第15話 感電の死闘
「さざなみの森」で、まさかの**「骸骨鶏」を仲間に加えるという、誰も予想しなかった展開を迎えたミドリ一行。
ヤフーに一目惚れした「ほね」の愛(執念)のビートが響き渡る中、次なる目的地は、常に雷鳴が轟くという厄介な場所、「サンダーの村」**。
牛の巨体を持つミドリ、食欲に忠実な豚のオゥグ、そして完全にパニック状態の鶏ヤフーと、彼を追う骨。
果たして彼らは、この「バグり散らかした環境」で、お目当ての**『エリキテル・キャロット』**を手にすることができるのか?
今、井戸の中から這い出した「雷鳴魔神」との、絶縁体ゼロ(?)のデスマッチが始まろうとしていた――。
「さざなみの森」でのシュールな修羅場を乗り越え、一行はついに**「サンダーの村」**へと足を踏み入れました。
空はどんよりとした鉛色。絶え間なく稲光が走り、空気はバチバチと静電気を帯びています。
村の入り口には「避雷針」らしき巨大な鉄柱が何本も立っていますが、そのどれもがひしゃげ、不気味に焦げていました。
村の家がゴムの壁できているため、電気を通さない構造になっていた。
ミドリ(牛): 巨体を揺らし、湿った地面に足を取られながら進む。
アニー: だるだるに歩いているが、警戒を怠らない。
オゥグ: 腹が減りイライラしだす。。
ヤフー: 相変わらずガクガク震えている。
ほね(骸骨鶏): ヤフーの真後ろを「カサカサ……カサカサ……」と正確なステップで追尾。時折、ヤフーの羽を骨の嘴で優しく整えようとして悲鳴を上げさせている。
井戸の怪異
村の奥の公園にある古びた井戸。
そこから立ち昇る、異様なほどの魔力の奔流を
ミドリは敏感に感じ取ります。
ミドリ:
(モォ~~……(ここか。井戸から雷の音がしてるじゃねぇか。どう考えてもバグってるだろ、この村の環境))
アニー:
「……噂通り。この井戸の中に、雷を呼び寄せている『雷鳴魔人』が落ちたらしいわ。それを取り出さない限り、村に人は戻ってこないでしょうね」
ヤフー:
「コケェッ!?(無理無理! 井戸の中なんて、僕たち焼き鳥になっちゃうよ! 特に後ろのアイツ、骨伝導で即死だよ!?)」
「ほね」はヤフーの言葉に同意するように、誇らしげに胸の肋骨を「カシャーン!」と鳴らしました。
予期せぬアクシデント
その時、空から特大の落雷が井戸の縁を直撃しました。
「バリバリバリィィィ!!!」
雷光がパーティーに直撃する、強烈な衝撃波に、足元の悪いミドリがよろけます。
ミドリ:
「モォォウ!?(痺れるぜ!うおっ、滑る!!)」
ミドリの巨体が、濡れた石畳に足を取られ、そのまま井戸の大きな口へと滑り落ちそうになります。
オゥグ:「ブヒィィ!(こうなりゃ、灼けだ雷食べよう!)」
アニー、パーティーの集団の後にいた止め無傷
オゥグが雷を痺れながら食べた。
オゥグ「ブウン(雷効くけど、案外行ける!)」
ヤフーは雷に怯えて、井戸の中へ落ちた、一緒に骸骨鶏も珠数繋ぎで落ちる。
「コケェェーーーーーッ!!(嫌だぁぁ! 落ちるぅぅ!)」
ヤフーを助けようと、**「ほね」**が、鋭い骨の翼を井戸の壁に突き立てますが、その爪をヤフーが必死に掴んだことで、重さに耐えられず、奥底まで落下して行った。
ミドリ(モウ〜……俺とアゥグとアニーはデカくて入れないから、しゃあない!頼んだぞ、鶏コンビ!)
「ドッシーン!!!」
幸い、底には水……ではなく、なぜかフカフカした「電気を吸い取る苔」が群生していました。
ヤフーコンビが起き上がると、そこは青白く発光するクリスタルに囲まれた広大な地下空間でした。
そして、目の前にはこの騒動の元凶が。
【BOSS:雷鳴魔神(Lv.22)】
浮遊する雷雲のような身体に、二つの光る眼。
その中心には、眩しく輝く『雷鳴の魔石』が埋め込まれています。
アニー:
「……出た。井戸の主。これ、倒さないとエリキテル・キャロットは手に入らないぞ!」
ミドリは鼻息荒く、地上で前脚で地面を掻き毟ります。
すると雷鳴魔人は、井戸の飛び登ってきた。
ミドリ達の前に現れた!
井戸の底から這い上がってきた雷鳴魔神(Lv.22)。
バリバリと火花を散らし、黒雲のような身体が井戸の口から溢れ出し、いよいよ決戦の火蓋があがっていた。
「サンダーの村」編、いかがでしたでしょうか。
落雷を「ピリ辛の飯」として完食してしまうオゥグのワイルドさと、井戸に吸い込まれたヤフー&ほねコンビの安定した不憫さが光るエピソードとなりました。
何より、一番の功労者は井戸に入れなかったミドリの「牛としてのデカさ」かもしれません。
地上へおびき出された(というか勝手に登ってきた)**雷鳴魔神(Lv.22)**に対し、ミドリの重量級タックルとアニーの冷静な指揮が炸裂します。
次回の更新も、どうぞ「ビリビリ」しながらお待ちください!




