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そして、終わる


嫌いな人は多いと思いますが、ご容赦を。


「……ではな、一夜よ。お前さんには出来るだけの技術は教え込んだはずだ。今のお前ならばきっと──」


「師匠。そんなしょーもないこと言ってないでください。とっとと外出たいんですけど」


そう言うと師匠の額に青筋が奔る。


「貴様は……ったく。いつからそんな舐めた態度になりやがったんだが」


「うるせぇです。性欲溜まったら僕のこと女にして発散しやがる変態になんか誰が敬意を抱くってんですか」


いるわけねーだろそんなヤツ、居たらとんだドMだよ。


「むぅ……。お前には彼女がいるから女にしたんだろうが。ありがたいと思え、それにあれば修業の一つだ」


「んな阿呆な……はぁ。分かりましたからとっとと出たいですってば」


「まぁまて、最後に渡す物があってな」


そう言って師匠はゴソゴソとポケットをあさり、中から一つの腕輪を渡してきた。


「……?何ですかこれ?」


「《時止まりの箱庭》と言う魔道具だ。お前達風に言うとアイテムボックスだな」


「マジすか!?うっわ、ありがとうございます師匠!」


今回ばかりは尊敬するわ。あざっす!


「……何を考えているのか大体察しは付くが、まぁいい。中に旅の物資とお前の武器が入ってる、食料の他にも色々入っているから後で確認するといい。中に入れている分には、名前の通りに時が止まったままだ、あと開けられるのはお前だけにしておいた。上手く使えよ」


カチャリと左腕に付けてみる。


「師匠?どうやって開けるんですか?」


「魔力を込めタップしてみろ。収納されているリストが表示される筈だ、そのリストに表示されている名前をタップすればアイテムが出て来る。出て来て欲しい所を思い浮かべないと、目の前の空間に出て来るから気をつけろよ。ちなみに収納は入れたいアイテムを腕輪にくっつけながら、入れと念じれば収納されるぞ」


「おお!!ほんとに出てきた!!そして入る!!すげぇ!?」


「まったく……はしゃぎ過ぎだぞ」


「師匠マジでありがとう!」


そう言うと、師匠はポリポリと頬を掻きながら顔を背けた。


「ふんっ、喜んでくれたなら幸いだな」


うっわ、師匠可愛すぎかよ!?


「もういい!ほれ!とっとと行ってこい!」


扉を開けられ、ドンッと押される。


「じゃあな!頑張れよー」


「うす!ありがとうごさいました!」


その言葉を最後に扉が閉まった。なんかしんみりとしてきて、扉を見ながら、しばらく感傷に浸るのであった。


∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋



「あの、何処まで行くんでしょうか…?」


「申し訳ありません、もう少しですので」


「あっ、いえこちらこそすいません」


僕は今、王宮の中を歩いている。第三図書館の前で感傷に浸っていた僕は、メイドさんが来て、ようやく我に返った。

その後、みんなで集まるらしく、こうして集合場所まで歩いている訳だ。

そしてしばらく歩き、一つの扉の前に着いた。


「この中でお待ち下さい。もう少しで皆さん集まります」


「はい。ありがとうごさいました」


僕は扉を開け、中に入る。中は不思議な場所で、ソファーが一つあり、その前がガラス張りと言うなんとも変な部屋だった。


とりあえず、ソファーに座って待っていると、ぱちっと音がして部屋が真っ暗になった。


「なっ、なに?…〈灯火〉ッ?えっ?〈灯火〉!〈灯火!〉」


明かりを灯そうとして驚愕する。そして、何が起こっているのが分からず立ち上がろうとしたが、体がソファーから離れず、動けなかった。


「くそっ、どうなってんだ!?なにがッ───………え?」


突如としてクリアになった視界に映ったのは、絡み合った男女の体だった。

熱い吐息がこっちにも来そうな程、近くで行われている痴態に、僕は目を伏せようとして……目を見張った。


「……は?え、は?……な、なんで……?……え?」


うそだありえないなんで、ぁぁああ?なんで!なんで!どうして!?うそたうそだうそだウソダ!!?ねぇ、なんで?ねぇ?おかしいじゃないか、なぁ、、?なんて?ありえないよね、なんで?ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあアアアアアアアアアアアアアア!!??!!??


ね ぇ

な ん で り な が そ こ に い る の ?

ど う し て ?

そ の お と こ と な に し て る の ?

お か し い よ ね ?

() () () () () () () () () ()

じ ょ う だ ん だ よ ね ?


『あっ、ああっ!!シャイタール様っ!シャイタール様っ!もっと!もっとぉ………!!』


『はぁ、はぁ、っう、ねえ……一夜の事はもう良いの?答えてくれなきゃ、、やめちゃうよ?』


『んぅぅ、、いじわるぅ。シャイタール様だけが大好きなの!!一夜の事なんてどうでも良いの!だから速くシャイタール様の●◇◆で◇ましてぇ!!』


『ふふっ、良い子だ……ねっ、はぁ…じゃあ望み通りに……僕の子供あげるか……らっ!』



ぼくは、なにを見せられてるのかな、ねぇ、なんで?なんでなの?


「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」


とめどなく溢れる涙を拭う気力すらない。

現実を直視出来る程の心も無い。

張り付けにされたまま見ているしか出来ない。


なんで、こんなに無力なの?おかしいじゃないか?僕がなにをしたっていうんだッ!ふざけるなよ!!殺してやるッ!!裏切りやがって!信じてたのに!!殺してやる!殺してやる!殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやるコロシテヤル!!!!


次第に目の前が真っ暗になっていく。悍ましい感情に飲まれながら、意識か落ちてゆく。

そして、最後に浮遊感を感じて、落ちた。



ピキリと、心が割れた。






僕の趣味です。ごめんなさいぃい!!










……………でもよくない?リアルで起きたら嫌ですけど。

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