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倉石瑞稀と100の高校生活でやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
最終章

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倉石瑞稀の嘘だらけの物語 その3

 学園歓迎会が終わり、瑞稀は生徒会室に役員を集め、終業式で生徒会の活動をアピールすると宣言しました。 


 しかし発足からの活動実績は歓迎会のみ。 そこで瑞稀が打ち出した秘策は「実績がなければ作ればいい」という捏造PR動画の作成でした。


 ーー彼女は思いました。 『どうせ下らない活動しかしないし、どうでもいい』と。 瑞稀は意に介さず、夜更かしをして編集を完成させたのでした。


 ーー迎えた終業式当日。 体育館でおこる、くだらない茶番劇を内心下らない表情で見守る彼女。 『よくこんなので盛り上がるね?』と思いながら。


 式の後、美羽の反省会の呼びかけを「予約済みのゲームを取りに行く」と躱し、瑞稀は上機嫌で帰路につきました。 ーー本当は吐き気を堪えながら。


 夏休み初日の朝、瑞稀は赤点ギリギリだった一学期を振り返りつつ、上機嫌でゲームに向かっていました。 


 ーー彼女は呪術遊びという『ゲーム』を。 ログインボーナスとでもいうように藁人形をズタズタにしていたのです。


 そこへ舞香と美羽が遊びに来て、三人は夜までゲームに興じました。


 ーー彼女はゲームを持ってないから、舞香のゲームを借りています。 しかし、そんなことは美羽は知りませんでした。


 美羽は食事を堪能した後、瑞稀を別荘とお祭りに誘いました。 しかし「二人きりで」と言う美羽に、瑞稀は違和感を覚えます。 姫様が美羽との距離を気にしていたことを伝え、「大切なのは姫様を楽しませることではなく、アンタ自身が楽しむこと」と諭すと、美羽はついに「ことね様と一緒に行きたい」と本心を口にしたのでした。 瑞稀は同行の誘いを断り、「三人」の仲が深まるよう空に願うのでした。


 ーー彼女は思いました。 『どの口でそんなことを言っているんだ』と。


 後日。 仲良くなったことねと美羽の様子を見て、初めて、複雑な気持ちになるのでした。 この感情はなんなのか、瑞稀にはわかりません。


 また別の日、瑞稀は田中書記の中二病キャラが実はパフォーマンスだったという意外な素顔を知ることになりました。 


 この状況を自己計画の危険因子だと考えた瑞稀は、偶然通りかかった姫様の後押しもあり、二学期の文化祭を前に生徒会の親睦会を思い立ちました。


 夜、集まったメンバーの前で瑞稀と田中書記が仕掛けたのは、加工した偽の古文書を使った「エターナルパーフェクト召喚の儀」という余興でした。 


 美羽を供物役にした冗談のはずが、なんと魔法陣が本当に光り出し、謎の存在である私が出現してしまいました。 


 美羽に迫る光を、柳田健太が家伝の術「悪霊退散」で祓うという緊急事態でしたが、命の危機に怒る美羽は詫びとして二次会を要求し、結果として一同の結束は深まったのでした。


 片付けに残った瑞稀と田中書記が謎の甘い空気で見つめ合ったところへ、私が再び現れて、二人が驚きました。


 その後、私は『エタナ』と名前を与えられました。


 「ねえ? このくだらない日常を、君は変えてくれるかなぁ?」

 『……どう言う意味でしょうか? 瑞稀……』


 動揺する私に彼女は平然と言いました。


 「ちょっとさぁ? 気に入らない連中がいるんだよねぇ? 殺して来てよ?」


 瑞稀は私に三人の女子学生の写真を見せました。 


 ーーたしかに、私にはできます。 しかし、それは彼女のためにはならないのです。 そこで私は殊勝な声で言いました。


 『すみません。 それはできかねます……』

 「あっそう。 使えないね……」


 瑞稀はそう言うと、私への興味を失ったのでした。



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