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山田大地、連行される。

「あ、あの。リナさん?」


俺の声に気付いたリナさんは、直ぐに姿勢を正して近づいてきて、無言で俺の手を握り村の方に歩いていく。


これは従った方が良さそうだと思った俺は、そのままリナさんに付いていく事にする。


少しして後ろを見ると、ピナちゃんが、オロオロした感じで付いてきていた。俺は空いている手を伸ばし、彼女の手を握る。

ピナちゃんは安心したのか、こちらに笑顔を見せ握り返してくれた。



残った漁師さんたちだが、気絶したサラさんに追い討ちをかけるように踏んづけていた。


「このばかサラ!テメェ何してやがんだ。」


「そうだ。ダイチさんに抱きつくなんて羨まけしからん事しやがって。」


「俺たちにも優しい男性は、希少なんだぞ。」


「万死に値する」


「俺たちも、あの胸に顔を押し付けてみたいんだ。」


うん、聞こえなかった事にしよう。



暫く、リナさんに引っ張られながら進むと、村長の家が見えてきて、そのまま中に入っていく。


そして、リビングに着くと、俺を連れてくるのに集中してたのか、リナさんは自分がここに来るまで、ずっと手を握ってきた事に慌てたが、直ぐに冷静になり、椅子に座るように正した。


俺はそれに従い、椅子に座り、ピナちゃんは隣に座る。


それをみて、リナさんも対面の椅子に腰を下ろした。


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