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倉石瑞稀と100の高校生活でやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
愛の檻編

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155/312

プロローグ

 退院した私は家に帰ってきた。 病院から家まで、私を抱っこして運ぶ! とミウミウ、違う。 美羽は言っていたけど、私は断った。


 夜、まだ動かない足を、私は不自由に思っていると、ミウミウがやってきた。


 「⋯⋯瑞稀? どうしたのですわ? 明日から、学校ですよ⋯⋯」

 「美羽。 帰らなかったの?」

 「え⋯⋯」

 

 私が尋ねると、美羽は不思議な表情を浮かべる。


 「⋯⋯帰る? 私には帰る家はありませんわ。 ⋯⋯あの日、瑞稀が私を拾ってくれた日から、ここが私の家ですわよ? 部屋もありますもの⋯⋯」

 「え? なにを⋯⋯」


 寸前で言葉が止まる。 美羽の瞳に映る私が、戸惑っているのがわかる。


 美羽がなにを言っているのか、理解できない。 違う! 正確には、私の頭にある、最悪な可能性を受け入れることが、できないだけだ。


 ーーお願い! 冗談だよね? 


 そんな私の希望も虚しく、美羽はこう言ったーー


 「私が転校前の学校でイジメられ、家ではパパと喧嘩して家出した私を、瑞稀が救ってくれたのですわ。 ⋯⋯それから、私はこの家でメイドとして住ませていただいているのよ」


 ーーちょっと! 世界さ。 設定盛りすぎだよ!


 こんなの、まったく理解できないよ。

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