表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
植人  作者: NAO
28/60

三者協議

【東京都 千代田区 永田町 首相官邸 地下 第3会議室】


 ワシントンとロンドンからのホットラインは日本を含めた三者協議の打診だった。


 日向首相は須賀官房長官と''訪問者''久島一郎を同席させて協議に臨んだ。


 ちなみに二朗と三郎は政府が用意したセーフティハウス(政府要人が使う緊急避難用の隠れ家)に滞在している光太郎ドングリと山岸夏乃に会いに行って不在である。


「サミット再会まであまり時間が無いので大まかな方針の擦り合わせを行いたい」

ペンス米国大統領が発言した。


「我が国は米国と同じく''訪問者''の方々と共に人類が有益な進化を模索する為に、新しい世界秩序が必要だと考えます」

英国のリンドバーグ首相が日向に語る。


「チャールズとマイクの他に仲間は居ないのですか?」

日向首相が指摘する。


「現在シェルパ達に探らせているが、カナダとオーストラリアはこちらに耳を傾けそうだが、欧州が怪しい」

ペンスが答える。


「どうやらロシアとフランスがより''強い''人類を産み出す方針に傾きつつある」

英国のリンドバーグ首相が懸念を示した。


「中立を保ちたいドイツは厳しい状況だ。下手をしたらフランスとドイツ双方から攻められてしまうからな」

ペンスが説明する。


「だからフランスかロシア、どちらか1国をこちら側に引き込みたいのさ。マコト、いい知恵はないかい?」

協力を要請するペンス大統領。


「フランスのマリー大統領はかなり感情的となっていたが''訪問者''のボスムトゥイは自然の流れを重視する中立的立場だと思います」

日向首相がフランス説得を提案した。


「フランスと違いロシアは厳しい気候柄、自然と極寒・酷暑の厳しい生存競争を目の当たりにしてきたポピガイや、灼熱の砂漠に居たクイーンのような思考に賛同するのでしょう。

 また、広大な領土を統治するには強力な力が必要というロシア民族主義の考えは強い種を進化させたい彼らの希望に沿うものです」

日向が考えを述べた。


「うちのケルトも同じ所見だ。それと、ロシアにも希望はある」

リンドバーグが言う。


「もう一人の''訪問者''タイガはツングースカ大爆発の当事者です。彼は人類への贖罪を望んでいる。イェシカ大統領への説得を働きかけるべきだろう」

ケルトが説明する。


「チャールズに同意する。万一、G8が分裂したらフランスを説得し、ドイツを救う。

ロシアには内部から翻意を促すことにしよう」

ペンスが言った。


「マイク、我が国はオーストラリアのクイーンと対話して説得したい。それと、植人の研究を進めて能力の有効な使い方を模索する事に注力したい。米英の研究員をこちらで引き受けても構わない」

日向が申し出る。


「オーケー、マコト。研究のリードを頼む。政治は我々が担当しよう」

ペンスが応え、リンドバーグ首相も頷いた。


 ペンスが気合いを入れて日英首脳に声を掛ける。


「さて諸君ジェントルメン。第2ラウンドと行こうじゃないか!」

ここまで読んで頂きありがとうございましたm(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