夏の風物詩
今回はものづくり回
チリンチリン
家のベランダにある風鈴が鳴っている
それを洋匡はボーっと見ていた
そこにルイがやってきた
「どうしたヒロマサ、風鈴が気になるのか?」
「うん、夏っぽいなーって思ってさ」
「夏ねー」
夏といえど洋匡の感覚的に9月ぐらいかなと思うぐらいの気温だった
「ヒロマサ、なんなら風鈴作ってみるか?」
「風鈴ねー、作ってみたいけどさ、どこで作るの?」
「俺の知り合いにエヴィーさんっていうガラス職人がいるんだけど、そこにいく」
「へー」
「よーし、いくぞ」
「おー」
というわけで風鈴を作ることになった
そしてガラス工房に着いた
「こんにちは、エヴィーさんいますかー」
「………………………………………………」
「こんにちはー!」
「…………………」
「返事がないね」
「あれおかしいな」
「ちょっと入ってみようよ」
「そだな」
そうして二人は入ってみた
すると
「ん?なんかここすごーく散らかってるな」
「本が雪崩でも起こしたんじゃね」
ゴソ……
「ん?なんか聞こえたような」
「そんなまさか」
ゴソゴソ……
「いやなんか聞こえるって、本もなんか動いたような」
「まっさかー」
ガタガタ……
「やっぱりこの本の下から聞こえるって!本の山も揺れたし」
「マジ!?急いで掘らなくちゃ」
で、二人は本の山を掘った
すると案の定下に人がいた
「エヴィーさん大丈夫ですか?」
「………」
「おーい」
「………zzz」
「完璧寝てるわ」
「大丈夫かこの人」
〜20分後〜
「ふぁー」
「あ、起きたっぽい」
「ん?」
「あ、こんにちは」
「なんで?」
「すんません、ちょっと用事があって」
「散らかってる」
「あー、これは俺らが来た時に本の雪崩が起きてて、エヴィーさん埋まってたんですよ」
「用事」
「あー、はい………」
って言う感じで会話が始まった
洋匡は一人でポツンとしていた
なんせエヴィーは無口なのだ
会話がわからない
…………それでも会話できてるルイがすごいが
「わかった」
「ありがとうございます」
「話終わった?」
「あーヒロマサ、終わったよ」
「エヴィーさん無口すぎ」
「えー、あれ案外わかると思うけどな」
「ふーん、でどうなったの」
「風鈴の作り方教えるってさ」
「やった」
「おーい」
「ヒロマサ呼ばれてるぞ」
「わかった」
そういって洋匡はエヴィーのところに行った
そして行ったらガラスのついてる棒を渡された
「吹いて」
「吹く?」
「棒の吹き口から息を吹けって」
「さすが翻訳者」
「ヲイ」
「まぁいいや、フーーーーー………」
「いいよ」
「はぁはぁ、酸欠になりそう」
「お疲れー」
そしてエヴィーは棒とガラスを切り離した
そして冷まして風鈴の鳴り口を砥石で整え始めた」
「ほへー、エヴィーさんってすごいなー」
「さすがのガラス職人だからね」
そう話してるうちにエヴィーは洋匡にガラスと絵の具みたいなものを渡した
「絵、描く」
「好きな絵描けって」
「おー、よーし」
そうして洋匡は風鈴によくある金魚や水草を描いた
「出来ました」
「ん」
エヴィーが手を洋匡に伸ばした
「え?」
「それを渡せって」
「よくわかったね」
「まぁな」
「はい」
「ん」
そうしてエヴィーは風鈴のガラス部分に紐や振り管、風受けの紙をつけた
「はい」
「完成ですか」
「うん」
「やったー」
「おー、完成だな、日本にありそうな柄だ」
「エヴィーさんありがとうございました」
「どうも」
そうしてルイと洋匡は工房から出た
「いやー、だいたいやってくれたなー」
「あれをやれって言われてもヒロマサには無理だろ」
「まぁね」
そして二人は家に帰って行った
風鈴はベランダにあった風鈴の隣に吊るしておいた
そして風鈴が鳴ってる様子をまたボーっと眺める洋匡であった
久々の新キャラ




