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倉石瑞稀と100の高校生活でやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
冬編

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124/291

異世界大食い大会!

 「まず最初はこちら! 餃子です!」

 「餃子? ⋯⋯ハンバーグの間違いじゃないのか?」

 「いいえ、餃子です」


 「うん! やっぱりこの店の餃子は絶品ですわ!」

 「そうよね、美羽。 やっぱりこれぐらい大きくないと!」

 「なにこれ? デカ過ぎない? ⋯⋯あ、しまったわ。 絶食してたのに、こんな肉の塊を食べたから、胃もたれが⋯⋯嫌よ。 私はお金持ちになるの! こんな所で破れる訳には⋯⋯ガク」


 「おっと、フレイア選手。 ここでリタイア!」

 「⋯⋯空腹になることで、胃袋の許容量を増やそうとしたか。 実に浅はかで悪手だ。 ただでさえ小さい胃袋を、油の乗った肉類でいじめる。 中々、理に叶っておるな」


 「第二回戦は、巨大アイスパフェだ!」

 「油物の後に冷たい甘味か。 胃腸の動きが鈍るな」

 「う~ん。 美味しいですわ。 口の中でアイスがとろけていきますわ」

 「本当ね美羽。 おかわりをもらいたいわね」

 「アイス、ラクショウ! オレ、ツヨイ」

 「美羽選手、香織選手クリア。 おっと、魔王選手もクリアか! ⋯⋯えっと。 まだのようです。 一緒に出たお茶も、対象の様です」

 「ア、アツイ。 オレ、ヤハリ、オチャムリ」


 「魔王ここで脱落!」

 「優しさのつもりの添え物が、まさかの敗因とはな⋯⋯」


 「ふ、ふ。 なんとか食べたです⋯⋯」

 「すごいわよ! ミリィ」

 「お姉ちゃん凄い!」

 「チッ。 ⋯⋯なにが凄いだ。 こんな茶番見る必要ないな」

 「だったら、ゆう君は帰りなさいよ~」

 「ふん! ⋯⋯別に帰るほどではないだろ」

 

 「第三回戦。 次の食べ物は、ホットケーキだ!」


 「ムリです。 ギブアップです!」

 「おっと、始まる前に、ミリィ選手が辞退した!」

 「どうしたのよミリィ?」

 「あはは。 出て来たら、食べないといけません。 私はもうお腹いっぱいです。 ⋯⋯お残ししたくないから」

 「そっか。 いい子だね、ミリィちゃん」

 「お姉ちゃん、お疲れ様でした」

 「さっさと帰るぞ。 まったく。 無駄な時間だったな⋯⋯」

 

 「オホホ。 ホットケーキはすごいですわ。 なんでも挟めますの」

 「トッピングし放題ね~」


 「残りの二人は、ホットケーキのトッピングで盛り上がっています!」

 「⋯⋯チョコレートやフルーツなどがある中で⋯⋯なぜ彼女達は、トンカツカレーに夢中なんだ? おい! その米はどこから持って来た?」


 「ママ! いっぱい食べ物がありますわ! もったいないから、全部喰らいますわね」

 「いいね、美羽。 私もドンドン食べるわ」


 「おっと! ここでようやく、長期戦状態です。 大変お待たせしました! スリーガールズの登場です!」

 「みんな~こんにちは~ 今日は、私たちのライブに、来てくれてありがとう!」

 「ちょっと、ゆいゆい! 私たちのためのライブじゃないから」

 「アカリッチかたいぞ! お父さんが見てるから緊張してる?」

 「⋯⋯え? 別にそんなことないから⋯⋯」

 「アンタたち! 持ち場に着いて、三人で歌うわよ!」


 「ママ! それは私のものですわよ!」

 「まあ! これは、私のよ!」

 「子供に譲る精神が足りないですわよ」

 「そっちこそ、遠慮を覚えなさい」


 「おっと! 両者、勝負とまったく関係ない所で格闘中だ!」

 「おい! 母娘を黙らせろ! 明里の歌が聴こえて来ないだろ!」


 

 「ク。 やるわね、美羽。 貴方の勝ちよ⋯⋯」

 「ママ! ありがとうですわ。 これで胸を張れますわね」

 「優勝は、櫻井美羽選手! おめでとうございます」

 「勝敗理由は、タダのおかず争奪戦か⋯⋯」

 「ここで、現地のリポーターに中継したいと思います。 瑞稀!」

 「はい! 瑞稀です。 今回の参加者に、一言インタビューさせていただきました!」


 「今回の敗因はなんだと思いますか?」

 「私のお金への執念が足りなかったわね」


 「なぜアイスを食べている時に、お茶を飲まなかったのですか?」

 「オレ、アツイ、ニガテ。 オチャ、ヒッス、シラナカッタ」


 「なぜパーティを組んでいるんですか?」

 「えっと? 色々ありましてです。 まず、家が人間に潰されて⋯⋯」

 「おい、メガネ! 関係ない質問はやめろ!」


 「香織さん。 ミウミウの為にありがとうございます」

 「あら? なんのことかしら? うふふ」


 「ミウミウ、おめでとう!」

 「ありがとうですわ!」


 「以上、異世界大食い大会。 実況は倉石と黒田でお送りしました」

 「まったく⋯⋯なんだったんだ、この大会は⋯⋯後で太一に説教だな」


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