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8.顔が好き

 本当に素敵。

 アンドリューの凛々しいお顔には高貴な者だけが持つ気品が漂っているの。

 ずっと見つめていたくなるお顔だわ。

 そして、この私もきっとそう。

 だってアンドリューったら、こんなことを言ってきたんですもの。


 「カメ子さん、汚らしい水の中にカメ子さんの美しいお顔を映すのはやめましょうね。カメ子さんの綺麗なお顔が汚れた水に浸かってしまうようで僕は悲しくなるんですよ」


 アンドリューッ!ああああっ、なんて、なんて繊細なのかしら!

 確かに、悪魔が死んでしまった葉や哀れな種族の者たちを、ここの浅い池に放り出してそのままにしているこの惨状はあまりにも下品だわ。

 ここの小汚い池に私が顔を映すことが耐えられないのね。

 だから私は言ったわ。


 「アンドリューッ!ごめんなさい、もうここで顔を映すのはやめるわ。さっきいやらしい種族の小さき者が私の顔を這っていたので気味が悪くって確かめたかっただけなの」


 「カメ子さん、それなら僕に言ってくれたら取ってあげたのに。本当にカメ子さんは恥ずかしがりやさんだね。これからは僕に言って下さいね」


 あああああっ!アンドリューったら、なんて、なんて優しいのかしら。

 アンドリューの行いを見て育てば、私達のオ・カメは将来きっと素晴らしい王子としてこのお城を守っていけるわ。

 でも……それならどうやって私はお顔の確認をすればいいのかしら?

 だから私は訊いたわ。


 「アンドリュー、私はどこでお顔の確認をすればいいかしら?この浅い池がダメだとすると、どこで映せばいいのかしら?」


 「……あ」


 「アンドリュー?アンドリュー?」


 アンドリューが動かないわ!

 前に進むのをやめてしまったかのように動かないわ!

 ああああああっ!私の大切なアンドリュー!


 「どうしたの?アンドリュー、アンドリューーッ!」


 「……あ、カメ子さん!僕も、僕にも聴こえました!カメ子さんが言っていた音が。可哀そうな僕たちの赤ちゃんの安息を願うメロディーが流れました。レクイエムという高貴なメロディーが!」


 「アンドリューーッ!聴こえたのね?やっぱり私のアンドリューにもあの音が!」


―――“ブブブブーブブブーブブッ、ブッ”


 私達の赤ちゃんが命の引き際を迎えた時の安息を願うメロディーを。

 ああああっ、物悲しいメロディー。

 悲しい日のこと。

 絶望の日。

 涙を濡らしたあの日のメロディーが!


 「確かに聴こえましたよカメ子さん。僕たちが悲しみに押しつぶされてしまわないように、可哀そうな赤ちゃんが聴かせてくれているのかもしれないね」


 「アンドリュー……あの時のことを思うと悲しみが止まらないわ。でもね、あの音が聴こえる私たちは、もうそれだけで高貴な者たちなのよ」


 「僕はやっとカメ子さんに追いついたのかな?嬉しいな」


 「アンドリューッ!なんて謙虚で心の綺麗な方なのかしら」


 アンドリューと私は何のお話をしていたのかしら?

 アンドリューが素敵すぎて忘れてしまったわ。


 でも悪魔たち種族は可哀そう。

 だってみんな同じ顔をして、同じように太い脚を持ち、その脚の数が少ないんですもの!

 下等な生き物ってことなのね。

 あんなに淀んだ眼をして気味が悪いわ。

 悪魔と娘は素敵な名前を知っているのに、高貴な心が芽生えないんだわ。

 気の毒な者たちよ。

 哀れな者たちよ。


 「あっ!大変だわ。アンドリュー、オ・カメと一緒に隠れて!水の配給が来たわ」


 私たちは大急ぎで固くてうるさい音を出すアレの下に隠れたの。

 ブウォンブウォンと音を出してイヤな匂いのする熱風をまき散らすアレの下に!

