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山田大地、冗談にのる。
俺が、シエルさんたちを見送っていると、後ろからサラさんが声をかけてきた。
「ところで、ダイチさんはどうして船着場に?もしかして、私に会いたくなったとか?」
冗談を言う様な声色で聞いてくるので、俺はそれにのるように悲しそうな顔を作って返事を返す。
「そうですね。サラさんに会えなくて寂しかったです。」
すると、周りにいたリナさんやピナちゃん、漁師の人達が驚愕した顔になった。
サラさん本人は、俺の返答が予想外だったのか、最初はびっくりしていたが、直ぐに下を向き、身体を震わせていた。
怒らせたかなと思った俺は、直ぐに謝ろうと声を掛けようとするが、その前にサラさんの顔が上がる。
その顔は、目の焦点があってなく、口から涎が出ていて、けして他人に見せてはいけないだろう状態だった。しかも、なにか、呟いている。
「初デートは、夕陽を見ながら砂浜を散歩し、夕食を一緒に食べて、夜は愛し合う。そして、朝はおはようのキス。そして、仕事に行く時に行ってらっしゃいのキス。我慢できなくてそこで、愛し合う。」
暫く呟いていたが、目の焦点が俺を捉えると、叫んだ。
「ダイチ。結婚するぞ!」
そして、襲ってきた。




