第8章:久しぶりのテレビ(第2部)
ジオ:難民
夜が近づき、寒さが厳しさを増すと、ディーゼルかガソリンの発電機から供給されるキャンプの貴重な電力を使って、ときどきテレビがつけられた。
画面が点灯した瞬間、それはニュース番組に接続されており、途切れ途切れの声が聞こえてきた。
『著名なジャーナリスト、マット・パターソン氏が自宅で遺体となって発見されました。警察は自殺の可能性を視野に捜査を進めています。……マット・パターソン氏とは何者だったのでしょうか? 彼は電力不足が政府による陰謀であり、レヴィアタンの「電気の心臓」は正常に機能していると主張し続け、障害の原因は……』
「ザザザッ……」
静寂を切り裂くノイズ。
次の瞬間、チャンネルが切り替えられた。
画面に映し出されたのは、2年以上前のサッカーの試合の録画映像だった。
新しく来た難民たちは、久しぶりに見る点灯したテレビに目を奪われ、うっとりと見入っていた。
一方で、場慣れした古参の難民たちは、ただ退屈そうに座り込み、時間が過ぎて新しい一日が訪れるのをじっと待っているだけだった。
私は自分の足元を見つめ、この状況にただ諦めを感じていた。
ブーツは湿り、服も濡れている。難民キャンプの共有物干し竿にどれだけ長く干しておいても、衣類が乾く気配は一切なかった。
(ブーツを脱ぎ、人目もはばからず裸足を晒す。湿った足を少しでも乾かそうとするが、特に左足にはすでに皮膚の炎症や傷が出始めていた)
(このまま良くならなければ、すぐにでも薬が必要になるだろう)
雨が降り続く時間を数えてみたが、一日に20時間近くも雨が降り続けている計算になる。
常温の飲み水は凍るように冷たく、一向に下がらない私の熱を和らげる役にはまったく立たなかった。
(環境ドームの保護を失ったレヴィアタンは、惨状そのものだった)
(容赦ない自然の猛威が、人々に甚大な被害を与えている)
(放射能はレヴィアタンの国境地帯を蝕んでいた)
(降り続く雨は至る所で洪水を引き起こしていた)
(過去の大地震は、日常を支えていたインフラを完全に破壊し尽くしていた)
(相次ぐ停電は、あらゆる活動を不可能なものにしていた)
そして時間の経過とともに、市民社会は死の恐怖に怯えながら、隅へと追いやられていくほかなかったのだ。
(かつての政治的特権階級たちは、まるで最初から存在しなかったかのように、闇の中へと姿を消していた)
間違いなくレヴィアタンは、かつて私たちを「地球」と呼ばれるこの荒々しい野生の惑星の脅威から守ってくれていたのだ。
ここまでお読みいただきありがとうございます!
正直なところ、私自身この物語がとても気に入っていて、執筆を止めることができません(笑)。自分でも止められないみたいです。
最近は週末、特に日曜日を利用して少しずつ続きを書くようにしています。
話が進むごとに、作品がどんな形になっていくのかを読み返すのが本当に楽しいです。1話増えるたびに、物語に新しい色が加わっていく感じがしてワクワクします。
更新のお約束はなかなかできませんが、時間に余裕があるときは執筆したり絵を描いたりしています。最近はあまり時間が取れないのですが……それでも、章を重ねたりイラストを描いたりするたびに、新しいニュアンスや魅力が芽生えていくのを見るのが本当に大好きです。
これからもマイペースに更新していきますので、どうぞよろしくお願いします!




