悪友たちの歓迎会
「⋯⋯だだいま戻りました」
「あ! 瑞稀、丁度いい所に帰って来たのだわ!」
「⋯⋯ミウミウ、どうしたの?」
「突然どっかに消えるんですから!」
あの後、義明さんと別れ、先に家に戻って来た私。 ーーミウミウに、どう言い訳をすればいいのか悩みながら、歩いていた。 幸い迷子にならず、帰って来たのだがーー
「さあ、瑞稀! これから、夜のパーティですわよ! 瑞稀も、こちらの無地のシャツとズボンに着替えてくださいまし!」
「パーティ?」
「そうですわ! 歓迎会ですの。 ⋯⋯嫌ですの?」
「行くよ! 会場はさっきの所だね! 出発!」
「え? お待ちになって! ちゃんと、私の話しを聴いてくださいまし⋯⋯」
ミウミウを引っ張られるように、私は歓迎会が行われる会場へ向かった。
「Welcome home, 美羽」
会場に入ると、さっきのメンバーが出迎えていた。
「And Miu’s new friend, 瑞稀-chan.」
「We welcome you.」
「What’s wrong? Miwa told me you’re always smiling!」
みんなが、私を見て何かを話しているが、言葉の意味が理解出来ない。
「はあ。 瑞稀は授業中居眠り、ばかりしているから、英語がわからないのですわ。 これに懲りたら推活だけじゃなく、勉強もするのですわ」
「⋯⋯ごめんなさい。 やっぱり私帰る⋯⋯」
「美羽-chan, aren’t you being a little too hard on 瑞稀-chan?」
「Be a little kinder to her.」
「Hmph. I have to be this firm with 瑞稀. She’s always doing whatever she pleases! うふふ、いい気味ですわ」
ムカ! なんだか、わからないけど、ミウミウに馬鹿にされた! 帰りかけていた足を止めて、ミウミウに向かう。 彼女はドリンクの瓶を開ける所だった。
「If you open that drink, the soda will fizz out!」
「How nice. I was just in the mood for a little splash myself! じゃあ、開けますわよ! ドキドキですわ!」
「わあ!」
「キャア! ⋯⋯って瑞稀! いきなりなんですの! 今から水浴びタイムですわ、制服が汚れてしまいますので⋯⋯オホホ。 もう、手遅れですわ」
『Cheers!』
「え! ⋯⋯すごいカラフル!」
みんなが持っている瓶から、液体が噴出された。 それは、ミウミウに向けて飛んでいく。 当然近くにいた、私にもーー
「Phew. A juice shower really is the best! 瑞稀はドンマイなのだわ! ⋯⋯せっかくの一張羅をジュースで、染め上げてしまいましたわね。 せっかく張り切っていたのに、可哀想な瑞稀⋯⋯ぷぷ」
「ミウミウ! 笑ったでしょ!」
「だって、瑞稀。 私よりも、びしょ濡れですもの。 でも、そう言う瑞稀の顔は、ニコニコで私は嬉しいですわ」
ミウミウの言う通りだった。 なんだろう、この開放感。 私はいい気分になっていた。
「よし! ミウミウ、楽しむぞ!」
「いいえ。 帰りますわよ、瑞稀」
「なんで! せっかく気持ちが乗って来たのに⋯⋯」
「We need to get it cleaned before the juice soaks into the uniform.」
「瑞稀-chan, I’m sorry.」
「そのままでは、風邪を引きますわよ? 服も染み抜きしないといけませんわ!」
「別にこれくらい問題ないよ~」
「瑞稀-chan, this is paint juice.」
「If you leave it like that for too long, the stain won’t come out, you know?」
「そうですのよ。 だから私は、無地の服を着ましたの」
「なんなの? ⋯⋯そんな! 聴いてないよ!」
倉石瑞稀生徒会長! 新年デビュー?




