第55章
シカゴ行きは五百万ドルの融資または投資の交渉に関わる重要なものだった。そして、シッペンスに会って、保有する不動産の段階的な処分についての報告を求めた。
彼の注意を必要とするもう一つの問題は、シカゴの鉄道大手の一社に対する最近の訴訟だった。そこは数年前にクーパーウッドが最初に建設して運営していた高架鉄道のうちの二本を引き継いでいた。しかし、クーパーウッドがシカゴから撤退してロンドンに行ってしまうと、これらの路線は経営不振に陥り、それまで好調だった一般客からの収入を失っただけでなく、投資家にずっと保有されていた株式の利息をなくすほどの巨額の赤字に直面した。実際、地元では、公益法人史上、この鉄道会社ほどの完全な破綻は例がないと力説された。そして、この損失がクーパーウッドのせいにされたため、破綻は自分の責任ではなく、その資産を引き継いた者たちの不手際によるものだと投資家に明らかにする必要があった。説明後にクーパーウッドは『詐欺師』ではなく『金融の魔術師』と呼ばれるようになったが、それは彼がこの路線を運営していた当時、自社株に対して八から十二パーセントの配当を支払っていたことが周知の事実だったからである。今回は、借りに来た五百万ドルを確保しただけでなく、自分の評判を大いに高めて立ち去った。
しかし、このシカゴ行きに関連して予期せぬ出来事があった。それはローナ・マリスの再登場だった。ローナはクーパーウッドがシカゴにいるという新聞記事を見て、自分への関心を復活させたい一心で彼を探し出した。しかし、ローナの思いは失望に終わった。このときには彼の気持ちは変わっていた。ニューヨークへ、そして最終的にはベレニスのもとへ戻りたかった。しかし、ローナの服装が、最後に会ったときよりも羽振りがよくない状況を反映していることに気がつき、近況を調べたくなり、人気の魅力も収入も減ったことを知ったので、暮らし向きに関心があるふりをして、彼女のために一定の引出金勘定を手配し、さらに演劇プロデューサーが彼女のキャリアに関心が向くように何ができるかを検討すると保証した。一連の好意はローナの本来の勇気と陽気さを効果的に再燃させた。
しかし、列車に乗り、プラットフォームに立って最後の別れを惜しんで手を振るローナの横を列車が通り過ぎると、クーパーウッドはすべての生き物と力が織り成す変化に富んだ十字模様を思わずにはいられなかった。ここで彼は、シカゴの株主たちに攻撃され、同時に日刊紙、ニューヨークのアイリーン、ロンドンの美しいベレニスに見張られていた。当然、ベレニスはアイリーンよりも彼を信じていなかった。それにしても、一体どうしてだろう? 感情、官能的な嗜好、異なるタイプの人間に対する反応は、彼が発明したものでも創造したものではなかった。
カタッ、カタッ、カタッ! と、車輪はレールの上を走った。ポッポー! ポッポー! と、エンジンが声をあげた。人生、時間、変化をぼんやりと考えながら見つめる窓の向こうで、似たような景色が、時間と同じように流れるように過ぎ去った。




