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倉石瑞稀と100の高校生活でやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
最終章

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292/360

雪まつりの朝

 朝の日差しに照らされて、目が覚めた。 昨日は深夜までゲームをしていたからまだ眠い。 調子にのって張り切り過ぎたなぁ。


 カーテンの隙間から差し込む光が眩しい。 今日はいい天気のようだーー


 私はのろのろと布団から抜け出して、廊下を歩く。 寒い廊下を歩いて、リビングへのドアを開けると、家族がご飯を食べていた。


 お母さんが、私に気づいて声をかけてきた。


 「瑞稀? 今日から学校よね? 本当に大丈夫かしら?」

 「……うん、大丈夫だよお母さん」

 「瑞稀、雪まつりなんだってな?」

 「そうだよ、お父さん」

 「ねえちゃん、また夜更かししたの?」

 「⋯⋯ちょっとだけね」


 私の言葉を聞いてお母さんが呆れていた。


 私は味噌汁の椀を持ち上げながら、その光景を横目で確認する。


 ーーいつもの光景。 なんてことない日常がそこにあった。


 「⋯⋯ごちそうさま」

 「……瑞稀」

 「なに? お母さん」

 「⋯⋯なんでもないわ」

 「あ、そう」


 部屋に戻って、制服に袖を通す。 鏡の中の私は、思っていたよりずっと普通の顔をしていた。


 机の引き出しを開ける。 そこには、あのノートがある。


 『高校生活でやりたいことリスト100』


 80、…ができる。


 ーーえっと? 確か80までいってたかな? あともう少しだね!


 「いってきます!」


 玄関の扉を開けると、なんだか新しい自分になれた気がした。


◇◇◇


 「みなさん、おはようございます! 今日は少々延期になってましたが、雪まつりを開催いたします!」


 私は堂々と、みんなの前で挨拶をする。 私の他には柳田庶務と榊原会計と田中書記がいる。 


 「俺たちが用意した、雪のアトラクションを楽しんでくれよな!」

 「前方のステージで私たち、スリーガールズのライブをするわ!」

 「くくく。 我、雪の創造物を見るがいい!」

 「……」


 ーーうん。 先輩達は、ノリノリだね!


 そして、私の横には、布に覆われた物体があった。


 「では、ご覧ください! 完成しました。 私の像です!」


 私が引っ張ると、その中から私とうり二つの雪像が現れた。


 生徒全員が息を呑むのがわかる。 やったね!


 これからの、3学期の生活に私は期待するのだった。


 「……」

 

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