山田大地、村長と話す。
リナさんたちに続いて、奥へと進んでいく。そこは、リビングなのだろう、椅子やテーブルがあり結構広かった。
「だいたいの話は、サラから聞いてますよ。お茶を用意しましたから、そこに座ってゆっくりしてください。」
リビングには、緑髪の女性が座っていた。この人が、村長なのだろう。想像していたより全然若い。リナさんたちとそんな変わらないように見られた。
俺は、ピナちゃんにお礼を言い、手を離す。少し残念そうな顔をしていた。
いすに座ると、改めて村長が話し始めた。
「私の名前はエレナ。タイラ村で村長をさせてもらっています。事情は、サラの方からだいたい聞いています。国の方に確認してもらうよう手紙を出しますので、ダイチさんの覚えていることを教えてもらってもいいですか。少しでも情報があればそれによって速くわかると思いますので。」
「ありがとうございます。名前は、ダイチといいます。年齢はわからないですが、結構上だと思います。スキルは回復魔法が使えます。あとは、一般的なことはわかってると思うんですが、不安なとこもあると思います。」
「記憶がないというのは不安でしょう。年齢については外見的に、50歳ぐらいと書いておきます。スキルも珍しい者ではないですが、特殊魔法なのでそんなに時間もかからないと思います。」
「あと、ダイチさんぐらいだと奥さんや子供いるはずですから、逆に捜索がされているかもしれません。なので、国から返答が来るまではこちらに滞在してください。不自由があれば、できる限り対応しますから安心してください。」
エレナさんは俺を見て、優しく語ってくれた。
「ありがとうございます。リナさんからも聞いているので、大丈夫です。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。滞在中、私に何かできることがあればお手伝いさせてもらいますので、なんでもおっしゃってください。」
エレナさんは、俺の言った言葉に驚愕したが、笑みを浮かべ頷いてくれた。
「その時はお願いします。さぁ、もうすぐお昼になりますし、食事を用意しますね。リナ達も食べていきなさい。」
そこからは、みんなで食事をとりながら、村のことを教えてもらった。




