episode24.魔法とリンゴそれとお金
ようこそ!えけて。と申します!
初めての小説なので、温かい心で楽しんでいってください!
座っていたところから建物まではすぐの場所にあり、美味しくとても満足だが、今日はもう食べれないという少しの寂しさで腰が重かった。
尻尾も無意識に下がりながらのんびりとお店に向かった。
建物自体は1つだが、半分は露天のようになっており木箱にリンゴやレモンが積まれていたり、籠など帽子など木や葉っぱの繊維から作られたお土産が売られていた。
そしてもう半分の場所には壁などで仕切られており、ガラスが大きく使われ中を見れるようになった建物になっていた。
ケットの欲している物は建物の中にあり露天を眺めることなく扉を開け中に入っていった。
「いらっしゃいませ、何かあればお声がけください」
店員が会計場所から迎え入れてくれた。
中にはお客さんは片手くらいの人数しかおらず
広々としたスペースになっているためのんびり中を見ることができる。
扉入りすぐの壁際には受付で、ジェラートなど、ジュースの注文とうけとりお会計をする場所。
中央にはリンゴジュースや、コンポート、ハチミツなどの日持ちするもの
外から見えるようにガラスの窓際には
パイやパン、食べ物が置かれており食べれるスペースがあった。
そして食べれるスペースの壁には大きな1枚の色とりどりに描かれている絵。
「……あっっっ!!」
キョロキョロといろんなところに目をやり自分が探していたものが会計場所のすぐ横にあり思わず大きい声が出た。
店内にいた他の人に一瞬見られていたが気にせず目の前の商品に駆け寄った。
「お兄さん、お兄さん!!これ!これ買いたい!」
そのままテンションが高いままに店員へと声をかけた。
「こちらですね、お土産用のものでお間違い無いですか?」
「間違いないです!」
ケット求めていたものは
色とりどりのマーブル色を持続するために開発された瓶に入っているリンゴジュースだった。
正式名“サルンリンゴ”と言うもので
半透明な皮に虹色の中身のため虹色のリンゴ、もしくは毒柄林檎としての名前の方が有名だった。
切ると色を失うためお土産として買うにはリンゴそのものを買うか、色はないが味を楽しむために買うかのどちらかだったが、
ここ1〜2年で魔法付与の研究が進み
鮮度と色を保った状態でお土産として買えるようになったと噂で聞いたため、ここにきたのだった。
「4本お願いします!」
「かしこまりました、お包はいかがなさいますか?」
「お包?割れないようにてきとーでいいよ?」
「…?失礼ですが、どこかの貴族様の使いの方でしょうか?」
「!!ちがうちがう!ただの絵描きだよ!」
とんだ勘違いを、と謝る彼に
ケットも釣られて謝りつつ謝罪を受け入れていた。
「申し訳ございませんでした、
こちらとても高価であり平民でも小瓶か1本であったため、4本もとなるとどこかの貴族様の買い付けかと勘違いを…本当にすみませんでした」
「こっちこそ!変な勘違いさせてごめんなさい!
あっ!ちゃんとお金持ってるから安心して!」
「けどやっぱり高いのって魔法だから?」
「左様ですね、こちらは瓶自体に魔法石を使っており、さらに瓶の蓋とそこに魔法陣が彫られています。
そのため瓶自体がとても価値のあるものになっております。
飲み終わった瓶をこちらに持ってきていただければリンゴジュースのみのお値段で持ってきていただいた瓶にお入れすることで、また購入することができます。
そうでない場合は調味料などの保管にも使えるようになっておりますので、ぜひ美味しくお召し上がりいただいたあとは、ご活用くださいませ」
「ひぇ、すごい瓶なんだ…大事に持って帰らないとな!」
そう言い、梱包も終わり
他の品はないかの確認をされたが、これを早く買ってユーストマに会いに行きたかったので
特に大丈夫と言いお会計をお願いした。
「では、1本大金貨3枚のため4本で大金貨12枚です」
「はーい!」
カバンからお金が入った袋を取り出しお支払いをした。
当たり前のように出しているが、実は平民街であれば小さな家が立つくらいの大金だった。
「ありがとうございました。またお待ちしております」
「こちらこそ騒がしくしてごめんね〜!またきます」
そう言いケットは大事に胸に抱えながらお店を出た。
「それにしても絵描きの子があんなに買っていくとは…有名作家なのかな…サインとか貰えばよかったかなぁ」
そう1人呟く店員は知らなかったが
食べる場所の壁に飾られている、色がふんだんに使われた色彩豊かなリンゴ農園の絵。
虹色のリンゴジュースをこぼしたように色が綺麗に広がる1枚の絵。
——それはケットが初めてここにきた時に描いた絵だった。
お読み頂きありがとうございます!
更新も頑張っていきますので、よければ次も読んでいただけると嬉しいです




