↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
4/5

センブルク


目的地をセットし、自動運転が起動…。案内ルートが表情され、到着予定時間は2時間との事…。


車の中は静寂に包まれている、お互い今日が始めましてだからだ。


すると、シオリの方から先手を打ってきた。


なんで"センブルク"にするの?不意に隣に座っているシオリが聞いてくる。彼女はゲームに参加する為に組まされたバディだ。


【聞きたいのか?】


そう返すと、シオリは小さな頭を縦にぶんぶんと振り返答を待つ。


【武器を調達する為さ、、、】


そう言い、悪い顔を浮かべる


センブルクは治安が悪い事で有名で、他の都市に比べ1日の犯罪件数1位…&死亡数1位。


となっている為、とてもではないがオススメ出来る所ではない。


俺に借りがある奴がセンブルクに住んでるんだ。

そいつから、利息付きで借りを返して貰うんだ。


【うん、理解した。】


反論などが投げかけられると思ったが、特になかったらしい。俺の計画に納得した様だった。


しばらく、車を走らせたのち…。


センブルクに向かう道中、レバロンに差し掛かった。


中央国家《レバロン》


すべての原点、ここから始まった。祖先たちが積み上げて来たものを、風景として感じられる場所。


人類のすべてがここにある。


高度に発展した街、流行の最先端。

とてもではないが、地下世界とは思えないぐらい煌びやかな街並みが並んでいた。


しかし所々に歪さを感じる場面が見られた、ホームレス、ヤク中…警察の腐敗。


【こんなクソな世界、潰れりゃ良いのに。】


歯を食いしばり…そう呟く…。


レバロンを通り過ぎ、車を北へ走らせる。


すると、段々と煌びやかな場所から、一転…地獄の様な風景を目の当たりにする。


ロケットランチャーを構えた暴走族が人を引きずり回し、チェンソーを吹かし追いかけ回す変人。警察署など落書きだらけで、機能していなさそうだった。


まるで、世紀末ヒャッハーな世界だ。


自由の国《センブルク》


すべてが自己責任、ここではルールはない。


人が制限される事はないが、自分を守るルールもない…。すべてが自業自得の国


【ここなら、俺等が問題をおこしても捕まる事は

ないだろ…】


そう、センブルクならお尋ね者がやらかしても、誰も気にも止めないし、口を挟むこともないだろう。


【ぐっ…ぐぅ~むにゃむにゃ】


相棒は長旅でおねむの様だ。


【やっぱり…ガキだな】


シオリの寝顔を見てそんな事を思っていると。


(到着しました、ご乗車ありがとう御座いました。)


自動運転に設定した場所に到着を告げるため、

アナウンスが車内に流れた。


その音でシオリも目が覚めた様で目を擦りながら。


【もぅ…つ、着いた?】


夢の世界から急に起こされ、若干寝ぼけているようだ。


車は一軒の家の前に停車した。


【あぁ、着いたぞ。】


そう言い、シオリに声をかけ車を2人で降りた。


すると、車は自動で発進して来た道を帰っていった。


【ここであってるの?】


そんな言葉がシオリから出るはずである、その家はボロボロのあばら家だからだ。


【悪りィな…これが俺の家だ】


そう…ここはロットのアジトだった。


呆然と立ち尽くすシオリを他所に、ロットは家の方に歩を進める。


ドアを開け、部屋の電気をつけると古いカセットテープ、オーディオ、ブラウン管テレビが散らばっている。


【まあ、気楽にくつろいでくれや】


シオリに声をかけて、我が家に招き入れた。













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。