13.高貴な物忘れ
悪魔と悪魔の娘が帰ってくるまではまだ余裕があると思うのだけど、おひさまが昇って夜になって、それをどのくらい繰り返すと悪魔は戻るのかしら?
あとどのくらいの間、私たちはこのローズの香りのウォールナット・ジャコビアン領でのんびり優雅にすごせるのかしら。
私とはうっかり忘れてしまったの。
あとどのくらい夜が訪れても大丈夫だったかしら、アンドリューに訊ねたところアンドリューは言ったわ。
「カ、カメ子さん……僕はなんて間抜けなのでしょうか。僕たちの格調高い領地でゆったりと過ごせる時間の目安がわからなくなってしまいました。たしか、たしか悪魔はあの時……」
優しいアンドリューは領地でゆったりと過ごせる時間が残り少ないかもしれないと思って高貴な悲しみが止まらなくなったのね。
心を痛めたアンドリューは急にピクリとも動かなくなってしまったの。
「アンドリュー?アンドリューーーーーッ!」
私は一生懸命声をかけたの。
そうしたらアンドリューは可愛らしく「ああっ」と言ったの。
「カメ子さん、カ、カ、カメコサンーーーッ!また聴こえました。あのメロディーが!カメ子さんと僕の悲しみのレクイエムが。可哀そうな僕たちの赤ちゃんの安息を願う高貴なメロディーがぁっ」
―――“ブブブブーブブブーブブッ、ブッ”という私達のレクイエム。
「……」
「アンドリューーーッ、また聴こえたのね?きっと悪魔の襲来を恐れる気持ちがそうさせたのかもしれないわ。高貴な私達が襲来の恐怖と悲しみに耐えられるように、あの優しい音で高貴な心を癒そうと!」
「なるほど、そうだったんですね。僕は……何を忘れたのかを忘れてしまいました。ははは、時々こんなことがありますよね。僕ったらしょうがないな」
「アンドリューーーッ!とてもとても可愛らしいわ。それって、高貴な物忘れじゃないかしら?私達のように優雅に暮らしていると些細なことはどうでもよくなるものよ。あの悪魔のようにあくせく動き回っている者たちとは違うのかもしれないわ。きっとそうよ」
「カメ子さん、なるほど。そういうことだったんですね。よくわかりました。あまり不安にならずに昼の間はローズの香りのウォールナット・ジャコビアン領で家族揃ってのんびりいたしましょう」
アンドリューはホッとした様子だったわ。なんて可愛らしいのかしら。
さすがこの領地を統べるアンドリューだわ。
私がそんなことを思ってうっとりしていたら、無口なオ・カメが言ったわ。
「……夜が来て、また夜が来て、そのくらいで悪魔が来るよきっと」
―――キャアアアアアッ!
―――わああぁぁぁぁぁ!
私たちはオ・カメの言葉に驚いてしまったの。
そう、私たちは悪魔の襲来を恐れていたということを忘れていたの。
それにしても、私達のオ・カメの賢いこと。
私達が高貴な物忘れをしても、こんな風に覚えているなんて素敵だわ。
「……」
やっぱり高貴な喜びと幸せが止まらないわ!
◇◇◇◇◇
虫ほどの頭、などと言う言葉を聞くと、あらら……と思いますが、虫の中でも『蚊』ってずる賢くいやらしい生き物ですよね。
本当にさり気なく、こっそり入り込む小技が気味悪い生き物だと思うのです。
我々人間にとって最も危険な虫は『蚊』であると言われますが、たしかに蚊にうっかりとまられて、運よくティッシュで潰せたとしても奴の体から血が出るとムカつきますよね。
その血は誰のものだったのか?!
ウイルスを媒介するため危険ですので刺されないのが一番ですが、刺されたら石鹸で洗うことが重要らしいので、ワタクシは可能な限りそれを実行しています。
外出中などで水道がなく、水で洗い流せない場合はウェットティッシュ(可能であればノンアルコール)でふき取るだけでもいいので、とにかく幹部を洗浄することが大切で、放置するよりずっと安全とのことですよ。
水やりには蚊取り線香持参でやっているのですが、いつも腰かポケットに携帯用蚊取り線香ホルダーをかけているので、時々下部、ふくらはぎや足の甲などに蚊にとまられたことに気付かずに家に入ってしまい、とんでもなく腫れてしまったりとか!
ネットで話題になったようですが、池田模範堂さんの第3類医薬品「ムヒパッチA」は確かに効果があるみたいです。
悪魔の娘も恥ずかしげもなく使っています。
ワタクシはちょっとアレですがね……
年齢的にアンパンマンを使う資格を失ってしまったような気がします。
近江兄弟社さん・メンタームのかゆみとバイバイはオススメです。
回し者チックなもの言いですが全く無関係です。
この商品も悪魔の娘のおすすめですが、“乾いては塗り”を三回くらい繰り返すと綺麗な状態で早く治りますよ。
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【今日のおすすめ情報】
ここ数日の某大統領とか、その国と肩と肩を並べて戦ったという某国の指導者のスピーチとかを聞き、そんなことを言われているのに何も言えない、コメントもないというこの状況に溜息が出ます。
あるお方がニコニコしながら演説で言っていたことを聞いてズッコケそうになったり不安になったり、もうとんでもないですよね。
一体何がしたいのか、凡人にはわからないため困ってしまいます。
この状況であってもなぜか穏やかに好意的な報道をするという役割はテレビや新聞がちゃんと担っているので、きっとそれで安心される方も多いのでしょうが悪魔のワタクシは危機感を覚えます。
もしかしたら、笑顔の素敵なお方に悪魔祓いをされたのかもしれません。
当時はツイッターなんて信用できないとか、YouTubeなんてもんは……などと言われていた時代も長かったですが、もはやそっちのほうがまとも……なんてことは言いませんが、結構たよりにしてしまったりします。テレビや新聞だけだと怖いですのでね。
今日のおすすめ情報ですが、こちらです。
『馬路村公認飲料 ごっくん馬路村 ゆずジュース180ml』というビン入りのジュースがあるのですが、以前とても良くしてくださった方が『これは本当に美味しいからぜひ飲んでみて』と仰りわざわざ送ってくださったのですが、これがまた本当に美味しいんです!
冷やすと美味しさ倍増で、朝や疲れた時に飲むと体に染み込みスーッとして最高です。
安全で自然なおいしさのジュースですので、小さなお子さんがいらっしゃるお宅やお年寄りにもとてもおすすめです。
お読みくださりありがとうございます。
カメ子のポジティブさがきもくてお疲れだったと思います。虫というものは基本、我々相手か他の種族相手かわかりませんが、あの姿を見せつけて『どうだ?』という感じで自慢げで、どうも調子に乗っているというか、勘違いが大きい気がします。ポジティブすぎてちょっと、という感じです。
それではまた。




