神聖力
ー神聖力ー
神や天兵が力の源として生まれながらに使える聖なる力。
ナオミは神聖力を体の一部に集中させて爆発的な力を発揮させる。
「ヘカトンケイルを一撃で!?」
「よし!行こう!」
ナオミはすぐに再出発をした。
諜報機関は、赤の国と黄の国の境に位置してる。
独自の文化を持ち、他国とは一切関わっておらず、勢力図にも位置していない。中立の立場にある。
赤の国からは、森を抜けた先の荒野と黄の国の砂漠の境にある。
その日は森でキャンプをする事にした。
「聞いてもいいか?」
キーツがナオミに問いかける。
「アテナティアって戦争を終わらせる存在だって聞いたんだが?実際の所はどうなんだ?」
「ボクはよくわからない。神父が言うには、ボクが教会に現れた時に、この剣とクランも一緒だったんだって。でも頭の中にはお母さんの記憶が入っている。」
「どういう記憶だ?」
「人間が争いをやめない記憶。」
ナオミの顔つきが変わり、すぐにニコッと笑った。
その一瞬の眼光にキーツは冷や汗がでた。
他にも聞きたい事があったが、キーツ自身は戦いに身を置いている。その後ろめたさを感じて会話をやめてしまった。
「キーツは何で騎士団に入ったの?」
「俺か?俺は親がいなかった。国王は親がいない子供達を皆んな引き取って、生活を与えてくれてる。その恩に報いたくて、騎士団に入った。」
「じゃあ、ボク達は同じだね。親がいない。」
ナオミの笑顔には癒しの効果でもあるのだろうか?
心が洗われる。そっと優しく包まれる。
食事が出来上がった。
「なぁ、クランって何食べるんだ?」
「?」
ナオミは首を傾げて、理解出来ない表情を浮かべる。
「うん?」
聞いたキーツも質問が間違えたかと思った。
「えぇ〜!?クランって何食べるんだろう!?」
ナオミは突然驚きクランのほっぺを両手でおさえた。
「16年間一緒にいて知らないのか!?」
「だって!食べてる所見たことないし!」
体を傾げるクラン。
結局の所は、クランは何も食べていなかった。
聖獣は食事を摂らなくても、空気を取り込むだけで生きていける。
翌朝
出発をして、荒野にも魔物は出たが、2人にとっては問題ない程度だった。
「着いたな。で、どうやって行けるんだ?」
情報機関は遥か上空に位置する。
天空の島。
「ここに、エレベーターがあるの。天空エレベーター。」
何のことかさっぱりなキーツは何もない空間を見ていた。
その何もない空間にナオミが話しかける。
「ナオミ•セントライトです。アリスに会いに来ました。」
上空から光の柱が降りて来た。
キーツは見た事もない光景に顎が外れた。
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