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山田大地、ほっこりする。

村長に国に問い合わせしてもらう為、俺とリナさんたちは、タイラ村に向かった。


一応ラノベで使われる記憶喪失設定で、なんとかこの場は、大丈夫だったけど、

国に問い合わせても登録されてないから、役人が来た時どうなるかだな。

まぁこんな老人だから無理やり結婚とかはないと思うけど。

そんな事を思いながら歩いていると、隣から視線を感じた。


前にはリナさんとサラさんが何やら小声で喋りながら歩いている。

なので、隣を歩いているのは、ピナちゃんである。

そっと隣を見てみると、藍色の瞳が何かを追うように、揺れていた。


みられているものを確認してみると、俺の手だった。


なんとなく、ピナちゃんが思っている事が分かったので、それを叶えてあげようと、こちらからお願いする形で、声をかけた。


「ピナちゃん。」


手に集中していた為か、いきなり名前を呼ばれた為か、びっくりした顔でこちらを見上げてきた。


「これからそう呼んでもいいかな?あと、私はどうも目が霞やすくてね。出来れば、手を繋いで村まで連れて行ってくれないかな?」


少しして理解したピナちゃんは、力強く何回も頷き、ゆっくり手を繋いでくれた。嬉しそうに笑みを浮かべながら。


それを見た俺は、ほっこりした気持ちで前を向いた。


そこには、羨ましいそうな顔をしているリナさんとサラさんが此方を見ていた。




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