情報機関
「うぉぉぉぉ!!!空を飛んでるぞ!?」
ガラスでできたような円筒形の乗り物に乗り、ナオミとキーツは、上空にとてつもない速度で上がっている。
「キーツってはしゃいじゃって。子供だなぁ。」
ナオミがキーツを見下す。
「はしゃいでるんじゃない!驚いているんだ!」
キーツの膝は震えている。
わずか2分程で到着した。
天空エレベーターを降りた2人は、エントランスに向かった。
「ナオミ•セントライトです。」
受付の女性がホログラムを操作している。
「ようこそアテナティア。あと赤の騎士団団長キーツ様。」
キーツは見た事もない機械や、自分の情報も知られている事に驚きを隠せないでいた。
情報機関、通称『IS』
全ての国や地域を網羅していて、部署や担当が分けられている。独自の技術の発展により超未来型都市と言われている。コンピューターを操り、ロボットが活躍をして、空を移動するのは当たり前。
「ナオミィー!!」
セキュリティゲートを通過すると1人の女性がナオミに抱きついた。
「アリス!久しぶり!」
「相変わらずナオミは可愛いですなぁ。」
アリスはナオミに頬ずりをしている。
「クランも元気だねぇ!」
クランもアリスに懐いている。
「で?キーツさんだね!?もう何を探してるかわかってるからついてきな!」
アリス•ワンダー
所属:情報機関
役職:第10部署捜査課実行委員長
年齢:18歳
「キーツさんはここは初めてだね?住んでる人達は全員が情報機関の人達だよ。」
街の風景も赤の国とは全く異なり、レンガ造りの家など存在しない。全てが鉄で出来たような外壁に、人々は不思議な乗り物にのって、空中を移動している。
キーツにとっては、目を疑うような光景ばかりが広がっていた。
「じゃあ乗って!」
アリスが球体の様な乗り物を呼び止めた。
「うぉぉぉ!!何だコレは!?勝手に進んでいる!」
「キーツは子供だなぁ。」
またもナオミは見下すように言った。
街中を20分程進んだ頃にたどり着いた。
「随分と時間がかかった気がするが、この上空に来る方が早かったぞ?」
アリスは笑いながら答えた。
「当たり前じゃん!?ここは情報機関だよ!スパイや情報を盗む奴がいたらそれこそ世界的に大惨事!この本部には簡単に辿り着けないようになってるの!」
情報機関本部。全ての情報はこの建物の中に収容されており、データ解析から分析まで行われて保存されている。
「まずは、ナオミが来てくれたから、会いたいって人がいるから、先にそっちね!」
「えぇ〜!!ボクあの人苦手。」
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