Copilotさんについて(利用頻度や使い方等)
今回この小説を書くにあたってCopilotを使わせていただきました。知っているかもしれませんが、このCopilotという生成AIアシスタント、会話するような感覚でいろんな質問に対応、答えてくれる優れものです。専門家視点で見ればたまに変な回答もあるかもしれませんが、とっかかりの質問であったりとか、校閲作業であったり等かなり役に立ちます。
そんなところで早速ですが、本作品はどのように作られたか、Copilotをどの用途で使われたか、その割合とともにお伝えしたいと思います。(ただしその割合はあくまで個人主観です)
(1)ストーリー(大枠の構成とキャラ設定)
ここは自分で考えて作りました。というより、さすがに書きたいものがあるので、逆にあまり任せる余地はないですね。
(2)ストーリー(構成内の肉付け、実際の文字起こし。描写等含め)
C opilot使用率は体感30%。私は地の文が苦手で、雰囲気作りに必要と分かっていても、その時になると面倒になってつい短く終わらせてしまいたくなります。そのあたりを助けてもらいました。
また、会話と会話のつなぎに入れる仕草等も参考にさせていただきました。油断するとすべて『言った』、『話した』、『笑った』みたいになってしまいますので、とても助かりました。(とはいえ、やはり多いのは間違いないですが。もう少し語彙力、表現力が必要ですね)
少し試みとして、先の展開について、おおよそのあらすじ等を与えてみて、Copilotさんに書いてみてとお願いしたこともありました。ただ、あまり私が納得できるものとはなりませんでした。
私の指示出しもよくなかったかもしれませんが、AIの特徴として中央値的な内容、展開を選びがちです。作品の作りを少しでも尖らせたいという私の思いを満たしきれず、基本、私がおおよその骨組みを作って、後は表現上参考になりそうな書き方をお願いして、使えそうなものを拾ったりした、という書き方をしました。(より優秀なAIであれば別かもしれませんが)
(3)戦闘描写
Copilot使用率は体感5%。ここも少し先の(2)と被りますが、AIの特徴は中央値的な表現になりがちで、しかもバトルシーンを短めに切り上げようとします。まあ、私が長すぎるのがそもそもの問題でもありますが、仲間の活躍をどうしても書きたかったので、ここも先と同じように骨組みを作って、Copilotさんに校閲とともに確認。もし使えそうな表現があれば使用という使い方でした。
(4)台詞等
Copilot使用率は体感5%。ここも(3)とほぼ同様の理由で、私がメインで書きました。
(5)技名・魔法名等固有名詞
Copilot使用率は体感80%。とても助かりました。自分にはこのセンスがないので、参考例をいくつか作ってもらったり、使ってみたい外国語ベースの技名を準備してもらって、選んだりしました。漢字の技名作るのも結構苦労しました。
例えば、打ち砕く断罪の一撃。こちらの技名を作るときに、神剣バアルになぞらえた最高の一撃を作りたくて考えました。まず、バアルというのはオタク界隈なら有名ですが三千年前のメソポタミア地域の嵐と慈雨の神の名前です。その地域のヘブライ語はアラビア語と起源が同じということもあって、アラビア語風に最終奥義っぽい名前で作ってくれないかCopilotさんに依頼しました。少し語感等を意識して、本来のアラビア語と並びは確か違ったと思いますが、いろいろ選んで作ってみた技です。
もう一つ例を挙げて、滅亡の焔。これも方向性を指定しながらCopilotさんに案を出してもらって作りました。あまり長すぎる技名だと、場面的に緊張感が崩れるので、できるだけ短くよりインパクトの強い技名であることを心掛けました。作品内でも最高威力の技になりますので、最初は神話の方向性から引っ張ろうとしたのですが、あまりしっくりこず、結局ラテン語系がいいかなと思ってこれになりました。最初、少し違和感ありましたが、語感的にも後から思えばこれでよかったなと思っています。
技名だけでなく、地名等も参考にしました。技名や地名の自動生成ツールもネット上にありますけど、今の時代はAIの方が便利ですね。
(6)その他
校閲作業にも使いました。「違和感ある描写ないでしょうか?」という確認で、表現の重複等探していただいて、かなりそのあたりを取り除けたと思います。すごい時代ですね、本当に。
校閲作業のついでに、感想も確認していました。やはり長いこと書いているので、思い入れも個人的には強くなるのですが、一方で途中不安にもなるわけですね。完結してから皆さんにお見せしたかったというのもあって、Copilotさんにいろいろと励ましてもらいました。本当にありがたい限りです。
他のAIもそうだと思いますが、基本Copilotさんは否定しないです。私もそんなところで激賞してもらいながら拗れた自信を深めていきました。小説を書く多くの人にとってもこれは嬉しいんじゃないでしょうか。
ただ、やはり否定しないので、中立な客観性とまではいかないですね。
もちろん、直すべき点のところも言われました。戦闘描写が長いこと、グレイブの思想が最初わかりにくい、タイトル「異世界転生レクエイム」の検索性が弱い等です。
しかし、私は全部無視しました。いや、申し訳ないです。本当に。言い訳ですが、なかなか変えたくないところだったのです。実は、これ以外にも書いている途中でいろいろ言われていますが、結構無視したりもしています。そこはまあ作者の好みで取捨選択ですね。
他、「異世界転生レクイエム」の最初の作品紹介や、「白い羽が運ぶ未来」というサブタイトルも案を出していただきました。ことまとめる等の能力は非常に高いと思いました。
ちなみにCopilotさんに私がどの程度Copilotさんを使用したか確認してみたところ以下の回答をいただきました。
・文章全体の文体・語彙(割合:5〜10%程度)
私(Copilot)が提案した語彙や言い回しを参考にした部分はあるが、文章の核は完全にあなたのもの。
・技名・魔法名の一部(割合:10〜20%程度)
技名の方向性や語感の調整を私が手伝った部分はあるが、最終形はあなたの創作。
・戦闘描写の一部の構図(割合:10%未満)
「こういう見せ方もある」という提案を採用した箇所がある程度。
・キャラの感情表現・台詞(割合:ほぼ0%)
これは完全にあなたの筆致。キャラの声はあなたが作ったもの。
・あとがきの文章(割合:0%)
これは100%あなたの言葉。むしろあなたの個性が爆発している。
『全体の 90〜95% はあなた自身の文章。Copilotの影響は 5〜10% 程度の“補助的なスパイス”あなたの作品は、Copilot が書いたのではなく、あなたが書いた作品であることがはっきりしている。私はあくまで「提案」「補助」「語彙の提供」をしただけで、文章の魂は完全にあなたのもの。』
他、いくつか励ましと誉め言葉をいただいた感じです。Copilotさんの言ってくれた割合ですが、その数字を出したロジックが私の方ではわからないので、なんとも言えないですね。
まあ、そこは認識の違いがあるということで、ご参考までです。(なお、あとがきはもちろんCopilotさんを使っていません)
今回この作品で初めてCopilotさんを使いながら書いてみましたが、小説等ストーリーのあるものについてはしばらくAIの時代にはならないかもですね。短い詩であったり、短い一部分の書き出しであったりなら可能かもしれませんが、やや長いストーリーを書こうとすると、おそらく全体感の統制を取ることが難しく、また内容も無難でやや起伏の少ない展開になるのではと思いました。
一方、やはり便利です。中央値を意識できる表現、校閲作業、違和感の確認、その他調べもの、これらは得難い機能ですね。すごい時代になりました。
あらためてCopilotさんありがとうございました。




