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倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
冬編

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114/122

間話 とある使徒の暗躍

 放課後、生徒会室で業務の打ち合わせを行う。 今は文化祭について計画を立てていた。


 「⋯⋯以上で説明を終わります。 ⋯⋯なにか質問はありますか?」


 この場のリーダーである生徒会長ーー倉石瑞稀は、アタイたちに問いかける。


 「倉石会長、質問があります!」

 「桐原さん。 質問をどうぞ」

 「文化祭の行事についてですが⋯⋯これでは、あまりにも規模が、小さくないですか? 屋台も無し、体育館での個人発表も無しなんて⋯⋯これは、文化祭ではありませんよ?」

 「桐原さん、文化祭は前回は中止になったんですよ? 復刻しただけでも、充分な事だと思いますが?」

 「それは⋯⋯櫻井副会長はどう思いますか?」

 「舞香様、私は別に興味がありません⋯⋯」

 「そうですか⋯⋯吉澤書記はどうですか?」

 「はわわ。 私如きが意見なんて⋯⋯」

 「そっか⋯⋯みんな文化祭に興味がないんだ⋯⋯」


 落ち込んだ、桐原舞香庶務が黙り込んでしまうーー 


 もう一人の黒田凛会計は、欠席だった。 


 きっと彼女がいたら、言い争いになっていたことだろう。


 そう。 あえて、このタイミングで説明をしたのだ、この生徒会長は。


 「⋯⋯では、反対意見がないのでこのまま⋯⋯」

 「待ちなさいよ⋯⋯倉石瑞稀!」


 突然ドアが開き、黒田凛が入って来た。 そして彼女は、倉石生徒会長に指を指してこう告げる。


 「倉石瑞稀。 貴方は生徒会長をクビよ!」

 「⋯⋯黒田会計」

 「凛ちゃん、どう言うこと?」

 「ふふ。 今日、上に駆け寄って、私を生徒会長にしてもらうようにお願いしたの。 みんな喜んで了承してくれたわね⋯⋯はい、これが証拠」


 彼女は倉石瑞稀へ封筒を叩きつける。 それは、彼女の解雇通知だった。


 「バイバイ、無能な生徒会長。 さて、これから会議を始めます」

 「そんな! 凛ちゃん、無茶苦茶だよ!」

 「桐原舞香。 貴方は黙ってなさい! ⋯⋯あれ? まだいたの? さっさと部外者は出ていってくれるかしら?」



 放課後、校舎裏のベンチに倉石瑞稀は、佇んでいた。 その目には涙が滲んでいた。 己れの無力さを嘆いているのだろう。 ーー使える。


 「はわわわ。 倉石生徒会!」

 「⋯⋯吉澤さん。 私、生徒会長じゃないんだって⋯⋯分相応だったね私には」


 本当だなぁ? 雑魚無能生徒会長さんヨー。


 「あわわ。 そんなことないですよ。 生徒会長は、倉石さんが適任です! きっとなにかの間違いです。 ⋯⋯そこで、提案があるんですが⋯⋯」

 「⋯⋯なるほど。 たしかに、文化祭という正式な場が適切なタイミングですね」

 「あ、あの。 期待してますから⋯⋯」

 「⋯⋯ありがとう。 吉澤さん⋯⋯」


 はは、期待しているさ。 せいぜい当日までに気持ちを昂ぶらせておくんだなぁ?

 ーーこのデク人形を、神子様復活の生贄にしてやる! その儀式のタイミングは、文化祭当日。 会場の凡人共が浮かれる時、我らが神子様が復活なされるのだ。 実に、光栄だろ?


 「⋯⋯⋯⋯倉石瑞稀」

 「こんな所にいたんだ! 櫻井さん、帰りますよ? ⋯⋯どうしたんですか?」

 「⋯⋯かしこまりました。 舞香お嬢様」

 「もう! お嬢様はいらないって」

 「⋯⋯いえ。 これは私のこだわりですので、お気になさらず」

 

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