アテナティア
現在
ー赤の王国ー
国王に一報が届く。
「なにぃ!?神器が盗まれただとぉ!」
神器は神々が置いていった武器で、この世に10しか存在しない。かつては戦争の道具に使われていたが、今では扱える人間はほとんどいない。
「キーツを呼べ!」
近衛兵が、キーツを呼びに行く。
今は神父と祭りの打ち合わせをしていた。
「国王よ。これは一大事だぞ。敵対国に知られたら、ここぞとばかりに攻めに来るかもしれん。」
国王は落ち着かない様子で部屋を歩きまわっていた。
既に汗だくのキーツがドアを開けた。
「赤の騎士団団長キーツ馳せ参じました!」
キーツ•ロックハート
所属:赤の騎士団
役職:赤の騎士団団長
別名:情熱の騎士
年齢:27歳
「キーツ!!報告しろ!!」
国王が怒鳴りつける。
「は!今朝方、宝物庫から神器が盗まれている事に気づきました!護衛兵は皆んなやられており、宝物庫の壁ごと破壊されていました!恐らく犯行は夜中だと思われます!城外も検索しましたが、痕跡がありませんでした!」
「ならば、さっさと報告せんか!これが他国に知られたら、均衡が一気に崩れるぞ!白の国か!?」
「ランスロットはこんな事しないかと。」
「とにかく!公にする事はできん!お前の責任もある!探索はお前1人でやれ!」
「は!」
神父が口を挟む。
「それならば、ナオミも連れて行ってくれるか?最近はもう手に余る。後でセントライト教会に来てくれ。」
午後
支度をしたキーツが教会を訪れた。
教会の大きな扉は閉まっている。
ドアを開けようとした瞬間、勢いよくドアが開きキーツの顔面にぶつかった!
「じゃあ行ってきまーす!!」
「まだ待てと言ってるんだ!キーツ君が来ておらん!」
開いたドアから声が聞こえた。
「今・・・来ました、神父。」
「ぎゃー!!ドアが喋ったぁ!?」
キーツはゆっくりとドアを閉める。
キーツの眼前には、金髪でミディアムボブの茶色いチェック柄のワンピースを着た女の子が立っていた。
キーツは目を奪われた。
「か、かわいい。」
「かわいい?ボクは男だよ?」
キーツの顎が外れた。
神父がその子の隣に立った。
「紹介するよ。この子がナオミ•セントライト」
「神の子アテナティアだ」
ナオミ•セントライト
所属:セントライト教会
通称:アテナティア
年齢:16歳
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