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襲撃 その8

すいません大変遅くなりました

 ハルから連絡を受けて、俺は理事長室の前に来た。ちなみに他の学生はイーナが教室に待機させている。こういうとき教師って便利だな。他の教師はイーナに従っているみたいだな。やっぱり非常時になると、自分じゃ判断つかないんだろう。


 まぁ、イーナはそこらの教師よりよっぽど頼りになるからな。みんな、知らぬ間にイーナに逆らえなくなるんだよなぁ。つまりイーナが最強。


 ちなみにイーナ以外は事後処理をしてもらっている。


「ハル、ついたぞ」

「九郎さん、私が戦っている時に何故、他の女性と仲良くしていたんですか?」

「・・・いや別に仲良くしていたわけではなくて」

「でも連絡先交換していました」

「あれはお礼がしたいって言われたからであって、やましいことは何も」

「頭ずっと撫でてもらっていたのは?」

「ごめんなさい」


 頭撫でてもらっただけなのに。

 それと貰えるものは貰う主義なんでお礼してもらえるなら喜んでもらう。


 しかしこれは浮気に分類されることではないと思います。



「それよりそこのやつが今回のテロのリーダーか」

「・・・・・」

「ハル、お前も俺と同じだ」

「突然何ですか?」


 ハルが俺に向けて首を傾げる。すごいあざといが可愛いなぁ。

 すまん、ハル、俺は俺の正義を貫き通そう!



「お前もそいつと仲良くしていただろ!」

「戦っていただけ、ですけど」

「いいや、リーリアの人にとって戦闘は愛情表現の一つとも言われている、つまりお前は俺を放っておいて愛を育もうとしたんだな」


 リーリアとは俺が飛ばされた世界のこと。

 自分で言っていて何だが、ひどいなこの言い分。



「九郎さんがイーナにまかせたって言いましたよね。それでイーナから連絡をもらった私がここに来たわけです」

「つまり?」

「九郎さんが戦わせたわけです。それなのに、私を糾弾しましたね」

「本当にすいませんでした。ちょっと調子に乗りました」



 俺は誰が見ても素晴らしいと感激するほどの、90℃頭を下げた。



「九郎さん、普通、冤罪でこんなひどいこと言われたら、悲しくなって別れたくなると思います」

「はい。そのとおりです」

「いくらふざけていたとしてもやって良いことと悪いことがあります。これからは注意してくださいね」

「はい」



 それはもう反省しています。



「ちなみにこれを言うの2回目ですからね」



 人間、反省って難しい。だから犯罪が減らないんだろうなぁ。

 ごめんなさい、今度は反省してるから怒った目を俺に向けないで!



「私は今とても悲しいです。だから慰めてください」



 そう言うとハルはゆっくり俺に近づいて来て、俺に抱きついた。



「ごめんな」


 俺は左腕でハルを抱きしめながら、頭を撫でてやる。髪はサラサラしていてすごく良い香りがする。同じシャンプーのはずだよな、俺の髪の毛からなんて何も匂わないのに。何でこんなに違うんだろうか?


 10秒ほどが経った。


「もう十分です。ありがとうございました」


 そう言うと、すぐにハルは俺から離れた。



「では宝珠を見に行きましょう」



 そうしてついた理事長室の中、カーペットをめくると頑丈そうな鉄の扉が現れた。


「いかにもな雰囲気だな」

「もう少し、この部屋に馴染ませようとは思わなかったんでしょうか」


 木造の立派な部屋なのにな。責めてカモフラージュとして木の扉にすればよかったのにな。それでも目には止まるだろうけど。


「では、鍵の解錠をお願いします」

「はいはい」



 ニッグだったと思う男は暗証番号のついた鍵に触れ、番号を入力する。



「そういえば、何か仕掛けがあるかもしれないのはわかりますが、なぜ空間移動しないんですか?あれならすぐに中に入れると思いますが」

「せっかく鍵があるんならそうしたいもんだろ」

「そういうものですか?」

「俺はゲームの割れを許せない人間なんだ。つまりズルはダメ」



 空間移動の他にも入る手段なんてたくさんあるが、まぁいいだろ。



「テロリストを全員眠らせて、対処するのは違うんですか?」

「相手から仕掛けてきたなら容赦なく、こっちから仕掛けるなら堂々と、まぁぶっちゃけ時と場合によるんだけどな」

「お前ら開いたぞ」



 ニッグが扉を開けて待機していた。扉の奥を覗くとはしごがかかっていた。まぁ階段だったら場所取りすぎるだろうから予想してたけど。



「なぁ、ニッグ」

「いきなりなんだ」

「今聞くのも何だけど、今日理事長っていないの?」

「当たり前だろ。だから今日実行した」

「いや、別に理事長がいてもいなくても実行出来たんじゃないの?ほら生徒や教師と同じようにしてさ」

「奴について何も知らないんだな。あいつは強い。それにこんな場所では絶対にやりたくないな。だからあいつの居ない今日を狙ったんだがな。まぁこんな騒ぎを起こしたんだ。もうそろそろ戻ってくるかもな」

「あ、それはないぞ」

「は?」



 ニッグがあほずらを俺に向けてくる。見た目もっとお堅い奴だと思ったがそんな顔もするのか。



「周囲からは普段と何も変わらなく見えるように細工してるし、音も外に響かないようにしてるから銃声もさっきの爆発音を聞いてるやつは外にいないぞ。あと

 電波も遮断してるから外に連絡もできない。その証拠に事件があって結構経ってるのに誰も来てないだろ」

「・・・・・」

「だからもしここにあいつに連絡がいく罠があっても大丈夫。さぁ、ゆっくり拝見しようじゃないか宝珠を!」



 俺達はゆっくりと下へと降りていった。


 ちなみにはしごを降りる順番はハル、俺、ニッグの順だ。ニッグからハルの順番だけは俺が絶対許さなかった。だってニッグが上見ればハルのパンツ見えるからな!



 そうして宝珠のある部屋に到着した。 


ちょっと閑話を頑張りすぎて本編疎かになりました。大変申し訳ないです


次回は1週間後には投稿します。(多分)

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