第2話
ー第2話ー
夢と思い、頬をつねる。
「…痛い」
夢じゃないのかよっ!
心の中で突っ込む。
「とりあえず服着よ」
服を着た俺はベンチに腰かけ、空を見上げた。
「うーん…腹減ったな」
朝からなにも食べてない俺の腹は
さっきからグーグー鳴っていた。
ふと、さっき落ちた金のようなものを
拾って見てみる。銅の色をしたコインだった。
まじまじと見ながら考える。
「これ、使えるのかなぁ」
とりあえずポケットに突っ込んだ。正直使えるとはあまり思っていない。
そんなことより飯だっ!とにかく食べ物がないか辺りを見渡す。
「はぁー飯落ちてないかなー」
周りを見渡すが、雑草が生えてるくらいだ。
「雑草って食えるかな?」
ゴクリと喉を鳴らし雑草を手に取る。
口に入れる寸前でブンブンと首を振った。
「い、いかん。まともなモノを探そう!」
意気揚々と立ち上がり、公園の出口を目指す。
少し歩いて公園を出ると…普通の住宅街にでた。
「あれ?やっぱり現実世界?」
見覚えは全くないが現実世界と変わらぬ景色に
安心した俺は駅へ向かおうと住宅街を歩き出した。
歩いて数分。ここは現実世界じゃないと思い知らされた。
「な、なんじゃあれ?」
目の前にはモンスターがうようよ居たのだ。
道が塞がれていた。
道の真ん中で立ち尽くしていると、モンスター達と目があった。
「しまった!見つかった!!!」
そりゃあ道の真ん中で突っ立っていれば見つかるよな、と後悔しつつ来た道を走り出した。
「と、とにかく逃げなきゃ」
慌てて走り出したが、足がもつれて転んだ。
「ち、ちくしょう!これが年ってやつか!」
全然、年関係ないが、モンスター達は目の前まで
迫ってきた。
完全にダメだと思い、目をつぶった。
「あぁ、短い人生だったな」
…襲ってこない?
恐る恐る目を開けてみる。
モンスターは来た道を引き返していた。それも何かを怖がっているように…
「なんでだろ?まぁいいや」
なんとか生き延びたと思い、立ち上がった所で
後ろから声を掛けられた。
「キミ珍しい格好だね!とゆーかあれくらい倒しなよ」
後ろを振り替えると…そこには今まで出会った事が無いほどの超絶美少女が立っていた!
「神様ありがとうっ!」
お約束の展開に歓喜した俺は、空に向かって叫んだ!!!




