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倉石瑞稀と100の高校生活でやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
最終章

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その28 櫻井村の秘密を暴こう!

 中巻まで読んだ。 かかった費用ーー合計六十万円。


 これのどこに妖怪ミウミウの退治方法が書いてあるの?


 前巻は、美羽が櫻井の家に生まれて、川端ことねの右腕になるために育てられた話だ。


 中巻は、私の母校であるーー花杉学園の話だった。


 ーー土間さん、これ本当に村の本?


 内容は、笑えた、いや、嗤えた。 ーーあの三人組のクズぷりに。


 知っている。 こういうのは、知っている。 私もアイツらにされたから。


 担任のところは、退屈すぎて読み飛ばしたくなった。 ーーあの三人組だけじゃない。 コイツも私のターゲットだ。 


 私の時と同じで相変わらず、自分は関係ない風を装う害悪。 


ーーそんなだから、アイツらと一緒にセットで進級してるじゃん?


 シャープペンのところは正直ーー同情できない。 そんな大切なモノを学校という陣地に持って行く神経が理解できない。


 折られて、踏まれて、ゴミ箱に入れられて、最後に便器の中。 それを全部、写真に撮って、ペンケースに入れて、本人が来る日を待っていた。


 可哀想なシャープペン。 わざわざ、危険な場所に連れてこられて。


 そして、最後の畳みかけだった。


『「あんたの、数日間の苦しみとか、私たち、もう、忘れかけてる」』

『「明日には、もう、忘れてる」』

『「あー、いたねー、そんな子」って、それくらいしか、思い出さない』


 私は、本を置いて、立ち上がった。 縁側から外に出て、畑のほうを見た。


ーー絶対に忘れさせないから。 私が、一生怯えさせてあげるよ?


 閑話休題。


 アイツらの話なんてどうでもいいんだ! 私が今やりたいことは、このゲームをクリアすることだ。


 私は、最後の一冊。 『櫻井村の秘密後巻』を手に取った。


 そして、読むとそこに書いてあったのはーー


 「はあ。 つまらない話だなぁ。 本当に……」


 私と美羽の話だった。 だだそれだけの話ーー


 でも、攻略方法はわかったよ。

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