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episode28.村探索へ行きたいな

ようこそ!えけて。と申します!

初めての小説なので、温かい心で楽しんでいってください!



注文を聞きにきてくれたアジュとは別の女性店員は、転がっているスターべをきにすることもなく、注文をとっていった。


運んできてもらう時なんか、手を踏んでいたように見えた。

それでも起きてないからきっと見間違いだろうな、と思うことにした。


「さっきは騒がしくてごめん」


「いえいえ、むしろここの名物みたいなものなので、みんな楽しんで見てたくらいです」


「そんなにしょっちゅう怒られてるの?」


「はい!この地面に這いつくばっている物体は、基本マスターに殴られてますよ」


ニコニコ笑顔で教えてくれたが、

この女性はスターべが嫌いなのかと思うほどの扱いだった。

ケットは引き攣った笑顔で『そうなんだね…』としか言葉が出なかった。


「起きるまで待たれますよね?もし全然起きなければ冷水が熱湯ご用意しますので、お呼びくださいね」


1番いい笑顔で、きっとこの美人さんが笑えばなんでもゆうこと聞く男が湧いて出てくるくらいの素敵な笑顔だった。

では、ごゆっくりと去って行ったあと

ケットは1人で美味しい紅茶をまずは一口楽しんだ後ミルクを入れ2度楽しんでいた。



—————————


「……はっ!!ここはどこ?私は誰!」


「あはは〜、起きたんだ!おはよう」


ケットが紅茶をのんびりと飲み終え、少し荷物の整理をしているとスターべが突然起き上がった。


「あの筋肉ジジィは加減を知らないのかねー」


「すごいいい音だったもんね!

あ、スターべ!マスターさんからお許しが出たから俺にこの村のこと教えて欲しいんだ!」


「ん?なんだ?もう仕事しなくていいってことか!

話すより見た方が楽しいだろ?案内してやるよ!!」


「善は急げって言うだろー?早くいこーぜ!むしろ美味しいパイの店があるんだけどそこ閉まる前にいこーぜ!

パン褒めてくれただろ?ならあそこのパイ絶対気にいるから!」


スターべはケットの手を引き早く、とせかした。

荷物の整理をしていたのもあり、急には無理!と結局また適当に鞄に仕舞い込み

近くの店員さんに、お会計をお願いした。


「なんだ、まだだったのか

ならその間にすぐ着替えてくるわ!ここでいい子で待ってろよ〜!」


スターべはすごい勢いで裏へと言ったと思ったら、

大きな声で『走るな!!!!!!』と聞こえてきた。

ドンガラガッシャーンとバタバタしているのも聞こえた。


お会計を済ませ、その安さに驚いた。

王都などでちょっといいところのパンを1つ買うのと同じくらい、むしろ安いくらいだったのだ。

そう考えているとちょうど、スターべもきた。


「お待たせ〜!いこーぜ!」


スターベはウェイトレスの服ではなく

ハイネックの少しばぼっとした白っぽいトップスに、スカートのように見えるくるぶしまでの長さのズボンだった。

ポッケに手を突っ込み片手でケットの手を引き店を出た。


「スターベちょっと雰囲気変わって一瞬誰かわからなかったや」


「よく言われる〜、一旦パイ食べよ、俺奢るから」


スターベは早足で村を進んだ。

歩いている間、本当に獣人族が珍しいのか周りの人の視線を感じた。

たまにある、嫌なものではなく温かいような、ただの興味のような視線に少しくすぐったかった。


レストランからそう離れていない場所に露天として出しているパイのお店があり、すぐに注文をした。

 

「おばさん!エッグキャベツパイと、コーンパイ2つずつ!

あ、ケットここのパイで俺のおすすめはこの2つなんだけど、他なんか欲しいのある?」


「んー、オススメでいいよ!」


「ちょっとちょっと、スターベまた珍しい旅人連れてきて、少しはメニュー見せてから注文しな」


「へーい」


スターベは頭の後ろで手を組み、全く反省はしていなかった。

ケットも、さっきたくさん食べたのもあり、それ以上の注文はなかったため、それだけでいいと答えた。


「ケット、いいか?ここのパイは最初冷たいままで出てくるけど、魔法を使ってあっためてから食べるんだ

そうするといつでも出来立てのように食べれる!」


「おぉ、いいね!けど俺水の魔法しか使えないけど、どーしよ」

 

「あ、魔法が使えない場合は店の人がやるんだ」


だから大丈夫!とピースサインをしてくれた。


「おばちゃーん!ホットの魔法もおねがーい!ちなみに俺の分も〜!」


「はいよ!って!あんたは自分でやりなさい!」


いいじゃん、別に、ケチと言いながらも

冷たいまま渡されたスターベは自分で魔法を使っていた。

目の前で魔法を使って、光がパチパチ杯に集まるのを眺め、すげぇー、と空いた口が閉じなかった。

そしてはいよ、と熱々のパイ2つをもらった。


「はい、お待たせ!口に合うと嬉しいな」


「ありがとう…!!あ、あっつ!本当に熱々だね!」


「ほらほら!あっついうちに食べよーぜ!

ちなみに、今からあの1番高い塔まで行くから歩きながら食べよーぜ」


「うん!スターベも奢ってくれてありがと〜」


いただきまーす!とエッグキャベツパイを大きく一口目を食べた。

その瞬間美味しすぎて体が耳の先までぴんっ!とのびた


「えっ!!??なにこれ!!本当にキャベツ??砂糖とか果物入ってないの!?」


レストランの時もそうだったが、野菜が本当に甘味があり、炒めてあるはずなのにシャキシャキと生のような感触、卵はとろ〜りと半熟卵だった。

ケットは手元にある、コーンパイの方を見て息を呑んだ。


コーンなんて甘味の集合体ではないのか、とせっかくならあったかいうちにこっちもと、心に言い訳をして食べた。


「……うっっっっっわ、めちゃくちゃ美味しい…もう、デザートじゃん…!」


甘いコーンがたくさん入り、ほのかにバターの味

少しベースとされたのも入っており食感も色々とあり食べ応えもあった。


「美味しそうに食ってくれてこっちも嬉しいわ!

あそこのパイは絶品だろ?俺のパンの師匠でもあるんだ」


「えっ!そうなんだ!だからスターベのパンもめちゃくちゃ美味しいんだね!」


食べながら歩き、そして話し

塔になにしに行くのか、これからどうするのかなど、全くわからないまま、スターベの話や、ケットの旅の話をして歩いた。


お読み頂きありがとうございます!

更新も頑張っていきますので、よければ次も読んでいただけると嬉しいです

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