 辛いわ。悲しみが止まらない。


―――ズン、ズン、ズン、ズシャ$#%$&ーッ

―――バシャーッズシャーッ


 汚らしくて下品な悪魔の足音が遠ざかってゆくわ。

 ああ、早く去って!


     ◇◇◇◇◇


 熱風をまき散らす室外機を守るために、室外機カバーを買おうと思ってもう数年が経ちました。

 まだ購入していない状態なのですが、カバーの色が黒かったり、あるいはアルミ製のようなものだったりすると、虫共が寄り付かなくなるでしょうか?


 カメ子共は白いものを好むらしいので、このあたりはカメ子除けの決め手になるかもしれないと思いました。

 最近は相変わらず行方不明ですが、以前はよく室外機の下に隠れていたものです。

 秋~冬は特にそうだった記憶があります。


 そういえば、悪魔の領地には今、果実のなる鉢はひとつもありませんが、あれがあると寄ってくるらしいですね。

 以前、お隣さんに果実(小さい蜜柑かレモンみたいに見えた)のなる大きな鉢が置いてあるのを見たことがあったのですが、今はそれがないようです。

 もしかしたら、その果実のなる鉢がなくなったおかげでカメ子共が失踪したのではないかと思っている今日この頃なのです。


 YouTubeなどでは果実にたかっているカメ子共の映像をよく見かけますが、アレはキツイですね。

 園芸関係の配信では、わりとショッキングな害虫の映像を流すことが多く、驚かされることがあります。

 ワタクシは、実はカメ子はわりと平気なのですが、蝶や蛾の子供やミミズや何やらが苦手なので、はっきり言ってそれを映像にさらす時は数秒前に予告してから映し出してほしいと思います。

 紹介している方は慣れているのかもしれませんが、うっかりアレを見てしまった者の気持ちを考えてほしいと思ったりします。

 

 ――――――――――――――――――


 【今日のおすすめ情報】

 SHIROのミントフレグランスをおすすめします。

 ミントのフレグランス系って結構好みがわかれてしまうと思うのですが、こちらはとても気に入っておりますので。

 外出時にこれを持ち歩くと、非常に快適です。

 首やひじの内側の部分にシュシュッとかけてサッと伸ばしておくと、汗をかいた時にヒンヤリしていい感じなんです。

 色々なミントの香りのヒンヤリ系製品やちょっとしたフレグランスはありますが、SHIROのアイスミントはとても爽快感があり、結構長い時間ヒンヤリしますし、制汗剤系のあの匂いとは違って気持ちがいいのでお気に入りなんです。


 先日、休日なのにどうしても出かけなくてはならなくなって、33度くらいの真昼間に外に出たのですが、その時にSHIROを持って行ったのですが、マジで助かりました。

 額にかけたりしちゃいました。

 発熱した時にこれをしようとか思いますよ。

 

 SHIROはオススメしている方も多いのでご存じの方はいらっしゃると思うのですが、まさにカメ子が嫌いと言われている匂いでもあるので、改めておすすめしてみました。

 うちのカメ子はミントにびくともしていませんが、精油を腹側から当てると気絶することだけはわかっているので効果が全くないわけではないんです。

 外出時のお守り代わりにおすすめします。

 ただ、結構アイスミントはすぐなくなるらしいですね。

 売り切れなのか、販売量が少ないのかわかりませんが……


 それではまた。

 


 

こちらを読んでくださる皆さま、誠にありがとうございます。

本文の内容がちょっとアレなので、せめてできるだけなにかしらの情報提供をと思っているのですが、食べ物情報などは結構集めるのが好きな家の者がいるのでおすすめ情報があるですが、何しろここはカメ子関連ページなので、ここに食べ物情報は避けるべきなのか……などと思ったり、難しいところです。

ハーブを使った飲み物情報とかご提供したいところですが、なにせカメ子がたかっていたので私も作れないでいます。前はよく作ってこの季節は冷蔵庫で冷やして飲んでいたんですが。恐ろしや。

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