」
「…………」
「やり方はね……見てて」
「おん」
そういってルイは栗を見つけて説明を始めた
「まずはこのとげとげを踏む」
「ふんふん」
「で、踏んだら中の栗がとれるようになるので中の栗だけ取る、以上」
「思ったより簡単だね」
「さ、やってみよう」
「へい、そもそも問題見つかるかなー」
そうして洋匡とルイは各自栗を探し始めた
でも今は栗のよく取れる時期なのですぐ見つかった
「あ、あった、案外たくさんあるなー」
「そうだな」
「いたっ」
「どうした」
「上からイガ付きの栗が落ちてきた」
「大丈夫か」
「うん」
「気をつけながら探せよ」
「うん」
〜1時間後〜
「たくさん取れたなー」
「こんなにいらないんだけど」
「どっかにお裾分けでもするか」
「そだね」
「それじゃあ栗使っておやつでも作るかなー」
「やったー」
そうして二人は家に帰って行った
「なに作ろう」
「栗かー………」
「うーん」
「うーん」
「そうだ大学芋ならぬ大学栗でも作ろう」
「大学栗ー?」
「うん、おいしいよ、食べた事ないけど」
「ヲイ」
「まぁいいや、さっ、作ろうか」
「はいはい」
そう言って大学芋に使う材料を持ってきた
「だいたい材料は大学芋と一緒だし大学芋用の材料を持ってきたよ」
「おけ」
「よーし、まずは栗の皮むき」
「そこからかー」
「栗を茹でてから皮を剥きます」
「はいはい」
「栗を俺が茹でるから皮剥いてってくれ」
「りょーかい」
「ふんふん………はいこれ皮剥いて行って」
「あっつ!えーっと………………よしよしできてきたぞー」
「どんどん剥いていってねー」
「ほーい」
〜10分後〜
「よし、終了」
「そうしたら?」
「そうしたらフライパンにサラダ油を熱して」
「さっと」
「そうしたら栗を入れて弱火で焼き目をつける」
「さっさっさー………こんな感じ?」
「おう、そうしたら砂糖、みりん、醤油を入れて」
「ポイポイポーイっと」
「うん、そうして黒ゴマ振って完成」
「早」
「簡単でしょ」
「まあいいや、早速食べよ」
「そうだな」
そうして大学栗を皿に盛ってテーブルに持っていった
「ではでは」
「「いただきまーす」」
「ん、美味しい」
「だろ」
「栗あんまり好きじゃないけどこれは美味しいと思った」
大学栗はホクホクで美味しかった
この調子で大学芋も食べたいなー、と思ったら洋匡であった
栗は甘栗にして食べる派




