episode29.塔とは?え?なにここ
ようこそ!えけて。と申します!
初めての小説なので、温かい心で楽しんでいってください!
ケットとスターベは楽しく村を進んだ。
入り口から一本の道に建物が並んでいた印象だったが、
奥に進めば進むほどいろんな方向に建物があり、きっとスターベがいなかったら迷子になっていただろう。
上や下、建物はいろんなところにあるし、
ツリーハウスなどもあり、空にも道があった。
「ここまで上も下も全部使った村初めてみた」
「お?ここでは当たり前だから特に気にしなかったけど、外の村や街はやっぱり違うんだな」
「うん!建物とかも基本は同じ素材で似たように作るし、道は上にはあまりないかな〜」
今まで旅したところを思い出しながらケットは話した。
大陸全部を見てきたわけではないが、故郷を飛び出し、お世話になった家を出てからたくさんの年月が経ったが、
こんな村は見たことがなかった。
「だから初めてくる人は基本驚くんだな」
「俺もめちゃくちゃ驚いてるし」
2人は隣を歩きながら笑い合った。
スターベは、寮に住んでおりレストランの3階から上が寮になっていると教えてくれた。
歩いている間も、村の人からよく声をかけられていた。
この村に住む人は基本みんな知り合いなんだろと思っている。
「あとちょっとで着くぞ〜
この森抜ければすぐ!」
建物が少なくなっていき、森への入り口が見えた。
だが、ちゃんと整備されており、石畳になっているし、等間隔にライトが付いていた。
棒にお椀型がてっぺんについており、光の玉がふよふよとしていた。魔法の一種でライトボールを使っていた。
そして森へ足を踏みこむと、ケットは懐かしい感じがした。キョロキョロとその正体を探す
「ケットどうした?なんか落としたか?」
「いや、なんか懐かしいなーって、つい最近感じたことあるなって思って」
「なら寄り道するか?ちょっと道逸れれば小さな川が流れてるぜ!」
そうスターべは言い切ると、ケットの手をまた掴みそのまま道を外れた。
たまに、こっちよ、おいでーと優しい声がした。
そのまま小川に着くと、ケットは懐かしいものの正体が分かった。
「……あっ!妖精か…!」
小川には緑色の小さな存在がうっすらと見るとこができた。
スヴィエーツェに行く森で精霊樹が住まう領域を感じ、懐かしさを覚えたのだった。
「あれ?ケットって妖精達見えるの?」
スターベは妖精を手に乗せ、突いていた。
「はっきりとは見えないけど、あ、そこにいるなーとか声聞こえるくらいだけどね
精霊樹の元に行った時にお世話になったんだ〜」
そういうと、妖精達はケットへと寄ってきた。
少し触れられている感触があり、くすぐったーい、と笑っていた。
「へぇ〜、獣人なのに珍しいな
妖精見えるなら話は早い!やっぱり早く塔に行こう!」
「えっ、えーー!!せっかく妖精さん達と会えたのに?もう行くのー?」
ケットはスターべに首根っこを引っ張られながら、元の道に戻った。
小川にいた妖精達にごめんね〜!また遊ぼうねーと手を振ってお別れをした。
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途中自分で歩きたいからと手を離してもらい、塔までの道に戻り進んだ。
森の中ではキラキラと葉っぱが揺れ動いたり、妖精が声をかけてきたり幻想的な空間だった。
「なんか、ここはあまり時間を感じないね」
「確かにこの森自体時間って概念はないな」
「サラッとすごい情報出すじゃんか…」
「塔に着いたらもっと驚くぜ?」
イタズラな笑みを浮かべながらあと少し頑張ろうと言われた。
そして、歩き進めた先に、塔の入り口まで辿り着いた。
塔自体見た目はレンガ造で、筒にとんがり屋根に見えたが、入り口にはレンガなどではなく木の根っこで形が作られており、入り口は根っこのアーチだった。
上を見上げればてっぺんまで全く見えない立派な大木にしか見えなかった。
「よーし!中に入るぞー!」
念の為、と保護魔法をかけられ
スターベはケットの手を引っ張りアーチを潜った。
「……えっ?えぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?」
ケットは驚きのあまり大きな声を出した。
入った先には数人、人がおり一瞬驚いてこっちを見たが
くすくすと懐かしむように微笑んでいた。
「すっげーーーーーーだろ!!!」
そこに広がっていたのは大きな本棚や、大陸地図、中央には円形の回転する何か。
そして、ここには地面がなく、空の上だった。
「えっ、まっ、えぇぇ?いや、すごい、すごいんだけど、まってぇ????地上は…?」
「初めての反応ってやっぱ新鮮だわ!
ここはこの村の魔法塔であり!なんと!なななんと!!世界樹でーす⭐︎」
ウインクをしながら舌をぺろりと、お茶目な顔をしながら紹介された。
「えっ、世界樹?本当に…?こんな気軽に立ち入っていいわけ…?まって、しかも魔法塔って入っていいの!?てか地面は!」
「あはははは、ここは誰でも入れる場所だし、むしろ受付するところだから魔法塔に用事ある人が来る場所だぜ!
誰でも入っていいに決まってるだろ?」
「……空…歩いてる…?えぇ、ちょっと怖いんだけど…
すごいけど、綺麗だけど…地面…ぐぅ、」
ケットはこの状況を飲み込めずにいた。
地面にいたはずなのに空の上、しかも歩けばしっかりと地面を感じる。
何せ、陸育ち、地面を踏みしめ、足で歩く。
飛行魔法なんて高度なもの使えない、しがない狐のため、空の上は初めての体験で、好奇心よりちょっとの恐怖が優った。
なのに雲は流れ、少し風を感じる、暖かさや、光もある。
困惑しながらもこの景色を目に焼き付けていた。
「さっき通ったのはゲートになってて、空の上に作られた空間に転送されるようになってるんだ。
たまに世界樹の機嫌が悪かったり、悪い人って認定されると転送されずに別のところに行っちゃうから、保護魔法かけたんだ〜」
まぁ、妖精が見えるやつなら絶対そんなことにはならないんだけどね!と念押しをされたが
「いやいやいや!!!!そーいうことは前もって教えてほしいかも!!??」
ケットはちょっとスターベを信じられなくなりそうだった。
お読み頂きありがとうございます!
更新も頑張っていきますので、よければ次も読んでいただけると嬉しいです




